概要

iOS13で、UIWebViewがついに廃止されるということで、Cordova6.4.2のアプリに手を入れないといけなくなりました。
諸々の事情により、新規でCordova環境を構築し、旧版の魔改造分をマージすることにしたのですが、Android環境構築にハマりましたので備忘録として残しておきます。

環境

macOS High Sierra
Xcode 10.1
Android Studio 3.4.2
Gradle 5.1.1

この記事で一番大事なこと

JDK8を使おう！

Cordovaインストール

nodebrew入れて、cordovaインストールしましょう。

  $ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup
  $ echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile
  $ source ~/.bash_profile
  $ nodebrew install-binary stable
  $ nodebrew ls
  v12.6.0
  $ nodebrew use v12.6.0
  $ node -v
  v12.6.0
  $ npm -v
  6.9.0
  $ npm install -g cordova
  $ cordova -v
  9.0.0 (cordova-lib@9.0.1)

Android StudioでSDKツールのダウンロード

Android Studioで仮想デバイスの作成

JDK8のインストール

JDK12でやってる限り、下記のようなエラーが延々と解消しません。

Android platform:
  ERROR: android: Command failed with exit code 1 Error output:
  エラー: メイン・クラスjava.se.eeが見つからなかったかロードできませんでした

これは、おそらく、java.se.eeが完全に廃止されたということのようです。
JDK9では、DEFAULT_JVM_OPTSに、

-XX:+IgnoreUnrecognizedVMOptions --add-modules java.se.ee

を追加すれば大丈夫のようですが、JDK12ではこれでも駄目でした。
（JDK8でやる場合は、このオプションをつけると逆にエラーになってハマります。JDK8の場合はつけないようにしましょう。）

【参考】
Java 9 で deprecated になったモジュールによる例外発生の問題にちゃんと対処したい

JDK8のインストールですが、OracleのJDK8はライセンス改定されましたので、OpenJDKを使用します。
下記よりDL可能です。（OpenJDK8は2023年6月までサポート。）
https://adoptopenjdk.net/archive.html

PATH設定（Gradle、SDK、JAVA_HOME）

Gradle、SDK、JAVA_HOMEのPATH設定が必要です。

$ vi  ~/.bash_profile
export PATH=$PATH:"/Applications/Android Studio.app/Contents/gradle/gradle-5.1.1/bin"

export PATH=${PATH}:/Development/android-sdk/platform-tools:/Development/android-sdk/tools
export ANDROID_SDK_ROOT="$HOME/Library/Android/sdk"
export PATH="$ANDROID_SDK_ROOT/emulator:$ANDROID_SDK_ROOT/tools:$PATH"
export PATH="$PATH:$ANDROID_SDK_ROOT/tools"
export PATH="$PATH:$ANDROID_SDK_ROOT/platform-tools"

export JAVA_HOME=`/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/A/Commands/java_home -v "1.8"`
PATH=${JAVA_HOME}/bin:${PATH}

反映

$ source ~/.bash_profile

Gradleの実行権限

chmod +x "/Applications/Android Studio.app/Contents/gradle/gradle-5.1.1/bin/gradle"

Cordovaプロジェクトの作成と起動

準備が完了しましたのでプロジェクトを作成します。

$ cordova create sample-app
$ cd sample-app/
$ cordova platform add ios android

targetエミュレータの指定

$ cordova run android --list 
Available android devices:
Available android virtual devices:
Nexus_5_API_22
$ cordova emulate android --target="Nexus_5_API_22"

環境の確認

$ cordova info

cordova infoでエラーがなければ、問題なくエミュレータ起動できるはずです。

Android

$ cordova run android

$ cordova run ios

まとめ