はじめに
秋葉原ロボット部の有志で、milk-v duoを購入し、個々人が様々な実験を行って、勉強会内で報告しています。
Milk-v duoは9ドルのrisc-vコンピュータとして知られています。
ハードウェアは以下の通りです。
- CPUはCVITEKのCV1800B (C906@1Ghz + C906@700MHz)
- 最高1 GHzで動作するデュアルRV64コア
- 64 MBのラム
- オプションのアドオンボードを接続すると10/100Mbpsの速度でイーサーネットに接続可能
Milk-v duoのPythonで利用されるPinpongライブラリのディレクトリを見ると、他のボード用のライブラリもインストールされています。
本稿では、D1-H開発ボードとして知られる「Nezha」について解説します。
Nezha
このボードは、AllwinnerのD1-Hチップを基にAWOLによってカスタマイズされたAIoT開発ボードです。
このボードは、64ビットRisv-VインストラクションセットとLinuxをサポートする、世界ではめて大量生産されたボードだそうです。
https://d1.docs.aw-ol.com/en/d1_dev/
仕様は以下の通り。
CPU | Allwinner D1-H C906 RISC-V 1GHz |
DRAM | DDR3 1GB/2GB |
ストレージ | オンボード256MB spi-nand 容量拡張用にUSB 外部 U diskやSDカードをサポート |
ネットワーク | ギガビットイーサーネットをサポート オンボードアンテナ付き2.4G WiFiとBluetoothをサポート |
ディスプレイ | MIPI-DSI+TPスクリーンインターフェースをサポート HDMI出力をサポート SPIスクリーンをサポート |
オーディオ | マイクロフォンドータボードインターフェース x 1 3.5mmヘッドフォンジャック x 1 (CTIA) |
ボードサイズ | 長さ 85mm 幅 56mm 厚み 1.7mm |
PCB層 | 6層 |
サポートLinux | Tina Linux,Linux 5.4カーネル |
Tina LinuxはAllwinnerテクノロジーによって開発されたLinuxカーネルを基にしたエンベッディドシステムです。
OpenWrt-14.07を基にしています。