こんにちは、JavaScriptを学んでいる皆さん!今回は、プログラミングの基本的かつ強力なデータ構造である「配列(Array)」について詳しく見ていきましょう。
1. 配列の基本
配列は、複数の値をひとまとめにして扱うことができるデータ構造です。JavaScriptでは、以下のように配列を作成します:
let fruits = ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ'];
配列の各要素には、インデックス(添字)を使ってアクセスできます:
console.log(fruits[0]); // 'りんご'
console.log(fruits[1]); // 'バナナ'
2. 配列の操作
要素の追加
配列の末尾に要素を追加するには push()
メソッドを使います:
fruits.push('いちご');
console.log(fruits); // ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ', 'いちご']
要素の削除
配列の末尾から要素を削除するには pop()
メソッドを使います:
let lastFruit = fruits.pop();
console.log(lastFruit); // 'いちご'
console.log(fruits); // ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ']
配列の結合
2つ以上の配列を結合するには concat()
メソッドを使います:
let moreFruits = ['キウイ', 'マンゴー'];
let allFruits = fruits.concat(moreFruits);
console.log(allFruits); // ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ', 'キウイ', 'マンゴー']
3. 配列の反復処理
配列の要素を順番に処理するには、いくつかの方法があります:
for ループ
for (let i = 0; i < fruits.length; i++) {
console.log(fruits[i]);
}
forEach メソッド
fruits.forEach(function(fruit) {
console.log(fruit);
});
map メソッド
各要素に対して同じ操作を行い、新しい配列を作成します:
let upperFruits = fruits.map(function(fruit) {
return fruit.toUpperCase();
});
console.log(upperFruits); // ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ']
4. その他の便利なメソッド
-
indexOf()
: 指定した要素のインデックスを返します -
includes()
: 指定した要素が配列に含まれているかをチェックします -
slice()
: 配列の一部を切り出して新しい配列を作成します -
splice()
: 配列の一部を削除したり、新しい要素を追加したりします
まとめと練習問題
配列は、多くのデータを効率的に管理するのに役立ちます。以下の練習問題に挑戦して、理解を深めましょう:
- 数字の配列を作成し、すべての要素の合計を計算する関数を作ってください。
- 文字列の配列から、5文字以上の単語のみを含む新しい配列を作成してください。
- 2つの配列を結合し、重複する要素を削除する関数を作成してください。
これらの練習問題を解くことで、配列の扱い方をしっかり身につけることができます。次回は、オブジェクトについて詳しく見ていく予定です。それでは、Happy Coding!