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MSX用自作カートリッジを作製するのに適した基板を妄想する話

Last updated at Posted at 2025-12-22

はじめに

インターネットを検索していると、RP2040やRP2350を利用したMSX用カートリッジを作製する例をいくつか見かけます。
特定のRP2350を用いる場合、あらかじめIOVDD端子に3 Vを印加しておくと、特定のGPIOが5V トレランスになるようです。

資料によると、以下のチップが対応しているようです。

  • RP2350 A4ステッピング(RP2350A0A4 / RP2350B0A4)
    • 初期のA2ステッピングに存在したGPIO関連の不具合(Erratum 9)が修正され、5 VトレランスGPIOが正式対応に。
  • 使用時には、IOVDD(3.3 V)が供給されていることが前提条件です。
  • RP2354A/B
    • RP2350A/BのA4ステッピングベースに2 MBフラッシュをパッケージ内蔵したバリアント。
      ピン互換・仕様もA4と同様で、5 Vトレランス対応です。

RP2350A4を用いると、MSXなどの5 Vで動作するレトロコンピュータ用の周辺機器を容易に作成できそうです。

MSX用自作カートリッジ基板

 インターネットを検索していると、自作用基板の例が紹介されていますが、ガーバーデータを公開しているものになるとなかなか見つかりません。
Apolovalさんのmsc-cartridge内に存在する、「cartridge-breakeout」を見つけました。

image.png

2x25ピンのメスソケットの各ピンにMSXバスの端子が接続されています。
 この図を見たときに、思い出したのが、ちくわ帝国さんの「【MSX】カシオのMSXにカートリッジスロットを増やし隊②【帝国産ハード】」の「サスペンション基板」です。

image.png

こちらも、2x50ピンのピンソケットを接続して使用します。

おわりに

ガーバーデータの公開されている、MSX用自作カートリッジを作製するのに適した基板を探しました。
 2つの例のうち、ちくわ帝国さんの「サスペンション基板」は手元に何枚かあるので、RP2350の基板と組み合わせて、オリジナルカートリッジを作製してみようと思います。

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