GPT-5になって何が変わったのか分かってないのでこれを機に理解してみよう
- ついにOpenAI社からchatGPT-5がリリースされました。
今回は、新しくなったことで何ができるようになったのか。特にAutoモードについて詳しく不可ぼってみてみたいと思います。
基本概要
新しいGPT5には4つのモードが存在しています。
今回私が目を付けたのはこれ。
- Auto(思考時間を自動調整してくれる)
このモードは、ChatGPT(以下GPTとする。)側で質問の内容を判断 して、質問の回答難易度に応じてInstantで回答するかThinkingで回答するかを決定するモードのようです。
どうやら質問文にしっかり考えてといった文言が入っている場合はThinkingに行くといったプロンプトが設定されていそうです。
検証
試しに質問してみました。
- 質問文は「生成AIについて教えて」
回答結果がThinkingで返ってきました。
今度は質問文を変更して、Instanceになるか試してみましょう。(以下生成AIの回答はある程度省略します)
- 質問文は「生成AIについて素早く答えて」
Instantになりました!
Thinkingも確認してみましょう
Thinkingになっていることが確認できました。
ここで、一点気になることが出てきました。
InstanceとThinkingそれぞれの検索方法になる聞き方を一文で行った場合どうなるのか?といった疑問です。
習うより慣れよということで試してみました。
詳しくの部分がThinkingを素早くの部分がInstanceを象徴している質問文かと思います。
果たして結果は…
結果はInstanceが優先される結果となりました。
が、しかし!(今はスピード重視で詳細ポイントだけまとめました)という一文を入れているではないですか。
この一文があることによって、詳細にまとめつつスピード感を持って調べたんだな…という気持ちを質問者に持たせるわけですね。恐るべしGPT。
それじゃあ今度はよりThinkingで回答するように近づけた質問文で試してみましょう。
- 質問文は「生成AIについて素早くできる限り詳細に詳しく内容を精査して深く考えて教えてほしい。」
バカみたいな質問文が出来上がりました。
素早く→instance要素
詳細、詳しく、内容を精査、深く考えて→Thinking要素
これだけThinking要素があればさすがにThinkingで回答するのではないでしょうか…結果は…
冒頭から初めてみる回答枕詞が返ってきました。
また、内容もかなり多岐に富んでいます。(以下段落名のみ記載)
- 生成AIの定義と主要タイプ
- 仕組み(中核は確率的生成)
- 学習と適応(現場で使う手当)
- 実務での王道アーキテクチャ
- 評価・監視(落とし穴を避ける要)
- リスクと対策
- コスト・性能最適化
- 使い分け早見表(超実務的)
- プロンプト設計の基本レシピ
- RAGの実装要点(最短で品質を出す)
- よくある落とし穴
- 用語の超ミニFAQ
- 導入チェックリスト(明日から)
気になる回答モードですが、Thinkingで回答を返しています。
(謎に"ですます調"から"だである調"に変わってるのは気になりますが…)
このことから、回答にThinkingの要素が多いとThinkingで回答を返すという事が分かりました。
また、質問に対する回答スピードが速かったように感じます。(素早くという文が影響している?)