はじめに
「個で動ける働き方をする」
そう思って、これまで取り組んできた。
けれど気づけば、正規の枠からはがされるような形になっていた。
仕組みはあるのに、どこか不安定で、支えきれない。
同じような感覚を持つ人も多いのではないだろうか。
ここでは、そんな現状をざっくり整理してみる。
現状理解
市場のリアル
- 30代半ば:正社員転職のハードルが一気に上がる
- 40代:派遣・業務委託など、選択肢はあるが限定的
- 50代以降:派遣ですら厳しく、再就職の機会が極端に減る
「個人が自由に働ける時代」と言われながら、
実際にはまだその自由が安定と両立できていない。
企業勤めでは挑戦が難しく、 挑戦すれば安定を失う。
この「安定と挑戦の両立」が、今の労働構造の壁だと思う。
DX人材が育つはずがない。
挑戦する余地も、戻る場所もないからだ。
そして一度“挑戦側”に踏み出すと、既存の企業には戻りづらくなる。
挑戦の代償は、想像以上に大きい。
安全策
現時点で最も現実的なのは、
企業勤めで安定を確保しつつ、副業で挑戦すること。
特に若い世代にはこの形をおすすめしたい。
本業で生活を守りながら、
副業で小さく試す。
これが“挑戦を続けるための現実解”だと感じている。
おわりに
「個で動ける」ことは目的ではなく、自分の可能性を社会に返すための手段。
その道が、もっと安定して歩けるものになるように。
自分なりの模索は、まだ続いている。