#はじめに
自宅でファイルサーバやRedmine用として使用しているUbuntuマシンを、メインのWindowsマシンからLAN経由で起動できるようにしました。
#環境
Ubuntu 16.04
Windows 8.1 Pro
#手順
###NICの設定(Ubuntu)
1.ethtoolを使用してUbuntuの設定を行います。
まず、下記のコマンドでethtoolをインストールします。
sudo apt-get install ethtool
※私の環境では、最新版がインストール済みでした。
2.NICの設定
下記のコマンドでネットワークアダプタの名前を調べます。
ifconfig
ここでは仮にeth0とします。
下記のコマンドでWake On Lanが有効になっているかを確認します。
sudo ethtool eth0
Wake-on : g となっていれば有効になっています。
###BIOSの設定(Ubuntu)
1.BIOSの設定を確認します。
私の環境では、再起動⇒F2でBIOSが立ち上がり、PCIEによる電源ONを有効にしました。
###Windows側の対応
1.マジックパケットを送信するツール
下記のツールをダウンロードします。
Wake on LAN for Windows
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se500992.html
ホスト名、IPアドレス、MACアドレスなどから対象PCを検索できます。
検索結果はリストに保存されているので、何度もアドレスを打ち込む必要はありません。
起動したいときは、対象PCを選択し、電球マークをダブルクリックするだけです。
#追加(自動ログイン)
私の環境では、PCを起動しただけでログイン前の状態のため、リモートデスクトップ接続できません。
自動ログインという機能があるようだったので、合わせて設定しました。
1.Ubuntuのデスクトップの右上の歯車アイコンからユーザーアカウントを選択します。
2.右上のカギマークをクリックしてロックを外し、自動ログインをオンにします。
#結果
Windowsから無事にUbuntuを起動することができました。
自動ログインもできていたため、半年以上悩んでいた件が解決しました。
##その他
自動ログインを設定する途中、コンフィグを触る方法も試したところ、起動しなくなり冷や汗を書きました。
なんとかコンソールログインにたどり着き、追加したコンフィグをviで削除したら直りました。
##参考
Ubuntu側の作業はほぼこちらのサイト通りでした。
http://d.hatena.ne.jp/adragoona/20130924/1380001302
バージョンは異なりますが、参考にさせていただきました。
https://linuxfan.info/ubuntu-1804-auto-login