はじめに
こんにちは、エンジニアのケイタMAXです。
先日、Findyのイベント
登壇前夜 技術のキャッチアップをやめる勇気 - エキスパートとしてのキャリア
に参加してきました。
オフライン開催で、登壇と対談の両方ともかなり学びが多く、特に「何のために学ぶのか」「どうやって自分にしかできないことを増やすのか」という話がすごく刺さりました。
今回は、印象に残ったことを自分なりにまとめてみます。
一番刺さったこと
今回いちばん印象に残ったのは、
「目的のないキャッチアップはやめよう」
「作ることを前提に学ぶと、学びの濃さが変わる」
という話でした。
エンジニアをやっていると、つい新しい技術や話題のツールを追いかけたくなります。
でも、知っているだけで使わない技術が増えていくと、実際にはあまり自分の力になっていないことも多いです。
「キャッチアップって何のためにやるんだっけ?」
この問いをちゃんと持つことが大事なんだなと改めて感じました。
目的のない勉強より、アウトプット前提の勉強
イベントの中では、
- 書くために学ぶ
- 作るために学ぶ
- 発信するために学ぶ
というように、アウトプット前提で学ぶことの強さが語られていました。
たとえば「セキュリティを勉強する」だけだと広すぎて、どこまでやればいいのか分からなくなりがちです。
しかし、「セキュリティについて記事を書く」「OSSを作る」「実際に手を動かして試す」という目的があると、必要なところを深く読めるようになります。
ただ読むだけの勉強より、
何かを作る・書く前提の勉強のほうが真剣になるし、濃度が濃くなります。。
これは本当にその通りだなと思いました。
勉強時間を作るには、「やること」より「やらないこと」
もうひとつ印象的だったのが、
勉強時間を確保するために、やらないことを決めるという話です。
やりたいことや学びたいことは無限にあるので、全部を追いかけるのは無理です。
だからこそ、
- なんとなく眺めるだけの情報収集を減らす
- 今の自分に不要なキャッチアップをやめる
- やる理由が薄いものは切る
みたいに、やらないことリストを作るのが大事なんだなと感じました。
「学ぶ量を増やす」よりも、
「目的の薄い学びを減らす」ほうが効くのかもしれません。
「できること」の掛け算で、自分にしかできないことになる
登壇の中で特に印象に残ったのが、
できることを掛け算していくと、自分にしかできないことになっていく
という話でした。
最初から唯一無二の何かを狙うのではなくて、
- 今あるスキル
- 過去の経験
- 新しく身につけたこと
を少しずつ掛け合わせていく。
そうすると、だんだん「その人っぽい組み合わせ」になっていく。
この考え方はすごくいいなと思いました。
実績を捨てる怖さと、コンフォートゾーンを出る大切さ
キャリアの話で印象に残ったのは、
実績があるほど、それを捨てるのが怖くなるという話です。
たしかに、うまくできること・評価されることが増えるほど、そこに居続けたくなります。
でも、その心地よい場所にずっといると成長が止まる。
だからこそ、
- マネージャーからプレイヤーへ
- あるいは逆にプレイヤーからマネージャーへ
- 今まで関わったことのない領域に飛び込む
みたいなチャレンジが大事なんだと思いました。
特に、一度マネージャーを経験すると視点が変わるという話も面白かったです。
意思決定を支える立場を経験していると、プレイヤーとしても質の高い提案やフィードバックができるようになる。
これはキャリアの“寄り道”ではなく、ちゃんと次につながる経験なんだなと感じました。
「やりたいこと・できること・求められていること」が重なる場所
キャリアを考える上で、
- やりたいこと
- できること
- 求められていること
が重なる場所が大事、という話もありました。
その中でも特に印象に残ったのは、
やりたいことはそこまで大きくは変わらないけれど、できることは増やせる
という視点です。
何をしたらいいか分からないときほど、
「とりあえずできることを1つ増やす」が有効なんだと思いました。
経験がないことでも、少しずつできることを増やしていけば、
いつの間にか達成への道筋が見えてくる。
この話はかなり前向きになれました。
対談で印象に残った話
対談パートもかなり面白くて、特に印象に残ったのは次のあたりです。
1. セキュリティの学び方
セキュリティはニュースを追うだけではなく、
基礎を持った上で読むことが大事という話が印象的でした。
- 徳丸本のような定番を読む
- 資格学習などで基礎を固める
- AIを使って情報を整理する
- ただ読むだけでなく、実際に作って試す
やっぱり基礎がないと、新しい情報を深く理解できない。
逆に、基礎があるとニュースの見え方も変わるんだろうなと思います。
2. 技術が好きかどうかと、勝つことは別
「昔はめちゃくちゃ技術が好きだったけど、最近は少し距離を置いている」
という話も印象的でした。
AIがかなり良いコードを書ける今、
“自分がコードを書くことそのもの”への向き合い方は変わってきているのかもしれません。
でも、
好きであることと、仕事として勝たないといけないことは同じではない
という話はすごくリアルでした。
3. 器用貧乏を怖がりすぎなくていい
いろんなことに手を出すと器用貧乏になりそう、という問いに対して、
仕事としては「今できる一番いい仕事をする」ことを意識している、という話がありました。
技術一本で勝つだけでなく、
- ビジネス側と話せる
- お客さんの言葉で考えられる
- 別の切り口でも価値を出せる
みたいな広がりがあると、結果的に強くなる。
これもすごく納得感がありました。
4. 今ジュニアだったら、コミュニティと基礎
「今ジュニアだったらどうするか」という話では、
- コミュニティで先輩の意見を聞く
- ソフトウェアサイエンスの基礎を学ぶ
- AIと一緒に試しながら学ぶ
このあたりが大事だという話でした。
AIがあることで、挑戦のハードル自体はかなり下がっている。
だからこそ、基礎を持った上で試行回数を増やすのが強いんだろうなと思います。
5. 作るなら、まず身近な人に使ってもらう
何を作るのがいいか、という話では、
- ピンポイントに問題を解決するものが良い
- まずは半径5メートルの人に使ってもらう
- 社内ツール作成が良い
という話がありました。
「すごいものを作る」と考えているとなかなか作れないし、うまく課題にフ課題を解決することができずふわっとしたものができてしまう気がします。
なので、身近な人の困りごとを確実に解決するということから始めると作りやすいし、フィードバックも帰ってくるのでいいものができやすいのかなと思いました。
自分が持ち帰ったこと
今回のイベントを通して、自分の中では次の3つが特に残りました。
1. キャッチアップを目的化しない
新しい技術を追うこと自体が目的にならないようにする。
「何のために学ぶのか」を先に決める。
2. 作る・書く前提で学ぶ
ただ読むだけではなく、
記事にする、OSSにする、ツールにするなど、アウトプット前提で学ぶ。
3. できることを少しずつ増やす
何をやるべきか分からないときほど、
まずは一つできることを増やす。
それが将来的に、自分にしかできないことにつながる。
おわりに
最近はAIの影響もあって、「何を学ぶべきか」「どう強くなるべきか」が以前より難しくなっている気がします。
そんな中で今回のイベントは、
とにかく目的を持って学ぶこと
学ぶだけで終わらず、作ることにつなげること
実績にしがみつかず、新しいチャレンジをすること
このあたりを改めて考えるきっかけになりました。
自分自身も、ただキャッチアップするだけで満足せず、
何かを作る・書くところまでセットでやっていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
イベント
今回参加したイベントはこちらです。
登壇前夜 技術のキャッチアップをやめる勇気 - エキスパートとしてのキャリア