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はじめに

開発する中で安全かつスピーディーなアプリケーション開発方法について考えたことはありませんか?私たちは、日々の開発業務において、品質を保ちながら迅速にリリースするという課題に直面しています。

この記事では、AWS SUMMITで学んだ内容を元に、安全かつスピーディーなアプリケーション開発の方法について詳しく紹介していきます!

対象読者

  • アプリケーションエンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • DevOpsエンジニア

目次

  1. 安全とスピードがなぜ求められるのか
    • スピードと品質は比例する
    • Amazonのデプロイ回数
  2. 効率的な開発方法
    • アジリティのための分割 (マイクロサービス、2ピザチーム)
    • すべてを自動化する
    • 標準化されたツール
  3. セキュリティについて
    • シフトレフト
  4. まとめ

1. 安全とスピードがなぜ求められるのか

スピードと品質は比例する

実は開発スピードと品質は比例関係にあります。
迅速にデプロイできる環境を整えることで、素早くフィードバックを受け取り、それに基づいて改善を重ねることが可能になります。これにより、品質も自然と向上していくのです。

例えば、頻繁なデプロイとテストを通じて、コードのバグを早期に発見し修正することができます。これにより、リリース後の大規模なバグ修正や予期せぬダウンタイムを防ぐことができるのです。スピードが速ければ速いほど、フィードバックループが短くなり、結果としてプロダクトの品質が向上します。

image.png
引用: https://cloud.google.com/blog/ja/products/devops-sre/announcing-the-2023-state-of-devops-report

Amazonのデプロイ回数

Amazonでは年間1億5000万回以上の本番デプロイが行われています。この驚異的なデプロイ回数は、迅速かつ安全な開発プロセスを確立している証拠です。頻繁なデプロイは、素早く新機能を提供し、顧客満足度を高めるために不可欠です。

2. 効率的な開発方法

アジリティのための分割 (マイクロサービス、2ピザチーム)

マイクロサービス

アジリティを高めるためにマイクロサービスアーキテクチャをお勧めしていました。これにより、大規模なシステムを小さな独立したサービスに分割し、各サービスが独自に開発・デプロイできるようにしています。このアプローチは、チームのスピードと効率を大幅に向上させます。

2ピザチーム

さらに、「2ピザチーム」と呼ばれる小規模なチーム構成があります。。このコンセプトは、チームが2枚のピザで満足できる程度の人数で構成されることを意味します。少人数のチームはコミュニケーションが取りやすく、迅速な意思決定が可能となります。これにより、各チームが迅速に動き、独自のペースでプロジェクトを進めることができます。

すべてを自動化する

自動化は、スピードと安全性を両立させるための鍵です。テスト、デプロイ、モニタリングなど、あらゆるプロセスを自動化することにより、ヒューマンエラーを最小限に抑えています。これにより、迅速かつ確実にリリースを行うことが可能となります。

例えば、継続的インテグレーション(CI)ツールを使用することで、コードの変更が自動的にテストされる仕組みを構築しています。これにより、開発者は安心してコードをリリースすることができ、品質を保ちながら迅速に開発を進めることができます。

標準化されたツール

標準化されたツールを使用することで、チーム間のコミュニケーションコストを削減し、開発プロセスをスムーズに進めることができます。共通のツールセットを使用することで、全てのチームが一貫した方法で作業を行うことができます。

例えば、コードリポジトリ、CI/CDパイプライン、モニタリングツールなど、標準化されたツールを使用することで、チーム間の連携がスムーズになります。これにより、開発プロセス全体の効率が向上し、迅速なリリースが可能となります。

3. セキュリティについて

シフトレフト

セキュリティの考え方を「シフトレフト」することで、開発初期段階からセキュリティを考慮し、潜在的なリスクを早期に発見・対処します。これにより、後々の修正コストを大幅に削減できます。

シフトレフトとは、セキュリティのプロセスを開発ライフサイクルの初期段階に移すことを意味します。これにより、開発の早い段階でセキュリティの問題を発見し、修正することが可能となります。結果として、リリース後に発生するセキュリティ問題を未然に防ぐことができます。

まとめ

安全かつスピーディーなアプリケーション開発は、適切なプロセスとツールを取り入れることで実現可能です。
この記事をきっかけに自分たちの開発プロセスの参考にしていただけたら嬉しいです!

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