はじめに
既にDatabricksを導入しているお客様から、Databricks Appsを既存アプリの移行先として使えないかというご相談があり、
手軽に検証する環境を作るため、Azure Databricksでワークスペースを作り、Databricks Appsを検証できる環境を整備しました。
(自身がDatabricks触ったことないので、いきなりお客さんに環境くださいというのは怖いですね)
(検証のためとはいえ、Databricks自体の契約は自身では現状ないので、Azure社内環境でAzure Databricksを作成するという方針にしました)
Databricksワークスペース作成
2024/12現在、Azure DatabricksではDatabricks AppsはPubric Previewとなっています。
そのため、Databricks Appsを使用できるリージョンに制限があり、ここに記載されています。
(2024/12現在使用可能なリージョンは、australiaeast, eastus, eastus2, westeurope, westusのみです)
ワークスペースの作成
Azure PortalからAzure Databricksを検索し、作成ボタンを押下します。
リージョンはDatabricks Appsが使用可能なリージョンを選択します。(今回はEast USを選択)
価格レベルはPremiumを選んでください。(StandardだとApps作成タイミングでエラーとなります。)
他は適当な値を入力してください。
そのまま、確認及び作成ボタンを押下し、ワークスペースの作成まで実行します。
デプロイが完了すると、Databricksワークスペースのリソースページに移動します。
作成したワークスペースを開き、"ワークスペースの起動"ボタンを押下します。
Databricks Appsの作成
Entra IDのSSOにより自動でワークスペースにログインできます。
左のメニューから新規>アプリと遷移すると、Databricks Appsの作成画面に移動可能で、このワークスペースでDatabricks Appsが使用可能であることがわかります。
まとめ
Azure DatabricksでDatabricks Appsを検証するための環境構築手順を紹介しました。
主なポイントは以下の通りです:
- Databricks Appsは現在Public Previewで、使用可能なリージョンが限定されている
- Azure PortalからDatabricks ワークスペースを作成する際は、Databricks Apps対応リージョンを選択する必要がある
この手順に従うことで、Databricks Appsの検証環境を簡単に構築することができます。