概要
Rubyのバージョン管理が出来るツールrbenvを使ってRuby製フレームワーク、sinatraの実行環境を整えるまでのメモ。
実行環境
CentOS release 6.7 (Final)
64bit
rbenv + ruby-build インストール
インストール先はvagrantユーザーのホームディレクトリに.rbenvを作り、その中にインストールする。
# ディレクトリの作成を行う
$ mkdir -p ~/.rbenv/plugins
# rvenvとruby-buildをgithubから取得する
$ git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
# インストール用のシェルを実行する
$ cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build
$ ./install.sh
この段階でインストールは完了、次はrbenvコマンドのPathを通す。
ruby-buildを最新状態に更新する(2017-04-22 追記)
新しいRubyのバージョンがリリースされ、最新バージョンをインストールしたい時はruby-build自体を最新状態に更新してあげる必要がある。
cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build
git fetch
git merge origin/master
環境変数の設定
以下を実行して.bash_profileにPathを通す。
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
これでコマンドが利用出来るようになったハズなので確認。
[vagrant@localhost ~]$ rbenv --version
rbenv 1.0.0-14-gc388331
Rubyのインストール
インストール可能なバージョンを一覧で表示する。
rbenv install -l
今回は2.3.0をインストールする。
rbenv install 2.3.0
デフォルトで利用するRubyのバージョンを2.3.0にする。
rbenv global 2.3.0
※Rubyのインストール時に依存パッケージが足りないというエラーメッセージが表示される事がある。
私の環境では、opensslとreadline-develを入れるようにメッセージが表示されたのでインストールを行う。
sudo yum install openssl openssl-devel
sudo yum install readline-devel
ここまで来たら一度コマンドのPathやRubyのバージョンが変わっているかどうか確認を行ってみると良い。
[vagrant@dev ~]$ ruby -v
ruby 2.3.0p0 (2015-12-25 revision 53290) [x86_64-linux]
[vagrant@dev ~]$ which ruby
~/.rbenv/shims/ruby
[vagrant@dev ~]$ which gem
~/.rbenv/shims/gem
このように表示されたら上手くいっている。
sinatraのインストール
後で使うのでまずは、bundlerのインストールを行う。
rbenv exec gem install bundler
sinatra,sinatra-contribのインストールを行う。
rbenv exec gem install sinatra
rbenv exec gem install sinatra-contrib
※sinatra-contribはコードを変更した際に自動的に反映してくれるツール。
アプリケーションの起動
require "sinatra"
require "sinatra/reloader"
get '/' do
"hello world!"
end
以下のコマンドでアプリケーションを起動する。
ruby app.rb -o 192.168.33.33
http://192.168.33.33:4567 でアクセス出来れば成功。
※192.168.33.33はお使いのIPアドレスに合わせてね。