サーバー構築やプログラミングの話にいきなり飛ぶ前に
私りらぽ♥は興味があるプログラミングだからといって、いきなりサーバー構築やアプリケーション開発に飛びつく前に、高飛車だったり、必要性の低い技術など、正直Qiitaに無駄なことを単に徒然と日記帳に書いているだけといったことは書かず、市場の動向やニーズを理解したうえでQiitaに投稿しています。例えば、最近はブロックチェーンで、複数のRaspberry Piでセキュアなデータ保護を中小企業でも実装できるものとして、改ざん防止が期待できるとあったが、複数のLinuxで実験してみて、確かに改ざんのチェックはブロックごとのハッシュ値を計算・照合して一致するかどうかをチェックし、データを保護することはできるものの、データの変更や削除ができないというデメリットもあり、兌換性のあるデータ金品で、一切の変更削除の許されないもの(仮想通貨など)以外の目的にはあまり使えないことが判明したため、Qiitaを投稿することを断念しました( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
参照:はじめましての記事:地元経済のためのITを営業するには?
私は、大企業を優遇することなく、中小企業や個人商店でもITソリューションを地産地消で提供可能な社会環境を構築したいのです。無駄なことは、導入する企業にとってもお金の無駄、開発者側もまた無駄な労力となってしまいますしね;;
さて、本題。大手通販Webは、地元企業にとって、敵か味方か?
私の地元三浦半島の横須賀では、あの日のX JAPANのhideが生前通っていたヤジマレコードが閉店となってしまいました( ´ •̥ ̫ •̥ ` )地元で有名なレコード店だったので、これが音楽配信サービスに押されて、全国はもちろん、世界中のレコード店は閉店が相次いでいます。さらに、音楽配信の形態も、CDから曲ファイルに変換したものと同じような、オフラインでも聴ける音楽ファイルではなく、定額配信としてストリーミングというダウンロードも次第にできない配信限定化が進んでいます。
音楽だけでなく、ショッピングそのものもWebシステムを利用するケースが増えて、利便性は増す一方です。
ショッピングWebサイトは地元経済にとって敵?
ECサイト主流イコール地元経済にマイナスになるとは限りません。BASEやヤフオク、楽天市場のように、個人商店や中小企業などがショッピングモールとしてショップを開くという方式で、なんでもかんでもすべてECサイトの運営企業が直営が多数占めるようなECサイトでなければ、地元企業主役であることはある程度保持されるでしょう。しかしAmazonのようにAmazonという会社が販売する商品が目立つと、中小企業の売り上げはあまりよろしくないでしょう…特に音楽配信サービスについては、大手企業による寡占市場になってしまっています。
地元CDショップと大手配信サービスのお金の流れを簡略図で
地元レコード店は、売上の一部や印税などは、まずはアーティストやレコード会社に、残りは地元レコード店の利益で、これが経済学上は地元のお金になります。
しかし大手配信サイトの場合は、売上の一部や印税などは、まずはアーティストやレコード会社に流れることは、地元レコード店と同じですが、残りは大手配信会社のものになります。当然ながら、消費者が地元にいて配信サイトで決済操作をしても、売上は常に大手配信会社に流れるので、地元のお金にはなりません。
地元経済にとって、味方となるものと敵となるもの
- 味方となるケース
- 楽天(地元企業がショッピングモールへ出品するケース)
- BASE・ヤフオク(個人商店が出店している。私も利用したことがあります)
- 敵となるケース
- Amazonの多く(商品はAmazon本体が販売していることが多い)
- 音楽配信サービス(ほぼ寡占市場。地元レコード店が閉店することで、地元が展開できず、経済が大手企業に集中して流入してしまい、長期的に見て、地元経済の空洞化を起こすことも)
配信やWebショッピングは便利だが…
- メリット
- 利便性【欲しいもののワード検索をすれば、すぐに見つかる。自宅ですぐに注文可能。もちろん注文の段階であって、出荷までは数日かかることも】
- 配信サイトは原材料を省力化できる【CD・DVDなどのメディアを作るための原材料費がかからない】
- 運輸コストについても原油価格が安価になった今では、便利な存在として、気にならないレベルとなっている【でも今のうち。原油はいずれか枯渇する】
- デメリット
- いつもの店と同様に、閉店やサービス終了はありうる
- Webショッピングは実物を確認するうえで不利【実寸や手触りなど】
- セキュリティの問題【個人情報の盗聴など、漏洩の問題】
- 手数料や送料がかかる【原油はいずれか枯渇するし、配送運賃をなんでもかんでも無料にするわけにはいかない】
- 音楽配信サービスの場合、定額ストリーミングのみの提供の場合は、ローカルに保存できない【外出中にストリーミングを聞く場合、Wi-Fi環境では限られるため、プレイヤーが4G LTEや5Gに対応する必要がある】
中小企業がECサイトを作成するのは困難か
ITシステムを中小企業や個人商店向けに、セキュアな買い物ができるようになれば、閉店や倒産、シャッター街を減らせたように見えたものの…実現可能性な手法としては
- Java(openJDK)、PHP、Linux、MySQLなど、オープン系の開発環境をベースに構築する
- Web通販のみならず、地元コミュニティや売上戦略のWeb拠点を構築できる
- 装置も中古PCやラズパイという価格的に手が出しやすいものでもOK
- 地元企業でITソリューションを実現できれば、当然経済学上でも、地元のお金になる
そうすると、インターネットクラウドに依存する必要もなく、低価格かつ地元経済に相応したITソリューションを実現できたはずだが、予想される問題や課題は…
- 大企業しか適用できないライン作業的な技術者のみならず、ゼロからサーバー構築や開発ができる技術者が必要
- 大規模システムを1人で構築する大企業とは比べては、単価が安いので、カスタマイズ範囲と営業範囲の兼ね合いが苦労となる
- 個人商店のあきらめや投げ出しが多く「商売では生活してられない」という声が多い。ITソリューションを導入する以前の話で、大手(経団連)の優遇は規制緩和などの段階から格差社会として始まっている
スマホゲームを地元向けにイベントを開催することは夢みたい?
どうぶつの森やパズドラというように、ゲームのイベントに地元向けのイベントを用意すると、どういうことが生じるか、私りらぽ♥︎からも予想をしてみる。私の地元横須賀でも、ポケモンGOを用いたイベント成功例は存在しています( ˶˙ᵕ˙˶ )
ゲーム課金のお金の流れを簡略化。当然ながら、課金した売り上げはゲーム会社のものなのはもとより。そこにゲーム会社が地元イベント向けのコンテンツのプラットフォームを設けて、地元の都道府県・市町村・地元企業が作成したコンテンツを、価格と一緒に、そのゲーム会社が用意するプラットフォームに投入すれば、課金などをすることによって、ゲーム会社の売り上げのほかに、地元の法人にも利益が入り、地元のお金になるという話。
- 地元のPRや地元のお金として、地域経済の味方となるゲームの地元イベント
- ゲームならではのレジャー性を楽しめる
課題としては…
- 無料ゲームの場合、課金してでもやってみたいかどうかは、行動としてのバイアスが生じる。ビジネスモデルを難しく考える必要も生じる問題だ
- 地元法人側で、コンテンツを作りやすい環境を整える必要もある
ポケモンGOが地元横須賀でどのようにして地元イベントを展開したかどうかは不明ですが、成功に至れば、人気ゲームに関しては、地元経済としてレジャー性を伴った新たな楽しみが生じることは間違いない…!!
まとめ
Web配信やWebショッピングは、いつでもどこでもスマホやPCで買える世の中。だけど、地元経済を度外視して利便性や知名度だけで大企業のものだけを乞食にて頼ってると、いつしか地元は財政破綻するかもしれません…仕事も地元から消えるかもしれません(´•ω•̥`)
IT業界も地元経済に活用できるものが存在すれば、ITスキルを地元で最大限に貢献できる日は来るかもしれないと、私りらぽ♥も夢見ています!!(*˘ᗜ˘*).。.:*♡
関連書籍
- 大竹文雄 著「行動経済学の使い方」岩波新書
- 枝廣淳子 著「地元経済を創りなおす」岩波新書