はじめに
FPGAと変換基板の組み合わせをMSX1搭載のZ80を置き換えることで、MSX2+にアップグレードする
プロジェクトが公開されました。
MSXgoa'uldと命名されており、goa'uldはドラマ「スターゲート」に登場する、人間に寄生して寄生された人間の能力を高める生物?の名前由来します。
日本で使用する場合、MSXのBIOSの問題が発生するので、公開されているfsファイルをそのまま使用できません。
Githubのディレクトリをみてみると、自分のマシンのBIOSを変換するツールが用意されていました。
この記事では、変換ツールの紹介をします。
変換ツール「convert.py」
変換ツールは、/fpga/srcディレクトリに存在します。
Pythonスクリプトですので、機種依存性はありません。
Python3がインストールされていることを確認して、
python convert.py --input input.bin --output output.hex
と実行します。
ここで、「input.bin」は自分のマシンのBIOSで、「output.hex」は出力されるhexファイルです。
hexファイルのファイル名は、/fpga/sccディレクトリに存在するファイル名に合わせてください。
自分の所有するマシンからBIOSを保存するところが、最も難しいところです。
ファイルがそろったら、GowinIDEを使って、FPGAに書き込みます。
おわりに
ブラジル発のプロジェクトなので、ブラジルのMSXを対象としているので、日本発のマシンでは調整が必要です。
一点目は、キーボードの設定がブラジルのキーボードの設定になっているところです。
二点目は、漢字関連のROMの設定がないところです。
これらの点の解消が今後の課題です。