概要
引き続き3分間ネットワークについて、
学習の備忘録を書いていきます。
を振り返っていきたいと思います。
振り返り
第7回では、
LAN構成に必要な物として、
-
ホスト
(パソコン) -
ネットワーキングメディア
(ケーブル) NIC
-
ネットワーキングデバイス
(データの流れを制御するもの)
が用意されなければならないと解説されました。
そして第9回では、
第一層である物理層
のネットワーキングメディアの規格
の説明があり、
その中で3種類のケーブルの特徴についてや、IEEEによる規格の名前について解説されました。
今回は物理層のネットワーキングデバイス
についての解説になります。
リピーター、ハブ
リピーター
リピーター
は、流れている信号の形を整え、減衰しないように次に受け渡す役割があります。
ただし、信号はリピーターを通るたびに遅延が起こり、衝突が起きてしまう可能性があり、
それを防ぐために書くケーブルによってリピーターがおける個数が決まっています。
ハブ
ハブ
は、信号を受け取り、つながっている線に向かって信号を全てに受け渡すことができます。
一つの信号が入ってきて、複数の場所に信号を流すことができるので、「ハブ」と呼ばれています。
しかしながら、ハブの内部に1つの伝送路しか持たないので衝突を起こしやすく、ハブが衝突を起こしうる範囲のことを
衝突ドメイン
と呼びます。
トポロジ
このハブやリピーターを用いて、ホスト(ノード)とネットワーキングメディア(リンク)を用いて、
どのように LANを構成するかを、トポロジ
と呼びます。
物理トポロジ
物理トポロジ
とは、実際にノードとリンクの物理的な配置をどう構成しているか、
を説明する物で、
その物理的な形によって
バス型
ツリー型
リンク型
スター型
メッシュ型
などがあります。第11回に詳細の画像があるのでご覧ください。
論理トポロジ
論理トポロジ
は、ノードとリンクの物理的な配置ではなく、データの流れに着目したもので、
- データがノードを巡回するような構成のことを
リング型
- データが全てのノードに転送される構成のことを
バス型
と呼びます。
レイヤ2 データリンク層
OSI参照モデルでは、第一層である物理層、第二層であるデータリンク層というふうになっていましたが、
IEEEは第二層を、
- 機器に依存しない論理層である`論理リンク制御副層(LLC)
- ネットワーキングメディアとの接続を決める`メディアアクセス制御副層(MAC)
に分けています。
このどの範囲をカバーしている規格かで、LANの規格は4つに分けられます。
イーサネット
IEEE802.2
IEEE802.5
FDDI
となります。
これらの規格によって、使用するネットワーキングメディア、メディアアクセス制御方式、
物理トポロジなどが異なります。
対照表に関しては、
第12回 の表12-03をご覧ください。
まとめ
今回は
に関して振り返った備忘録でした。
第一層や第二層は規格の名前が多くて覚えようとすると大変ですが、
覚えることよりもこんな違いがあって、それぞれに名前があるんだな、
くらいでまずはいいのかなと思います。(イーサネットくらいは覚えておいた方がいいかも知れないですが。。)
次回からはレイヤ2での各規格の違いについて掘り下げていく回となっています。
今回はこの辺で。
おわり。