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AIで作ったらオリジナルじゃないらしい。んなわけあるか。

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Last updated at Posted at 2026-10-13

AIをあまり使ってない友人と話した

最近AIで音楽とかゲームとか作ってるんだよね、と友人に話した。

そしたら「でもそれってオリジナルなの?」「学習元があるんだから、コピーとか模倣を作ってるだけなんじゃないの」と言われた。

あー、なるほど。そう見えてるのか。

僕はAIをめちゃくちゃ使っている。仕事でも使うし、問い合わせ対応を自動化したり、脆弱性やバグを直して本番に反映するところまで組み込んだりしている。最近はゲームや音楽、ミュージックビデオも作る。

なので、AIについて考える時間は長いんだけど、「AIで作ったものはそもそもオリジナルなのか」という話は、最近あまりしていなかった。

数年前にはよく聞いた気がする。もうみんな納得したということでは全然なく、単に僕の周りがAIを使う人ばかりになっていたんだと思う。

友人も別にケンカを売ってきたわけではない。普通に疑問だったんだろう。だからこそ、結構印象に残った。

ポンと出せる。気に入るかは別

使っている側の感覚としては、AIって結局、手段なんだよな。

音楽なら、頭の中にぼんやりあるものを曲にしやすくなった。自分で楽器を弾いたり歌ったりできなくても、作れる範囲が広がった。

ボーカロイドや打ち込みが出てきて、できることが増えたのと近い感覚でいる。もちろん違いはいろいろあるけど、僕個人にとってはそんな感じ。

で、確かにポン出しはできる。「こういう曲を作って」と入れたら、曲が出てくる。これは本当にすごい。

ただ、出てきた曲を聴いて「これでいいや」となるかというと、あまりならない。

なんか違う。普通に聴けるけど、別に好きではない。こういうのが欲しかったわけじゃないんだよな、となる。

そこからあれこれ直すんだけど、これがまあ思い通りにならない。そこは変えなくてよかったのに、とか。さっきより近づいたけど、さっきのほうがよかったな、とか。自分でも面倒くさいことを言っていると思う。

たぶん、欲しいものが僕の中でも曖昧なんだよね。実際に聴いてみないと分からない部分がある。

AIのおかげで、その曖昧なところから作り始められるようになった。でも、出力されたものを自分が気に入るかどうかまでは、面倒を見てくれない。

ポン出しの全部がダメだとは思わない。ただ、僕がやると、どこかで聴いたような、妙に無難なものになりがちだ。曲にはなってるんだけどなあ、という。

ゲーム作るの簡単すぎる。面白くするの難しすぎる

これはゲームを作っていて、もっと強く感じた。

ゲームって、こんなに簡単に作れるようになったんだ。すごい。

と思ったあとに、

あれ、これ全然面白くないな。

となる。

ちゃんと動いている。操作もできる。不具合を直したらもっとよくなるかと思って直す。別に面白くはならない。まあそうか。不具合のせいじゃなかったか。

ここはかなり厳しい。

前なら「作りたいゲームはあるけど、実装できない」で済んでいたところが、実際に遊べる状態になってしまう。遊んでみたら、自分が考えた仕組みがそんなに面白くなかったりする。

しかも遊ぶ人にとっては、AIで作ったかどうかなんて、それこそどうでもいい。つまらなかったら閉じる。僕もそうする。

作れることと、面白くできることって、本当に別なんだなと実感している。

コピーしてるだけ、と言われると

そんな状態なので、友人の話を聞いて、あまりにも見えているものが違うなと思った。

僕は「どうすれば欲しいものが出るんだ」と試行錯誤しているつもりなんだけど、外からは「すでにあるものを簡単に持ってきている」と見えている。

もちろん、苦労したらオリジナルになるわけじゃない。それはそう。

ただ、学習元があるからオリジナルではない、というのは、やっぱりしっくりこない。

僕だって今まで聴いてきた音楽や、遊んできたゲームにめちゃくちゃ影響されている。これ好きだったな、こういうの作りたいな、というところから始まることも多い。

人間とAIの学習が技術的に同じだと言いたいわけではないし、学習データの扱いについての問題は別にある。

でも、何かを見たり聴いたりして、それをもとに新しく作ること自体は、人間も普通にやっている。学習元の存在だけで「それは創作じゃない」となると、僕もだいぶ怪しくなる。

AIを使っていても、結局は自分の好みがしつこく出てくる。この感じは好き、これは嫌、ここは絶対変えたい、みたいなことを延々やっているので。

それも含めて、僕は自分で作っている感覚があるんだけど、触っていない人に伝えるのは意外と難しいのかもしれない。

「AIじゃん」にちょっとへこむことはある

YouTubeなどでも、AIを使っていることについてコメントをもらうことがある。

もちろん、曲や映像を気に入ってくれるコメントも来る。普通にうれしいし、かなり励みになっている。

そのうえで、「AIじゃん」みたいな反応に、ちょっとへこむこともある。

いや、AIです。そうです。隠しているわけでもないです。

なんだけど、そこで話が終わると、あ、そっか、となる。

うまく言えないけど、曲を聴いてもらおうと思って出したら、使った道具の話が返ってきた感じなのかな。

ただ、見た人にAIっぽさが気になったなら、それも普通に感想なんだよね。「そこじゃなくて曲について話してください」と要求するのも変だし。

僕自身、「AIじゃん」って、要するにクオリティが低いというのを言い換えている場合もあるんだろうな、と思っている。雑なところとか、ありがちな感じとか、そういうのが先に目についたのかもしれない。

そう受け取って直せるところを探すこともある。

とはいえ、コメントした人が本当にそこまで言っているのかは分からない。単にAIだと気づいて書いただけかもしれない。勝手に深読みして勝手にへこむのも、だいぶ燃費が悪い。

まあ、ちょっと悲しいものは悲しい、くらいの話です。

好意的なコメントは素直に喜んでいるのに、たまに来る一言も妙に気になる。作って公開するって、こういうことなのかもしれない。AIに限らず。

そのチェック欄、いつまであるんだろう

あと、作品を公開するときに、AIを使ったかどうか申告する場面があるじゃないですか。サービスによって聞かれる内容は違うけど。

ああいうのを見ると、三〜五年後にも同じ聞き方をしているのかな、と思う。

全部生成したのと、素材の一部を作ったのと、コードの修正に使ったのでは、やっていることがかなり違う。でも今後は、そのどこかにAIが入っていること自体は、もっと普通になるはずで。

今の制作物って、ほとんど何かしらデジタルの道具を使っているけど、それだけでまとめて扱ったりはしない。そのうちAIもそんな感じになるんじゃないか。

必要な説明や表示は残ると思う。けど、「AIを使っています」というだけの大ざっぱな区別は、そのうちあまり意味がなくなりそうな気がする。

というか、僕が日常的に使いすぎて、すでにそう感じているだけなのかもしれない。友人と話した限り、まだ全然そうでもなかった。

で、また作っている

友人と話して、自分の中では当たり前になったことが、外では全然当たり前じゃないんだなと思った。

僕にとってAIは、もうかなり普通の制作手段になっている。でも、作品より先に「AIで作った」というところが気になる人もいる。その差は、しばらくあるんだろう。

たぶん、説明したところですぐ埋まるものでもない。

それより今は、作っているゲームをもうちょっと面白くしたい。曲も、もう少しどうにかしたいところがある。AIがこんなに便利になっても、気に入らないところは普通に残る。困ったことに。

なお、この文章もAIに整えてもらっている。

最初の文章が整いすぎていたので、「AI文章すぎるから直して」と頼んだ。今度は自然にしてくれと頼んでいる。

そんな注文をつけているあたり、僕は僕で、作りたいものがあるらしい。

宣伝

せっかくなので宣伝します。

これだけ書いたあとだと出しづらいな。面白いかどうかは、実物で。

「WAZATO」というゲームを作っています。10月末発売予定です。気になったらウィッシュリストに入れてもらえるとうれしい。

WAZATO

Steamはこちら

音楽はYouTubeに投稿しています。

七百文字の「なんでもない」

YouTubeはこちら

ここまで読んでくれた人、よかったら遊んだり聴いたりしてみてください。

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