CBR(固定ビットレート)は無駄が多い
- エントロピーが低い音声であっても無駄な（音質には寄与しない）サイズになる
  - その部分は、無意味なデータでパディングされているので本当に単にサイズがデカくなるだけ
- 極端な話、無音ファイルだったとしても、固定でビットレートを利用する
この記事ではVBR(可変ビットレート)で低エントロピーな音声でもサイズが増えない最強の設定をさがす

Codec	<96k	96k-160k	160k-192k	192k-256k
Opus	◎	◎	◎	〇
Vorbis	△	〇	◎	◎
LAME	×	×	×	◎
LC-AAC	×	△	◎	◎
HE-AACv1	〇	×	×	×

flac 1.3

文句なしの -8

無音ファイル = 79kbps

Opus 1.1

おすすめ設定: 多くの音楽で 96 - 128kbps、静かな曲ではないなら 160kbps も可

--bitrate 96 --vbr ～ --bitrate 160 --vbr
- 96～160kbps がおいしいゾーン
- YouTubeは 160kbps を利用。Googleなりに結論が出たんだろう。
160～240 にしても良いが、静かな音楽や無音ファイルでVBRのMP3やAACより大きなファイルが出来上がるので推奨できない
このビットレートではCELTが使われる

無音ファイル = 35kbps (bitrate 96)

--bitrate 24 --vbr --framesize 60 --downmix-mono
- Framesizeを 60ms 固定にすることで、オーバーヘッドをなくし、音質向上のビットレートに割くことができる
  - リアルタイム性が重要でレイテンシを減らしたければFramesize指定を削除か、20ms以下にする（音質は下がる）
- このビットレートでは、コーデックとしてSILKが使われる

おすすめ設定: True VBR q109 - q127

q91 (192kbps) でキラーサンプルがあって聴取可能
- さらに下の q82 (160kbps) 以下はABXで判別できることがある
よって -V 109 ～ -V 127 がベスト設定
- TrueVBRで使うなら、ガツンと q109-q127 (256kbps-320kbps) のような大きな値でかまわない
- このような指定であっても静かな音声になると、すごく縮む
TVBRで利用すると一番、ビットレートの幅が広いコーデック
Apple AAC 256kbpsは、相当優秀です → http://qiita.com/keiya/items/70ed223c85e72b6bfdda#aac-qaac-apple-vbr-q109

無音ファイル = 23kbps (q127)

おすすめ設定: VBR q4 - q7.5

無音ファイル = 72kbps (q7.5)

おすすめ設定: V0

320kbpsにするのは無駄が多い (無音ファイルでも320kbpsコンスタント…)
- そもそも、320kですらアーティファクトが出るキラーサンプルもあるので、MP3で音質はあきらめろ
-V 0 (240kbps) だけが最適な解

無音ファイル = 74kbps (V0)

-e -pMax -md5 -silent -ihs -lp
- 無音ファイルで 75kbps
  - 無音ではちょっとFLACより効率が良い
  - 普通の曲でもFLACよりよく縮む