この記事は新人エンジニアAdvent Calendar 2016の17日目の記事です。
今話題の筋肉 Advent Calendar 2016の発起人の1人であるK-BOYと申します。
社会人としてまだ2年目なのですが、実は、最初に新卒入社した会社ではエンジニア職ではありませんでした。
ってことで、今回はエンジニア職じゃない状態からエンジニアになるにあたって私がどのような戦略を取ったかをお話ししたいと思います。
新卒でディレクターという不安
新卒で比較的大きめの会社に総合職として入社しました。
総合職は営業になる可能性もあるし、経理とかやる可能性もあるし、IT担当になる可能性もあるって感じです。その中で私はITの事業部に配属されました。
その会社のIT事業部に配属された総合職の新入社員はそのほとんどがWEBディレクターになります。会社の持っているメディアの開発ディレクションが主な仕事です。
開発ディレクションは何をするかというと、「自分でざっくり仕様を決めて、外部のベンダーに仕事を発注してそれを管理する」って感じです。
この手の仕事をしているIT関連の人は大企業に多いように思います。
もちろん、大きい歯車を回していくにあたってこのような調整役の仕事は重要です。
しかし、あまり汎用的なスキルがつかないという問題があります。
自分一人でもモノをつくれるようになりたい
せっかくIT、WEBに関わっているなら、そのサービス開発に関するレベルをどんどん上げて行きたいと思うわけですが、何も考えずに開発ディレクターをやり続けると、経験値は上がるものの自分一人でモノを作れるようになりません。
今私は25歳ですが、30代になったときに自分一人でモノを作って金を稼げないっていうのはとても情けないのではないか?と思いました。
しかし、プログラマー、エンジニアになれば自分でものをつくれるようになるし、レベルの高い指示もできるようになれる!
そう考えて、新卒入社した年の夏にはエンジニア職にシフトすることを目標としたのであります。
エンジニアになるために取った戦略
私はスタートアップにエンジニアとして転職することを目標に定めました。そのために会社を利用して行ったこと、個人的に頑張ったことを紹介したいと思います。
会社を利用して行ったこと
幸いなことに私は新規事業開発の人数が少ない部署に配属されました。私が入社する時点で、まだ作るプロダクトが決まっておらず、その開発の進め方も決まっていないという状況。
通常であれば、子会社のベンダーに外注して、自分たちはディレクションをするというのがその会社のスタイルでしたが、人数が少なくて意見は言いやすい環境だったので、少しわがままを言いました。
「プログラミング未経験だけど自分で作りたいです。」
このようなワガママが通る会社はあまり多くないとは思いますが、いい意味で「やる気さえあれば何でもやらせてくれる」会社だったので、それを利用しました笑
結局、2015年夏の時点でプログラミング経験はほぼなし(wordpressのカスタマイズしたことあるだけ)の状態から、子会社のエンジニアの方をアサインしていただき、AndroidとiOSアプリを作りながら適宜教えてもらうという恵まれた環境でプログラミングを学ぶことができました。
個人でやったこと
2015年4月に新卒入社して2016年の8月には転職したのですが、エンジニアとしてスタートアップに転職するにあたって、転職活動時は明らかに経験不足でした。
なんせエンジニア歴半年くらいでしたからね。。。
これをどうカバーしたかというと、個人アプリの開発です。
【個人アプリ開発記】NCMBを使った筋トレ記録アプリの作り方
http://qiita.com/k-boy/items/90d83354b835ea415a0b
ちょっとアプリ開発して調子乗ってる奴なんか誰も採用したいと思わないと思います。だから私は本気度を伝える意味で個人アプリ開発をすることに決めました。
まあ、もちろん筋トレ記録アプリは作りたいとずっと思っていましたが、今がそのタイミングだ!と思ったわけですね。
この活動は、転職活動時にかなり高評価を受けたのではないかと思っています。特にスタートアップは主体性のあるエンジニアを採用したいと思いますので、個人アプリを作っているというのは評価になります。その完成度が低かったとしても一からリリースしたという経験は価値あるものですし!
まとめ
新人エンジニアになってからの話ではなく、新人エンジニアになる方法を紹介させていただきました。
まとめると、
- 会社を利用して自分のキャリアにつなげる
- 個人でも活動する
この2つが新人エンジニアとしてスタートアップに転職できた理由かなと思っています。
誰かの参考になれば幸いです!
では!