お疲れ様です、山田(@kentyama)です。
普段は東京を拠点に、経営者や投資家向けに完全隔離型の「プライベートAI環境」を構築するラボを運営しています。
今日は、世間の「お勉強系リスキリング」に対するちょっとした違和感と、万年人手不足と言われるIT業界の「採用のミスマッチ」について、コーヒーでも飲みながら軽めに語らせてください。
かつて私は元ヤフーのエンジニアで、大規模システムの開発や運用をやっていました。
退職後、ITの世界を離れて全く違う教育関係の仕事をしていたこともあり、現代のモダン開発の主役である Python も、 Docker のコンテナ構造も、 Git の細かいコマンドや仕組みも、ほぼ知らないという状態でした。
しかし、2026年の現在、私はAIマシンの前に座り、最先端のローカルLLMを回し、Pythonコードを生成させ、外部データを組み合わせたRAG環境を構築して、日々の思考整理にフル活用しています。
過去の空白を埋めるための地道な勉強や、IT資格の暗記なんて、ぶっちゃけ1ミリもしていません。
なぜ、そんな一足飛びのワープができたのか?
答えはめちゃくちゃシンプル。
「知らないコードや環境構築の手順は、すべてAIに丸投げしたから」です。
1. 過去の延長線上で「お勉強」をする悲劇
今、界隈を見渡すと、
「これからはPythonだ!」
「Reactをマスターしなきゃ!」
「ITの資格を取るためにガリ勉するぞ!」
と、スクールに通ったり分厚い技術書を読んでカリカリ暗記している人がたくさんいます。
それ一番効率が悪いやり方です。
コードを書いたり、環境構築のコマンドを叩く作業なんてものは、今の時代AIにプロンプトを投げれば数秒で終わります。
私たちが本当に時間を使うべきなのは、「手を動かす作業」ではなく、「それを使ってどんな成果(アウトプット)を出すか」という、全体の構造(アーキテクチャ)を決めることだけです。
AIという最強の外部脳がある時代、技術のブランクや知識の空白は、何のリスクでもありません。
過去の延長線上で必死にアップデートを続ける大衆の努力から脱獄して、波に乗って未来へワープする。これこそが、スマートなエンジニアの特権だと思うわけです。
2. 「キーワードてんこ盛り」の求人に物申したい
この「AI前提の時代」において、多くの企業(特に人事や非エンジニアのマネジメント層)が犯している致命的な勘違いがあります。
求人サイト(特にSESや中途採用)を見ると、判で押したようにこんな募集要項が並んでいませんか?
【必須要件】
React, TypeScript, Docker, AWS, Microsoft Azure, Node.js, Python, Java, JavaScript, PHP, Go, PostgreSQL、実務経験3年以上必須、云々……
いや、どんだけ贅沢なパズルのピース探してんねん、と。
中途半端にトレンドの技術用語をこれでもかと書き連ねて「即戦力」を探そうとする。
でもね、エンジニアって「使い捨てのパーツ」にされることを極端に嫌う生き物なんです。
流行のカタカナ語で飾られた求人の蓋を開けてみれば、実態は労働力の切り売りや横流し現場だったりする。そんな組織に、本物の優秀な人間が定着するはずがありません。
結果として、人がすぐに辞め、万年人手不足になり、無駄な求人広告費やエージェント費用をひたすらドブに捨て続ける局面に陥る。そんな恐ろしい負のスパイラル、もうやめませんか。
3. 「ブランク不要、AIと一緒に覚える」という真のスマート採用
人手不足で悲鳴を上げている経営者やPMが、今すぐ切り替えるべきセンターピン(核心)は、足切りの基準そのものです。
「最新技術の経験なんていらない。ブランクがあってもいい。知らないことはAIを活用して1秒で解決しながら、我々のビジネスの『目的』に向かって一緒に走れるエンジニアを募集します」
こう宣言するだけで、世の中に大量に埋もれている「ブランクを理由に一歩踏み出せないでいる、潜在的にめちゃくちゃ優秀なベテランエンジニア層(かつて泥臭い修羅場をくぐってきた強者たち)」を、ごっそり惹きつけることができます。彼らの持つ「大局を見る眼」や「設計思想」は、AIには代替できない本物の資産です。
最新のフレームワークなんて、AIを相棒にしながら現場の実務でキャッチアップしていけばいい。それだけのことです。
道具(技術用語)に振り回されて現場を消耗させる三流のマネジメントを捨て、道具を動かす人間のポテンシャルを信じること。それこそが、これからの激動の時代を生き抜く最高の組織戦略だと私は確信しています。
プライベートAIラボラトリー代表 山田 健太郎
👉 https://kentyama.github.io/