今回は3回シリーズで、 SORACOM LTE-M Button powered by AWS (通称あのボタン) から SORACOM LTE-M Button for Enterprise (通称しろボタン) への移行について記載しようと思います。
申請編
移行確認 <- 今回ここ!
AWS Lambdaの移行
さて、前回2024年4月に移行の申請を行いまして、2025年5月、移行が終わったはず(案内が来ないのは前回記載済みです)なので、SIMグループの設定等を行ってみることにしました。
なお、すでに、SORACOM UG(SORACOM MVCでもある)木村さんがすでに記事を書かれているので、それを参考にしつつ、
私は今回SIMグループは移行時に設定しませんでしたので、SIMグループを指定などを行いたいと思います。
木村さんの記事はこちら
ボタンの移行終わったかどうかについては、以下の2点から確認できました。
- ガジェット管理->LTE-M Button powered by AWS の一覧から消えた
移行申請後(赤枠のあのボタン 1号機
と書かれたのが申請したボタン。ほんとはこれ最後まで残しておく予定だったんですけど、間違えました!w)
移行完了後(あのボタン 1号機
が無くなっています)
- SIM一覧に新しくPlan-KM1のSIMがある(赤枠)
Plan-KM1のSIMが4つありますが、残りの3つはLTE-M Button for Enterprise/Plus のSIMです。
木村さんもブログで言及されている通り、詳細とかみてみたんですが、名前含めて手元のボタンと紐づける情報が一切ないので、複数ある場合は、どれがどのボタン?ってなりそうですね。
(2024/05/20追記)受付時のサポートからの回答に、DNSとIMSIの組み合わせが記載してありました。
教えてくれた木村さんに感謝です。
気を取り直して、色々と登録に進みたいと思います。
今回はコンソールのガジェット管理で登録してみようと思います。
コンソールのガジェット管理->LTE-M Button for Enterprise/Plusに進みます。
デバイスを追加 をクリックします。
さて、困りました。出てきません。
この場合は、以下のページを参考に、DSNをセットすればOKです。
ただ、今回は1つなので、いいですが、複数あった場合、正しい組み合わせでDSNを登録できるのか不安になりました。
なので、私も便乗してソラコムサンタにお願いしています。
(2024/05/20追記)上記の通り、紐付け分かりますが、移行時にセットされてると嬉しいので、ここはそのままですw
さて、サポートページにある通り、SIM管理画面でDSNタグを登録します。
ついでに識別用に名前もセットしておきます。
ネーミングセンスがないので、すみません。そう、このボタンは あのLTのボタンだったんですよ。(最後まで残しておこうと思ったのに間違えたw)
タグタブを開いて、追加をクリックして以下の入力して、保存します。
名前 : DSN
値 : 移行時にも入力したデバイスの製造番号
再度、ガジェット管理からボタンの追加に進みますと、デバイス出てきました!
設定進めていきましょう。
追加したボタンにチェックを入れて、次へ :グループを選択をクリックします。
今回は新規でグループで作ることにします。グループ名を入れて、次へ :設定を編集をクリックします。
今回は新規でグループ作りましたが、既存のグループから選ぶこともできます。
※ただし、ガジェット管理で作られたグループに限ります(すっかりこの仕様忘れていた人です)
保存 をクリックして完了です。
徐にデバイスのボタンを押してみます。ハードウェア的には変わらないので、LEDが緑点灯するまで待ちます。
成功すると、先ほど可視化をONにしてましたので、SORACOM Harvestで送信データが確認できます。
当たり前ですが、回数とかないですね。
簡易位置測位機能をONにしているので、緯度・経度も出ています。
とりあえず、移行できていることと、SIMグループに登録できていることを確認しました。
ここで、そういえば、AWS 1-Click側はどうなっているんだろう(利用時にDSNを登録するようになっています)と思いまして、
確認しましたところ、別に消えているわけではなく、そのままでした。(そりゃそうだ)
そもそも呼び出し辞退されないので、あっても特に問題はないですね。
消す場合は
移行したDSNを選んで、右端のメニューから、無効化もしくは登録解除ですが、
コンソール上では、2024/05/15 は設定変更不能になるので、これまでしかはできないと思います。
(CLI/SDKではできるかな)
今回はここまでで、次回は、SIMグループ側をさらに設定して、最終的にはSORACOM Funkを使ってAWS Lambdaを呼び出してみます。