IRKitとは、記憶させた赤外線信号をwifi経由などで発信させる事が出来るガジェットです。
wifiだけでなく、インターネット上のサーバーを使ってHTTPリクエストで操作する事も出来ます。
外出先から家電をコントロールするスマホアプリやWebアプリが作れます。
http://getirkit.com
今回はターミナルで操作する方法をまとめます。
ターミナルでエアコンとかテレビとか操作するの楽しいです…!
なお、IRKitの初期セットアップは済んでる事とします。
初期セットアップは専用のiPhoneアプリを使って5分程度で出来ます。
##1. IRKitのIPアドレスを確認する
IRKitに割り当てられたIPアドレスを調べます。
まずは、以下のコマンドでIRKitのインスタンス名を確認します。
$ dns-sd -B _irkit._tcp
DATE: ---Wed 20 Aug 2014---
22:21:53.110 ...STARTING...
Timestamp A/R Flags if Domain Service Type Instance Name
22:21:53.374 Add 2 5 local. _irkit._tcp. IRKit****
インスタンス名を使ってIPアドレスを調べます。
$ dns-sd -G v4 IRKit****.local
DATE: ---Wed 20 Aug 2014---
22:32:36.663 ...STARTING...
Timestamp A/R Flags if Hostname Address TTL
22:32:36.924 Add 2 5 irkit****.local. 192.168.*.* 10
##2. IRKitに赤外線信号を記録して、赤外線信号のデータを取得する
IRKit本体に向けて覚えさせたい赤外線信号を送って(リモコンをIRKitに向けてリモコンのボタンを押して)、赤外線信号を記録します。
青のLEDが点滅したら、以下のコマンドで赤外線信号のデータを取得します。
$ curl -i "http://{IRKitのIPアドレス}/messages"
HTTP/1.0 200 OK
Access-Control-Allow-Origin: *
Server: IRKit/2.1.0.0.g13da7b9
Content-Type: text/plain
{"format":"raw","freq":38,"data":[6648,3341,873,2451,873,787,873,787,873,787,873,...中略]}
JSON形式で赤外線信号のデータが取得できます。
##3. IRKitを使って、赤外線信号を発信する
先ほど取得したJSONデータを使って赤外線信号を発信をします。
$ curl "http://{IRKitのIPアドレス}/messages"-d '{"format":"raw","freq":38,"data":[6648,3341,873,2451,873,787,873,787,873,787,873,...中略]}'
以上でターミナルからIRKitを使って、赤外線を発信し家電を操作する事が出来ます。