2026年のAWS Summit Japanに行きました。そこでいくつかのセッションを聴講しましたので紹介します。ここ3年参加していますが、AWSの資格取得によるスキル向上や業務経験を通じて、だんだんAWSスタッフや出展企業の担当者との意見交換ができるようになってきたのが良かったです。

セッション
NTT
tsuzumi2について
tuzumi1,2の特徴
・NTTでスクラッチ開発されたLLM
・オンプレミス環境において使えるように軽量
・人とAIの協調を目指す
・日本語に強みを持つ
日本語の強みについて
トークナイザーにおいて、日本語文法を考慮した分割を行うことで同じ文字列を他のLLMに比べて少ないトークンで表現している。このため、トークン量が減るためコスト削減に効果がある。
GPT5との比較
例えばニュースリリースの作成において、GPT5では指示を守らなかったり原文から欠落した情報量が多くなったりした回答であったのに対して、tsuzumiでは指示通り整理されわかりやすく修正された回答となった。
AWSの活用
LLMの開発支援プログラムや生成AI実用化支援プログラムを活用することで、リソースの調達や学習、評価の作業に役立てることができた。
今後の展望
・VDocRAG スライドや文書を画像のまま検索して応答するRAG
・ToMATO 心の理論のベンチマークを作成し、LLMを評価する仕組み
JALデジタル、RedHat
Platform Engineering Team(PFE)結成による開発業務の改善について
従来の開発の現場にはコード規約や監視設定、CICD、脆弱性対処、申請などの課題が山積みであり、これらの課題解決のためPFEチームを結成した。
PFEチーム結成前の状況
・アプリケーションデプロイまでのリードタイム 165日
・開発プロセスにかかる合計時間 385時間
・申請作業 40以上
取り組んだこと
・基盤整備、テンプレート作成
LambdaとDynamoDBの環境の自動払い出し、リポジトリ作成、Terraform起動等の自動化環境を構築し、申請から環境構築完了までの所要時間を数分に短縮した。
また、RedHat OpenShift Service on AWS (ROSA) を活用した。このサービスはコンテナプラットフォームのマネージドサービスで運用をオフロードすることができた。
・啓蒙活動
全社向け教育や事業部の啓蒙活動に寄り協力を得る活動を実施した。
・KGIとKPIを設定
経営層の理解を得るためには数値目標を設定して効果があることを示す必要があり、1年目の成果目標を設定して経営層の合意を得てPFEの活動に取り組んだ。
ブース訪問
日産自動車
自動車に搭載するソフトウェア開発の取り組みについて紹介がありました。リーフが展示されていて、機能をその場で実装して車両に反映するデモがありました。
NTTデータ
SalesForceやTableauと連携したBedrock Agent Coreの紹介がありました。チャット形式のアプリケーションでSalesForceやTableauに存在するデータのまとめを指示すると分析結果のまとめやグラフが作成されていました。
トレンドマイクロ
担当者からAWS向けのセキュリティサービスの説明を受けました。ブランド名がいつの間にかTrend AIに変わっていました。
AWS Village, Builders' Fair
ゲーム形式の展示などをいろいろ見ました。仕事関係の展示会ですがここではいろいろ遊べます。
ペン字を評価するコーナー。画面に表示されているキャラクターなどもすべてAIで作成されたそうです。


トラブルシューティングの速さをAIと競うコーナー。課題はセキュリティグループの修正と停止しているEC2インスタンスの起動と簡単でしたので素早く操作してAIに勝てました。


いろいろな体の動作を測定することでどんなスポーツに向いているか評価するAIのアプリケーション。AWSの構成図も紹介されているのでどんな仕組みなのかも理解できます。


その他
今回はQuiz Knockのイベントに初めて参加しました。参加型のクイズ大会があり、前半は簡単でしたが、後半が難しく、6問中4問正解でした。
生で有名人に見ることができたのも良かったです。





