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こんばんは。

Amazon EC2 を利用する際に必ずと言っていいほど登場するのが Amazon EBS(Elastic Block Store) です。

今回は、Amazon EBS のボリュームタイプについて整理していきます。

Amazon EBSとは

Amazon EBS(Elastic Block Store)は、Amazon EC2 インスタンスに接続して利用するブロックストレージです。

OS やアプリケーション、データベースのデータなどを保存するために利用されます。

主な特徴は次のとおりです。

  • 永続的にデータを保存できる
  • スナップショットによるバックアップが可能
  • ボリュームサイズや性能を後から変更できる
  • アベイラビリティゾーン(AZ)単位で管理される

EBS ボリュームタイプ一覧

ボリュームタイプ ストレージ 最大容量 最大IOPS 最大スループット 主な用途
gp3 SSD 64 TiB 80,000 2,000 MiB/s 汎用用途、Webサーバー、アプリケーション
gp2 SSD 16 TiB 16,000 250 MiB/s 旧世代の汎用SSD
io2 SSD 64 TiB 256,000 4,000 MiB/s 高性能データベース
io1 SSD 16 TiB 64,000 1,000 MiB/s 旧世代の高IOPS用途
st1 HDD 16 TiB - 500 MiB/s ログ分析、ETL、ビッグデータ
sc1 HDD 16 TiB - 250 MiB/s アーカイブ、バックアップ

※性能は EC2 インスタンスタイプや利用環境によって制限される場合があります。

gp3(General Purpose SSD)

現在の標準となる汎用 SSD ボリュームです。

特徴

  • AWS 推奨の標準ボリューム
  • コストパフォーマンスが高い
  • IOPS とスループットを容量とは独立して設定可能
  • ベース性能は 3,000 IOPS / 125 MiB/s
  • 最大 80,000 IOPS / 2,000 MiB/s

gp2(General Purpose SSD)

gp3 の前世代です。

特徴

  • ボリュームサイズに応じてベースライン IOPS が決まる
  • 最小100 IOPS
  • 3 IOPS/GiB の割合で性能が向上
  • 最大 16,000 IOPS
  • 最大 250 MiB/s

例えば、

  • 20 GiB → 100 IOPS(最小値)
  • 100 GiB → 約300 IOPS
  • 1,000 GiB → 約3,000 IOPS

となります。

また、小容量ボリュームでは バーストクレジット を利用することで、一時的に 最大3,000 IOPS まで性能を向上できます。

ただし、クレジットを使い切るとベースライン性能まで低下するため、継続的に高い性能が必要なワークロードには向いていません。

gp2 と gp3 の違い

項目 gp2 gp3
ベースIOPS 最小100、3 IOPS/GiB 3,000 IOPS
最大IOPS 16,000 80,000
最大スループット 250 MiB/s 2,000 MiB/s
性能設定 容量に依存 容量と独立して設定可能
推奨 旧世代 現在の標準

gp3 は容量を増やさなくても性能を上げられるため、より柔軟でコスト効率の良い設計が可能です。

io2(Provisioned IOPS SSD)

非常に高い I/O 性能を必要とするシステム向けです。

特徴

  • 必要な IOPS を指定できる
  • 高い耐久性
  • 低レイテンシ
  • 最大 256,000 IOPS
  • 最大 4,000 MiB/s

補足

2023年11月以降に作成された io2 ボリュームは io2 Block Express が標準となっており、上記の性能を利用できます。

大量のランダムアクセスが発生するデータベースに適しています。

io1

io2 の旧世代です。

特徴

  • 最大 64,000 IOPS
  • 最大 1,000 MiB/s
  • io2 より耐久性が低い

現在は io2 を選択するケースがほとんどです。

st1(Throughput Optimized HDD)

大量データを高速に読み書きするための HDD ボリュームです。

特徴

  • SSD より安価
  • シーケンシャルアクセス向け
  • 最大 500 MiB/s

HDD は SSD のように IOPS ではなくスループット(MiB/s)を重視する ワークロード向けです。

sc1(Cold HDD)

最も低コストな HDD ボリュームです。

特徴

  • 非常に安価
  • アクセス頻度の低いデータ向け
  • 最大 250 MiB/s

頻繁なアクセスには適していません。

ブートボリュームとして利用できる?

OS をインストールするルートボリュームとして利用できるかどうかも重要です。

ボリューム ブートボリューム
gp3
gp2
io2
io1
st1 ×
sc1 ×

HDD タイプである st1 と sc1 は、ルートボリュームとして利用できません。

まとめ

Amazon EBS には用途に応じてさまざまなボリュームタイプがあります。

  • gp3:現在の標準
  • gp2:旧世代の汎用 SSD
  • io2:高 IOPS が必要なデータベース向け
  • io1:io2 の旧世代
  • st1:スループット重視の HDD
  • sc1:低コストなアーカイブ向け HDD

要件に応じて適切なボリュームタイプを選択できるようにしておきましょう。

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