はじめに
ASJのレンタルサーバからconoha vpsにサーバを移行して3年経過しました。
移行してよかったこと、悪かったこといろいろありますが、とりあえず3年経ったのでconoha vpsの使用感をざっくりと振り返ってみました。VPSの乗り換えを検討している方が参考になればと思います。
背景
以前は主にレンタルサーバを利用してきました。2015年ぐらいまでにロリポップ、さくら、コアサーバ、エックスサーバなどで70~80ぐらいのサイトを構築・運営してきました。個人サイトや店舗などのサイトであればこれで十分なのですが、運用しているサービスの一つが会員制サイトで月間平均20万PVぐらいあり、かつデータベースがそこそこ大きいのでCPU・メモリのスペックと、OSの設定をいじれるVPSに乗り換えることにしました。
2017年頃から検討して最終的にさくらVPSとConoha vps、あとAWSが候補に上がり、敷居の低さ、コンパネの見易さ、それとマニュアルが充実してそうなconoha vpsに決めました。
良かったこと
・コンパネが見やすい
直感的にわかりやすく、プラン変更もシンプルでした。マニュアルもそこそこ揃っているので、初期の移行時はそれほど困ることはありませんでした。
・安定して稼働している
サーバなので、安定稼働は絶対条件ですが、この点については問題はありませんでした。たまにCPUが暴走することはありましたが、再起動で直りました。
悪かったこと
・メールサーバが不安定
メールサーバにはIMAPでつないでいますが、同期速度が異常に遅いため困りました。メーラーをいろいろ変えましたがどれも遅かったのでサーバ側の問題だと思います。ただ2022年にメールサーバが新しくなったのでそちらで試したところ、かなり速くなりました。
・サポート対応
移行当初からサポートの回答がおそいな~とは思っていましたが、そもそも問い合わせをすることがほとんどないのであまり気にしていませんでした。それが、2022年になってメールサーバが新しくなるという通知があり、移行マニュアルに沿ってを移行していましたが、マニュアルに無いエラーが出たため問い合わせフォームから問い合わせをしたところ、最初は回答があったのですが、回答内容通りでは解消されなかったため、再度問い合わせしたところ、その後返信がありませんでした。以降、何度か問い合わせをしましたが結局一週間回答がなく、しびれをきらして電話サポートをしましたが、初日は1時間待って電話がつながらず、2日目は2時間待ってもつながらなかったので諦めました。
総評
サーバ自体の安定稼働、操作感などは良かったです。大きな障害もなかったのでそこは大手だなと思いました。
ただ、2022年になってサポートに電話が全くつながらない、お問い合わせフォーム・メールも途中から一切返信がない、状況確認のお願いをしても返信がないという点については、運営会社としては致命的だと感じました。
VPSのサポートに問い合わせする場合を想定すると、初期の移行時かトラブル発生時に限られると思うので、特に後者でサポートがつながらないと不具合が数日~数週間解消されないリスクがあり、それは私たちにとってはちょっと許容できないリスクだなと感じました。
そのため、利用してから3年経った今、別サービスへの乗り換えを検討するつもりです。