はじめに
Oracle Autonomous Database for Excel は、Microsoft Excel と Oracle Autonomous Database を直接連携させるアドインです。Excel から直接データベースをクエリし、結果をワークシートに表示できます。
このアドインには 自然言語クエリ(Natural Language Query) 機能が搭載されています。SQL を書かなくても、「売上が最も高い映画を見せて」のような平易な日本語でデータベースに問い合わせができます。裏では LLM(大規模言語モデル)が自然言語を SQL に変換して実行してくれます。この自然言語クエリ機能を試してみました。
以下の操作フローでデータを取得できます。
① Excel の「Oracle Autonomous Database」メニューを開く
② Autonomous Databaseに接続
③ 「Natural Language」を選択
④ クエリ対象のテーブルと AI プロフィールを選択
⑤ 自然言語でクエリを入力(例:"show movie with highest sales")
⑥ 「Generate SQL from natural query」をクリック
⑦ 自動生成された SQL を確認・実行
⑧ 結果がワークシートに表示される
事前準備
- Oracle Autonomous Database(Serverless)がプロビジョニング済みであること
- ADMIN ユーザーでの接続が可能であること
- Microsoft Excel がインストール済みであること
-
DBMS_CLOUD_AI の設定が完了しており、AI プロフィールが作成済みであること
- AI プロフィールは使用する LLM(OCI Generative AI 等)への接続情報を含む
手順
Step 1:ADPUSER ロールの付与
アドインを使用するには ADPUSER ロールが必要です。ADMIN ユーザーで Database Actions の SQL ワークシートを開き、以下を実行します。
GRANT ADPUSER TO <ユーザー名>;
Step 2:アドインのダウンロードとインストール
2-1. アドインファイルのダウンロード
- Database Actions にログイン
- 右上の 「ダウンロード」メニュー を開く
- 「Microsoft Excel/Google Sheets アドイン」 を選択してダウンロード
注意:
ADPUSERロールが付与されていない場合、「ダウンロード」メニューが表示されません。Step 1 を先に完了してください。
2-2. 接続ファイルのダウンロード
アドインのダウンロードのページにある 「接続ファイルのダウンロード」 ボタンから接続ファイルをダウンロードします。
2-3. Excel へのアドインのインストール
- Excel を開く
- 「挿入」タブ → 「アドイン」 → 「個人用アドインの管理」を選択
- ダウンロードしたファイルを指定してインストール
インストール完了後、Excel のリボンに 「Oracle Autonomous Database」 タブが表示されます。
Step 3:Autonomous Database への接続設定と接続
-
Excel リボンの「Oracle Autonomous Database」タブを開く
-
「接続」をクリック
-
ダウンロードした「接続ファイル」をインポートダイアログで選択し、表示された「一般接続」を選択して「インポート」をクリック

Step 4:自然言語クエリの実行
5-1. Natural Language メニューを開く
5-2. テーブルと AI プロフィールを選択
- ドロップダウンからクエリ対象の テーブル を選択
- ドロップダウンから使用する AI プロフィール を選択
5-3. 自然言語でクエリを入力して SQL を生成
クエリ入力欄に自然言語でクエリを入力し、「Generate SQL from natural query」をクリックします。
入力例:
部門ごとの給与合計
5-4. SQL を実行して結果を取得
「Execute SQL」をクリックすると、生成された SQL が実行されてワークシートに結果が表示されます。
おわりに
Oracle Autonomous Database for Excel アドインの自然言語クエリ機能で自然言語をつかってデータベースのデータをExcelシートに抽出することができました。








