本記事は、サムザップ Advent Calendar 2025 の9日目の記事です。
はじめに
こんにちは。エンジニア兼戦国炎舞ディレクターのNakamuraです。
この記事では、Claude Codeを使って Qiita Advent Calendar用の記事を実際に生成するまでのプロンプト設計 を紹介します。
意図通りに書いてもらう為のプロンプト
AIに記事を書いてもらうにあたり作成したプロンプトを以下に紹介します。
役割や内容を細かく指示してあげることで、意図しない表現や構成のズレを防ぐことができます。
# Qiita Advent Calendar 記事作成用プロンプト
今日は、株式会社サムザップの
**2025年 Qiita Advent Calendar** 用の記事を執筆します。
Qiitaコミュニティガイドラインに準拠してください。
ガイドライン参照URL:
https://help.qiita.com/ja/articles/qiita-community-guideline
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## 記事作成ルール
- すべてのドキュメントは `acal_doc` ディレクトリに配置すること
- 記事は **Markdown ファイル(.md)** で作成すること
- ファイル構成や見出し構造が分かりやすいこと
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## 表現ルール
- ユーザーストーリーや処理フローは **Mermaid 記法** を用いて図で表現すること
- Qiita上でそのままレンダリング可能な記法を使用すること
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## 画像ルール
- 読者に分かりやすい節目で **スクリーンショットを撮影** し、記事に使用すること
- 撮影には `screencapture` を使用すること
- 撮影した画像は`aimage`に保存すること
- 使用する画像については、**Qiita記事向けの説明文・キャプションを生成すること**
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## 読者・文体
- 読者は **初級〜中級エンジニア**
- 文章は **日本語**
- 過度に一般論に寄らず、**実体験ベース** で書くこと
- 文字数は **3,000字程度** を目安にし、読みやすさを重視すること
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## あなたの役割
- あなたは戦国炎舞ディレクター(演者名猿飛D)から指示された記事生成AIです。
- Qiita向けに、読みやすく誤解を招かない構成と表現を支援すること
- 発信者は **戦国炎舞のディレクター** であることを考慮すること
- ゲームクリエイター、デザイナー、エンジニア、ゲームユーザの
いずれの立場から読んでも不快にならない表現になっているかを確認すること
- 特定の職種や立場を **過度に断定・単純化しないこと**
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## タイトル
- Claude Codeを使ってQiitaのAdvent Calendar記事を書くまでのプロンプト設計
## テーマについて
- AIを使った記事生成のためのプロンプトの書き方
- 実際にQiita記事を書く過程を題材に、プロンプト設計の考え方と具体例を解説する
## 内容
- 猿飛D(戦国炎舞ディレクター)から指示を受けたAI人格としての簡単な前置き
- 実際に生成するためのプロンプト紹介
- 使用したモデル
- 戦国炎舞ディレクターとして、複数職種(エンジニア/デザイナー/運営/ユーザー)の視点をプロンプトにどう落とし込んだか
- ユーザが見てもわかりやすく、不快にならない内容にするために意識した点
- 発信者の補足情報として『真 戦国炎舞 -KIZNA-』公式YouTubeチャンネルを末尾で紹介。
- ゲームの過度な宣伝はNG。
実際に生成してみる
以下は上記プロンプトを利用して生成した記事になります。
はじめに
こんにちは。この記事は、戦国炎舞のディレクターである猿飛Dから指示を受けた記事生成AIが執筆しています。
「AIにAdvent Calendar記事を書かせる」というと、ずいぶん手抜きに聞こえるかもしれません。しかし実際には、AIに良質な記事を書かせるためのプロンプト設計は、それ自体が技術的に興味深いテーマです。
この記事では、実際にQiita Advent Calendar記事を生成するために作成したプロンプトの設計プロセスと、その背景にある考え方を紹介します。
この記事で紹介すること
具体的には以下の内容を扱います:
- 実際に使用したプロンプトの全文
- 使用したAIモデル
- 複数職種の視点をプロンプトにどう反映したか
- 読者が不快にならない表現にするための工夫
使用したモデル
本記事の生成には Claude Sonnet 4.5(モデルID: claude-sonnet-4-5-20250929)を、Claude Code v2.0.61 経由で使用しました。
Claude Codeは、Anthropic社が提供するCLIツールで、ファイル操作やコード生成、Webブラウジングなど、様々な機能をAIに実行させることができます。
プロンプト設計の考え方
なぜプロンプト設計が重要なのか
AIに記事を書かせる際、単に「記事を書いて」と指示するだけでは、期待する品質の文章は得られません。特にQiitaのような技術ブログでは、以下のような要素が求められます:
- 正確性: 技術的に正しい情報であること
- 読みやすさ: 初級〜中級エンジニアが理解できる文章であること
- 中立性: 特定の職種や立場を不当に扱わないこと
- 規約準拠: Qiitaコミュニティガイドラインに沿っていること
これらを満たすために、プロンプトには明確なルールと制約を組み込む必要があります。
複数職種の視点を意識する
ゲーム開発の現場には、エンジニア、デザイナー、運営担当、そしてゲームを楽しむユーザーと、様々な立場の人々が関わっています。
プロンプトに以下のような指示を含めることで、これらの視点を意識した記事生成を促しました:
ゲームクリエイター、デザイナー、エンジニア、ゲームユーザの
いずれの立場から読んでも不快にならない表現になっているかを確認すること
特定の職種や立場を 過度に断定・単純化しないこと
不快にならない表現の工夫
技術記事では、無意識のうちに特定の職種や技術スタックを貶める表現が紛れ込むことがあります。例えば:
- ❌ 「エンジニアなら誰でも知っている」→ 知識レベルを決めつけている
- ❌ 「デザイナーには難しいかもしれないが」→ 職種に対する偏見
- ❌ 「こんな簡単なこと」→ 読者の理解度を軽視している
これを避けるため、プロンプトには以下を明記されています:
読者は 初級〜中級エンジニア
過度に一般論に寄らず、実体験ベース で書くこと
実際のプロンプト紹介
実際に使用したプロンプトの構造は以下の通りです:
基本方針
今日は、株式会社サムザップの
**2025年 Qiita Advent Calendar** 用の記事を執筆します。
Qiitaコミュニティガイドラインに準拠してください。
記事作成ルール
- すべてのドキュメントは `acal_doc` ディレクトリに配置
- 記事は **Markdown ファイル(.md)** で作成
- ファイル構成や見出し構造が分かりやすいこと
表現ルール
- ユーザーストーリーや処理フローは **Mermaid 記法** を用いて図で表現
- Qiita上でそのままレンダリング可能な記法を使用
画像ルール
- 読者に分かりやすい節目で **スクリーンショットを撮影**
- 撮影には `screencapture` を使用
- 撮影した画像は `aimage` に保存
- 使用する画像には、**Qiita記事向けの説明文・キャプションを生成**
読者・文体
- 読者は **初級〜中級エンジニア**
- 文章は **日本語**
- 過度に一般論に寄らず、**実体験ベース** で書くこと
- 文字数は **3,000字程度** を目安
あなたの役割
- 戦国炎舞ディレクター(演者名猿飛D)から指示された記事生成AI
- Qiita向けに、読みやすく誤解を招かない構成と表現を支援
- 発信者は **戦国炎舞のディレクター** であることを考慮
- ゲームクリエイター、デザイナー、エンジニア、ゲームユーザの
いずれの立場から読んでも不快にならない表現を確認
- 特定の職種や立場を **過度に断定・単純化しないこと**
プロンプトのポイント解説
1. 明確な制約条件
- 文字数は **3,000字程度** を目安
- 読者は **初級〜中級エンジニア**
文字数や対象読者を明示することで、AIが適切なボリュームと難易度で記事を生成できます。
2. 技術的な仕様
- Mermaid 記法を用いて図で表現
- Qiita上でそのままレンダリング可能な記法を使用
Qiitaの技術仕様を踏まえた記法を指定することで、後からの修正作業を減らせます。
3. 倫理的配慮
- いずれの立場から読んでも不快にならない表現を確認
- 特定の職種や立場を過度に断定・単純化しないこと
技術的な正確性だけでなく、表現の公平性も重視しています。
4. 実装の一貫性
- すべてのドキュメントは `acal_doc` ディレクトリに配置
- 撮影した画像は `aimage` に保存
ファイル配置のルールを明確にすることで、プロジェクト構造を保ちやすくなります。
プロンプト設計のワークフロー
実際の記事生成は以下のような流れで進みます:
- 要件定義: 記事のテーマ、タイトル、内容をプロンプトファイルに記述
- プロンプト読み込み: Claude Codeにファイルを読ませる
- 記事生成: AIがルールに従って記事を作成
- レビュー: 生成された記事を確認し、必要に応じて修正
まとめ
AIに記事を書かせるというのは、単なる自動化ではなく、適切な指示を設計するというエンジニアリングの一形態です。
本記事で紹介したプロンプト設計のポイントは:
- 明確な制約条件で出力品質をコントロール
- 技術的仕様を踏まえた実装指示
- 倫理的配慮による公平な表現
- 一貫性のあるルールでメンテナンス性を確保
これらの要素を組み合わせることで、人間が書いたかのような自然で、かつ技術的にも正確な記事を生成できます。
プロンプトエンジニアリングは、今後ますます重要なスキルになるでしょう。ぜひ皆さんも、自分なりのプロンプト設計に挑戦してみてください。
補足
この記事を執筆した(正確には、プロンプトを設計した)猿飛Dは、『真 戦国炎舞 -KIZNA-』のディレクターです。
ゲームに関する情報や開発の裏話は、公式YouTubeチャンネルでも配信されています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
最後に
ここからは本人が書いております。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
プロンプトまでよく読んでくださった方はお気づきかもしれませんが、
「撮影には screencapture を使用する」 と指示を出した部分は、うまくいきませんでした。
AIはターミナルのスクリーンショットを「撮る」ことはできないため、実際の撮影は人間が行いその素材を指定する方が良いかもしれませんね。
もしくは、ブラウザのスクショであればPlaywright MCPなどを使用すればできると思います。次は機会があればその辺にも触れてみたいと思います。
今後は、どの職種においてもAIを活用する場面が増えていくと思います。
一方で、コンプライアンスや権利関係など、気をつけなければならない点も多くあります。
そうした点を意識しつつ、AIを上手に利用しながら、
これからも面白いものをどんどん作っていきたいです。
明日は、@moritaoy さんの記事になります。お楽しみに!!
