はじめに
秋葉原ロボット部の有志で、milk-v duoを購入し、個々人が様々な実験を行って、勉強会内で報告しています。
Milk-v duoは9ドルのrisc-vコンピュータとして知られています。
ハードウェアは以下の通りです。
- CPUはCVITEKのCV1800B (C906@1Ghz + C906@700MHz)
- 最高1 GHzで動作するデュアルRV64コア
- 64 MBのラム
- オプションのアドオンボードを接続すると10/100Mbpsの速度でイーサーネットに接続可能
Milk-v duoの周辺機器には、Duo USB&Ethernet IOBという、4つのUSB端子と有線LAN端子、UART端子を利用可能にするボードが存在します。
https://milkv.io/docs/duo/io-board/usb-ethernet-iob
このボードに、ピンヘッダを取り付けたmilk-v duo本体を接続すると、I2Cなどの端子が利用しにくくなります。
そこで、ピンヘッダではなく足の長いピンソケットを使って、本体とボードを接続します。
足の長いピンソケット
Milk-v duoでは、1x20のピンソケットを用います。
Pico用20ピンコネクタ(足長ピンソケット) が使えます。
テグスプロトタイピングで本体、ソケット、ボードを接続
Milk-v duo本体とボードのLAN端子は、本体裏からポゴピンで接触しています。
したがって、ソケットのプラスチック部分を本体に接触してはんだ付けしてしまうと、LAN端子との接続ができなくなります。
高さの調整が難しいので、調整可能なテグスプロトタイピングで、接続します。
以下の記事を参考にしてください。
https://qiita.com/kazueda/items/18128ff8f951161a424f
くれぐれも、組み立ての最中に基板を壊さないように注意してください。
実際の位置は以下の様になります。
ボード上のソケットと足の長いピンソケットとのすきまの中間あたりに本体があります。
この状態ですと、LAN接続も実現しつつ、ピンソケットにセンサ類をジャンプワイヤで接続可能となります。
おわりに
テグスプロトタイピングの良い点は、組み立て分解が可能で、微調整の必要な配置をあらかじめ決められる点です。
位置の調整がうまくいったら、テグスを取り除いてからはんだ付けするのもいいかもしれません。
くれぐれも、組み立ての最中に基板を壊さないように注意してください。
大事なので2回書きました。