はじめに
先日、HERE Raster Tile API をQGIS上で背景図として利用する手順をまとめました。
この背景図を活用して、スキー場で取得した滑走データをQGIS上でプラグインのみ、ノーコードで3D表現してみました。
QGISの事前準備
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QGISの準備
QGISをまだインストールされていない方、MIERUNEさんの動画が、非常にわかりやすいのでご活用ください。
https://youtu.be/PITL2mens9Y -
QGISプラグインの追加
今回、Qgis2threejsを利用して、3D表現します。
プラグインウインドウで検索していただき、インストールしておきます。
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背景図の準備
QGIS上でHERE Raster Tileの背景図として利用する手順は、下記を参照ください。
https://qiita.com/kekomat/items/18a94ba9d9c36d8caf23
GPSデータの準備
今回、Google Maps タイムライン で保存されていたGPSデータをKML形式でエクスポートし利用します。
ちなみに、岩手県にある夏油高原スキー場は、累計積雪量が日本一になることも多い最高のパウダースノーが味わえる豪雪
スキー場です。
タイムラインで右下に表示されている歯車マークからデータをエクスポートできます。
history-YYYY-MM-DD.kml
といった日付が入ったKMLファイルがローカルにダウンロードされていると思うので、そのKMLデータをQGISにドラックドロップすると
Add Layers(レイヤ追加)
をすると
KMLデータがレイヤとして表現されました。
ベースマップ、衛星画像の透過設定は、自分好みに調整してみてください。私は、30-50%の間で使っています。
3Dマップ化
プラグインをインストールしていると
の様なQgis2threejsのアイコンがツールバーに追加されていると思うので、こちらをクリックします。
3Dで見える様になりました。
QGIS側で場所を移動したり、縮尺を変更した利するとリロードされますので、自分好みのポジションを見つけてグリグリ回していただければと思います。
また、衛星画像をモノクロにして透過させてあげると雪山風になりますので、スキーヤー、ボーダの皆さんにはおすすめです。
まとめ
これまで、アウトドアアクティビティの記録は、Google Mapsのタイムラインを活用していたのですが、最近、雪山でツリーランを楽しむ様になり、沢や崖がどこにあるのか高低差が必要となってました。
QGISとプラグインだけのノーコードかつフリーで高低差を表現できる様になり、大変ありがたいのと、滑走データを重ねることで、この時はこうだったなとニヤニヤすることができます。
登山、トレッキング、自転車、ゴルフなど様々なスポーツ、ガーミンなどGPSウォッチなどで取得したデータでも活用いただけると思いますので、ぜひ遊んでみてください。