このエントリーは with Advent Calendar 2025 の23日目の記事になります。
株式会社withでプランナーチームのリーダーを務めている@kentarhythm です。
この記事では、私がCoachEdのマネジメント支援プログラムで学んだコーチングスキル 『承認』 について共有いたします。
チームメンバーと良い関係性でプロダクト開発を行っていくために役立つスキルです。
一緒に実践していきましょう。
【要チェック】メンバーを承認していない人の主な傾向
皆さんは一緒に働くチームメンバーを承認できていますか?
当然ですが承認不足な状態の人間は、不安感に襲われ、パフォーマンスが低下します。メンバー同士で承認し合うことはチームビルディングのファーストステップであり、開発を加速させます。
もし、以下の項目に当てはまる方は、メンバーの承認が足りていない可能性があります。
確認してみましょう!
承認=甘やかし/評価という認識がある
相手の欠点に意識がいきやすく、ここで承認すると慢心する、気が緩む、つけ上がるといった考えがあります。また、褒め言葉を優秀・成功判定と捉えがちです。ストイックな気質の方、叩き上げで成果を出してきた方にありがちで、結果が出ていないのにカジュアルに承認するのは嫌だと考えたり、嘘を付いているような感覚に陥ることがあります。
コントロールしたい/優位性を得たい
相手の能力を肯定的に捉えることで、相手が自分よりも優秀であるかのような感覚に囚われ、結果的に影響力が下がると無意識に感じます。自分の能力や立場に不安がある場合に起こりがちで、組織構造やカルチャーによっても誘発されやすくなります。
承認の仕方が分からない
自分が過ごしてきた家庭、学校、職場などの環境で承認の言葉が少なかったため、コミュニケーションの場面で浮かぶ承認の語彙が少ない可能性があります。また、自分が承認されると照れや不安が起こりやすいという方は、他者にそれをしようと思えないこともあります。
そもそも承認は“褒め”じゃない
注意しておきたいのは、承認=褒めではないということです。
コーチングにおける承認。それは相手のありのままの事実・存在あるいは変化に気づき、それを言語化し、価値や意図を認める関わりのことです。
| 評価を含める「褒める」 | 評価を含めない「承認する」 |
|---|---|
| ◯◯さん、新しい髪型いいですね | ◯◯さん、髪型変えたんですね |
| ◯◯さん、毎朝早くて素晴らしいです | ◯◯さん、毎朝◯時台に仕事を始めていらっしゃいますね |
| ◯◯さんの新しい取り組み、1ヶ月も続いているのすごい | ◯◯さんの新しい取り組み、もう1ヶ月も続いてますね |
| ここ半年で◯◯さんがこんなに成長して立派だ | 半年前に◯◯さんができなかったことが今自然とできるようになっている |
| ◯◯さんが提案した新しい施策はいい結果を生んでいる | ◯◯さんが提案した新しい施策を試してみた結果、他のメンバーからの提案内容が増えている |
承認=褒めという認識はありがちなのですが、そのうえでそもそも褒めることに抵抗がある方は、相手を承認しているとは言い難い態度をとりがちです。ありのままに気づき、それを伝わるだけで実は立派な承認です。何気ない言葉の積み重ねは「あなたを見ていますよ」、「あなたの存在を受け入れていますよ」という表明となり、信頼を構築していきます。
承認の種類
承認にも種類があります。
存在承認
相手の存在に気づいていることを伝えます。
例:「おはよう」、「元気?」、名前を呼ぶ、相づちを打つ、目線を合わせる、感情を認める(例:嬉しかったんですね)
行動承認
望ましい行動に気づき、伝えます。
例:「〇〇さんに相談されたんですね」「早速試してみたんですね」「気づきを得たんですね」「毎日、続けているんですね」
成果承認
成果や達成について認め、伝えます。
例:「それは挑戦した結果、得られたことですね」「行動してみないとわからない経験をされたんですね」「目標に向けた一歩を歩み始めましたね」「ついに、やり遂げましたね」
成長承認
成長や変化を認め、伝えます。
例:「以前から出来てらっしゃいましたが、一段と上手くなりましたね」「以前よりも◯◯ができるようになりましたね」
コロナ禍以降のリモートワークでは社員同士の何気ない存在承認が特に減ったように思えます。withはフルリモートですが、私の場合は定期的に出社し、所属部署を超え、オフラインで存在承認を実践することを心がけています。お声がけしたお相手と何らかのプロジェクトでご一緒した際、それがオンライン上でもお互いに安心感があるように感じられています。
褒めと承認を区別しておくメリット
褒めが苦手な人でも実践しやすい
相手が結果を出せていない状況下も使えるので、嘘にもなりません。
事実、努力、意図、価値の言語化なので、結果に向かっていく途中、あるいは失敗をしてしまった後でも関係が壊れにくいです。
心理的安全性が上がる
成果だけを扱われないという安心感を与えることができるので、相手の試行錯誤が増えたり、相談のハードルが下がります。
評価依存を作りにくい
「認められるため」ではなく「自分は何を大事にして動いたか」に目が向きやすくなります。褒めが中心になると、相手が褒め待ちな姿勢に偏ってしまうこともあります。
上下意識やコントロール感が出にくい
褒めは上からの評価に聞こえることがあります。観察に基づく承認はフラットな発言として捉えられやすいです。
まとめ
褒めと承認の使い分けで、あなたとチームメンバーの関係性を向上していきましょう。
また、仕事のみならず、恋愛、夫婦関係、子育てなどプライベートな場面でも活きてくるスキルです。周囲の方との関係性構築にぜひ活かしてください。
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