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Android Studioを導入したら行っておきたい設定変更

Last updated at Posted at 2019-04-19

この記事は

Android Studioを導入したら行っておきたい設定変更を個人的主観で記したものです。なお、画面はWindows版Android Studio 3.4のものです。

IDEのフォントサイズ変更

Appearance & Behavior → Appearance

図1
図1

Windows版の場合、デフォルトのIDE全般フォントは游ゴシックの12ptとなっていますが、このままではとても小さく見づらいので図1の赤枠部分を操作して任意のフォントに変更します。Use custom font:にチェックを入れることで、任意のフォントを選択することができます。

Android Studioを日本語化しないのであれば、選択するフォントは欧文フォントでも構いません。IDE全般フォントは、プロジェクトツリーやログビューなど長い文字列を表示する箇所が多いので、文字間が狭いフォントが適しているでしょう。図2は、そのようなフォントの一例である**Noto Sans Displayに含まれているNoto Sans Disp SemCond Med**の16ptに設定してみたものです。Noto Sans Displayは文字間のバリエーションとして無印、SemCond、Cond、ExtCondという4種類があるので、慣れたらさらに文字間が狭いものを選ぶこともできます。

図2
図2

終了・再開時の動作設定

Appearance & Behavior → System Settings

図3
図3

Reopen last project on startupは、Android Studioを起動したとき、最後に編集していたプロジェクトを自動的に開く設定です。便利な場合もあるでしょうが、プロジェクトが開かれると読み込みに少々時間がかかるため、スタート画面からSettingsやSDK Managerなどを開きたかっただけのときには鬱陶しくなります。そのため、私はオフにしています。

Confirm application exitは、ウィンドウ右上の×ボタンをクリックしたときに、終了ダイアログを表示するかどうかの設定です。私は必要ないと考えているのでオフにしています。

オートインポートの設定

Editor → General → Auto Import

図4
図4

static methods and fieldsはimport static文を自動的に挿入してくれるオプションですが、Android SDKには平易なワードがクラス変数として宣言されているものが多くあるため、不意にこの機能が働いてしまうことがしばしば見られます。そのため、オフにしておくのが無難のように思います。

Add unambiguous imports on the flyをオンにすると、コードエディター上でクラスを記述したときに、import文を自動的に挿入してくれます。余談ですが、複数のパッケージに同名クラスが存在する場合は当然挿入できないので、クラス名が赤文字で表示されます。このときは、赤文字の上にカーソルを持っていき、Alt+Enterキーを押下すると候補が表示されるので、その中から選ぶことでimport文を挿入することができます。

Optimize imports on the flyはオンにすると、不必要なimport文が自動的に除去されます。ただ、ソースコードを部分的にコピーペーストしたときに、ペーストした範囲内にはないクラスのimport文が除去されてしまうなどのデメリットもあるため、それを嫌う人はオフのままにしておいた方が良いかもしれません。

エディターのフォントの設定

EditorFont

図5
図5

JavaやXMLなどのソースコードを編集するためのコードエディターのフォントを変更するには、図5の赤枠部分を編集します。赤枠には含んでいませんが、Line spacing:の値を変えると行間を変えることもできます。

Windows版のデフォルト設定では、図6のような見栄えとなります。文字も小さく、線も細いので非常に見づらいです。目にも優しくないでしょう。

図6
図6

日本語にも対応したプログラミング用フォントである**Source Han Code JP**をインストールし、フォントサイズを16ptに設定してみます(図7)。

図7
図7

この設定で図6と同じコードを表示したものが図8です。表示面積はかなり大きくなってしまいましたが、格段に見易くなっています。Source Han Code JPは「1とl」「0とO」のような似た文字の視認性が高くなっており、誤タイプを発見しやすくなっています。こうしたコーディング用フォントを適用することで、生産性が格段に向上することでしょう。

図8
図8

文字エンコード

Editor → File Encodings

図9
図9

Windows版では、Project encoding:のデフォルトはwindows-31jMS932とも呼ばれる、MicrosoftによるShift_JIS拡張)が選択されていますが、コードに日本語のコメントを挿入することがあり、且つそのプロジェクトを他者と共有するようなことがある場合、文字化けなど思いもよらぬトラブルの原因となる可能性があります。ここは事実上の標準エンコードであるUTF-8に設定するべきでしょう(図9)。

Default encoding for properties files:にも赤枠をつけていますが、こちらは対象がAndroid Studioが自動生成するファイルのみで日本語文字が使われることはないので、デフォルトのwindows-31jのままでも特に支障はないのですが、気分的な問題で(笑)UTF-8にしておきます。

終わりに

あくまでご参考までに。

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