はじめに
WordPressの開発環境構築目的でXAMPPを使用します。
構築ステップ
ステップ1: XAMPPのインストール
- XAMPPの公式サイトにアクセスし、Windows、macOS、またはLinux用の最新バージョンのXAMPPをダウンロードします。
- ダウンロードしたインストーラを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了します。
- インストールが完了したら、XAMPPコントロールパネルを開き、
Apache
とMySQL
のサービスを「Start」ボタンをクリックして起動します。
ステップ2: WordPressのダウンロードとセットアップ
- WordPressの公式サイトにアクセスし、最新のWordPressパッケージをダウンロードします。
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、解凍した「wordpress」フォルダをXAMPPのインストールディレクトリ内の「htdocs」フォルダにコピーします。例えば、
C:\xampp\htdocs\wordpress
とします。 - ブラウザを開き、
http://localhost/phpmyadmin/
にアクセスして、WordPress用の新しいデータベースを作成します。-
phpMyAdmin
で、「データベース」タブをクリックし、新しいデータベース名(例:wordpress_db
)を入力して、「作成」ボタンをクリックします。 - 照合順序(collation)は
utf8mb4_general_ci
を選択- 理由
-
UTF-8の拡張サポート:
utf8mb4
はMySQLで拡張されたUTF-8キャラクターセットで、4バイト文字(絵文字など)をサポートしています。utf8
は3バイト文字までしかサポートしていないため、utf8mb4
の方がより多くの文字セットをカバーします。 -
general_ci
の利点:utf8mb4_general_ci
は一般的な用途に最適化された照合順序で、大文字小文字の区別をせず、ほとんどの言語のテキストに適しています。utf8mb4_unicode_ci
よりもパフォーマンスが良いことが多いため、標準的な使用にはutf8mb4_general_ci
が推奨されます。 -
WordPress推奨: WordPressはデフォルトで
utf8mb4
を使用するようになっており、新しいインストールやデータベースを設定する場合もutf8mb4
を推奨しています。
-
UTF-8の拡張サポート:
- 理由
-
ステップ3: WordPressのインストール
- ブラウザで
http://localhost/wordpress/
にアクセスします。 - インストール画面が表示されるので、言語を選択して「続ける」をクリックします。
- 「データベース接続の詳細」を入力する画面が表示されるので、以下の情報を入力します:
- データベース名: 作成したデータベース名(例:
wordpress_db
) - ユーザー名:
root
- パスワード: 空白のまま
- データベースのホスト:
localhost
- テーブル接頭辞: 任意(
wp_
のままでもOK)
- データベース名: 作成したデータベース名(例:
- すべての情報を入力したら、「送信」をクリックし、次の画面で「インストールを実行」をクリックします。
- サイトのタイトル、ユーザー名、パスワード(ローカル環境なのでなんでもよい)、メールアドレス(ローカル環境なのでなんでもよい)を入力し、「WordPressをインストール」をクリックします。
ステップ4: WordPressのセットアップ完了
- インストールが完了すると、WordPressのダッシュボードにログインできるようになります。ブラウザで
http://localhost/wordpress/wp-admin/
にアクセスし、先ほど設定したユーザー名とパスワードでログインします。