Laravelのfilterはルートだけではなく、Controller内に記載して特定のControllerやActionにだけ処理を適用することができます。
例えば、Route::resourceやRoute::controllerを利用している場合などに、ルーティングファイルでFilterをかけることはできないため、Controller側に記載し、ActionごとにFilterをかける必要があります。そんな場合の対応策を。

Filterを作成

app/filter.php

public function _filterAjax($route, $request)
{
    if (!Request::ajax())
        return Response::json('Ajax通信ではありません。');
    }
}

Controllerに適用

	public function __construct()
	{
		parent::__construct();
		$this->beforeFilter('_filterAjax');
	}

__constructのbeforeFilterでメソッドを呼ぶだけで、このControllerを実行する際に必ず実行されるようになります。
また、無名関数を作成しそこに直接記述することもできます。

	public function __construct()
	{
		parent::__construct();
		$this->beforeFilter(function()
		{
			if (!Request::ajax())
				return Response::json('Ajax通信ではありません。');
			}
		});
	}

特定のActionにだけ適用する

	public function __construct()
	{
		parent::__construct();
		$this->beforeFilter('_filterAjax', [
			'only' => [
				'update',
			],
		]);
	}

beforeFilterのonlyに指定すれば、指定したActionにのみにFilterがかかります。
なお、Filterをfilter.phpではなく、同一のControllerやBaseControllerに記述する場合は、メソッド名の前に@をつけて呼びだす必要があります。

	public function __construct()
	{
		parent::__construct();
		$this->beforeFilter('@_filterAjax', [
			'only' => [
				'update',
			],
		]);
	}

beforeFilterの指定方法あれこれ

filterのActionの指定方法は下記の指定ができます。

指定方法	内容
only	指定したActionのみ
except	指定したAction以外
on	指定したメソッドのみ[post,get,etc...]

onlyやonを組み合わせもできるので様々な状況で対応ができます。

	public function __construct()
	{
		parent::__construct();
		$this->beforeFilter('_filterAjax', [
			'on' => [
				'post',
			],
			'only' => [
				'update',
			],
		]);
	}

記事はbeforeFilterのみでしたが、処理の後に行うafterFilterも同様に利用することができます。