- AWS Builder Labs
- AWS Jam
- AWS Cloud Quest
は都合により利用できませんでした。そのため、これらのコンテンツについては本記事で詳しく触れません。
⚡TL;DR
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Skill Builderの良いところ
- SimuLearn で実践的な AWS 構築スキルが身につく
- 認定試験の模擬問題も、試験対策として充分価値あり
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Skill Builderのダメなところ
- 価格が高すぎる
- サブスクを細分化すべき(問題集だけ / SimuLearnだけ など)
- 総評: 本気で AWS の実力をつけたい人向け。万人向けではない
🔰はじめに
AWS Skill Builder、使っていますか?
AWS 認定試験を何度も受けている人であれば、公式の学習プラットフォームとして一度は名前を聞いたことがあると思います。
しかし、AWS Skill Builderの有料サブスクリプションを利用したことがある方は少ないのではないでしょうか?
今回、会社で AWS Skill Builder サブスクリプションを約半年間利用できる機会を頂いたため、AWS認定マニアの立場から忖度なしでレビューしたいと思います。
※本記事は Skill Builderサブスクリプション に興味がある方へのレビューであると同時に、AWS 社への改善提案という意味合いも込めています。
AWS Skill Builder とは
AWS Skill Builder は、Amazon Web Services (AWS) が公式に提供しているオンライン学習プラットフォームです。
AWS Skill Builderでは、以下のようなコンテンツが提供されています。
(一部抜粋)
- 600以上の無料デジタルコンテンツ
- 認定試験対策
- ハンズオン(Labs / SimuLearn)
- 公式問題セット など
コンテンツの一部は無料で利用可能ですが、有益コンテンツの多くはサブスクリプション限定という傾向にあります。
私がサブスクリプションを利用した目的
私が Skill Builder サブスクを利用した目的は、大きく2つです。
- AWS 認定試験1に向けた サービス理解の深化
- 公式の試験対策コンテンツの実力確認
そのため本記事では、「AWS認定の受験者」という観点でレビューをしています。
使ってみて「不要と感じた」有料コンテンツ
❌ Exam Readiness ~~~ / Domain Review ~~~
認定試験の準備において、ほとんど使いませんでした。
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ダメなところ
- 終始当たり前のことを説明していて内容が薄く、視聴しても学びが全くない(誰を想定視聴者にしているのか知りたい)
- 試験ガイドを読んだ方が、はるかに効率的に学習できる
自信をもっておススメできる有料コンテンツ
💯 SimuLearn
Skill Builder サブスクの最大の価値は、間違いなく SimuLearnだと思います。
SimuLearnとは、架空のビジネスシナリオに沿ってシステムを構築する、ゲームベースの学習コンテンツです。
実際にハンズオンできるので、AWSスキルを高めるのにとても効果的です。
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改善してほしいところ
- しいていえば、コンテンツ起動までの時間が長い
- 実際にインフラ起動しているので仕方ないと思いますが、もう少し待ち時間が減ると嬉しいです
- しいていえば、日本語訳がしっくりこない場合がある
- しいていえば、コンテンツ起動までの時間が長い
「資格取得のための」コンテンツではありませんが、真に実務で通用するスキルを鍛えるための教材としてイチオシします。
✅Official Practice ~~~ (公式問題セット)
次点で評価しているのは、公式問題セットです。
公式が出している問題集のため、安心して利用できます。
巷には怪しいブレインダンプ(問題流出)サイトが多々ありますが、公式の問題セットを利用するようにしましょう。
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改善してほしいところ
- しいて言えば、問題数が少ない(100問程度)
- 体感では、難易度が本番試験より簡単
- 本番同等レベルの難易度に調整してほしい
Skill Builderサブスクの残念なところ
値段が高い
AWS Skill Builder サブスクリプションの料金は以下の通りです。
- $ 29 / 月
- $ 299 / 年 (年間 $ 49 お得)
為替次第ではありますが、かなり強気の金額設定になっています。
(参考までに、某Web問題集サイトは月額1,500円程度で利用できます)
私の場合は会社負担でしたが、自腹だったら結構悩む金額です。
「AWS Skill Builderは高いから非公式のWeb問題集を使おう」という方もいらっしゃるのではと思います。
サブスクのプランが1種類しかない
AWS Skill Builderを利用する方の目的は様々だと思います。
資格合格を目指している方と、実務のスキルを高めたい方では、必要とするコンテンツも全く違うはずです。
にも関わらず、Skill Builder サブスクは
- 認定試験の模擬問題
- SimuLearn
- AWS Builder Labs
- AWS Jam
- AWS Cloud Quest
etc...
といったコンテンツを全員に一律で提供しています。
❓そこで、AWSさんにご提案
多種多様なユーザーニーズを満たせるように、サブスクの課金体系を見直してみるのはいかがでしょうか?
例えば、
- 認定試験の模擬問題だけ利用できる低価格プラン
- リアルタイムクラスルームに参加できる中~高価格帯プラン
- SimuLearn や Labs のハンズオン重視プラン
といったように細分化すれば、より多くの人が Skill Builder サブスクリプションを利用したいと思うはずです。
上記施策によって、興味のあるコンテンツだけを手軽に試すことが出来るようになるので、AWS Skill Builderサブスクリプションの敷居を下げることに繋がると思っています。
⚠️最後に
本記事は、AWS や AWS Skill Builder を批判するものではありません。
むしろ私は、Skill Builderの極めて良質なコンテンツが多くのエンジニアに届いて欲しいと思って、今回の提案をしています。
AWS Skill Builder がより優れた学習基盤になること、そしてより多くのエンジニアの成長を支援できることを願っています。
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なお私の場合は、DEA/MLS/DOP/SAP/AIPの5資格を受ける際にSkill Builderを利用しました。特に、公式問題セットとSimuLearnを中心に使っています。 ↩