はじめに
私が所属するチームでは、新人の成長を早くするためにセンパイ(NotebookLM) を運用しています。
特徴は、インターネットや社内Wikiで探しても出てこない、不文律の業務ノウハウを「いつでも聞ける状態」にしていることです。
この記事では、実際に運用している"センパイ"の作り方と育て方を紹介します![]()
背景
新人が詰まりやすいのは“暗黙知”の部分
私のチームの業務は、仕様書やチケットに書かれている情報だけで完結しないことが多いです。
実務では、例えば以下のような“暗黙の前提”が混ざります。
暗黙の前提たち
- この場合は例外的にこう処理する
- この画面はここまでやるのが暗黙の完成ライン
- 関係者に確認する順序
- 過去の経緯を踏まえた判断(なぜそうしているか)
これらは検索しても出てこないし、経験がない新人は聞かないと分からない。
でも、毎回先輩社員が同じ質問に答えるのはコストが高い。
そこでセンパイを導入しました。
暗黙知って、新人だけじゃなくてゴリラでも迷うタイプのやつですよね。
ちゃんと“言語化されて置いてある”だけで、救われる人(とゴリラ)が増えます。
センパイの作り方
新人向けドキュメントを“教材”にする
センパイには社内Wikiや新人向けに作成したドキュメントを読み込ませています。
狙いはシンプルで、センパイに聞けば以下の回答が返ってくる状態にすることです。
センパイが答えてくれること
- 新人が最初に読むべき情報
- 現場の不文律
- よく詰まるポイントの回答
つまり、センパイは 「社内版の先輩社員(ただし資料に基づいて答える)」 として動かしています。
センパイの育て方
センパイが答えられなかったら、人間に聞いて“追記する”
運用の核はここです。
- 新人がまずセンパイに質問する
- センパイが答えられない(回答が弱い/根拠がない)場合、先輩社員に改めて質問する
- 先輩社員から得た回答を 新人向けドキュメントに追記する
⇒次回以降、同じ質問が来たときは センパイが答えられる ようになる!!
この運用にしてから、センパイは「使えば使うほど賢くなる」状態になりました。
新人の質問が、そのままドキュメント改善のトリガーになるのがとにかく強いです。
ここが良い
質問した新人の“インプットとアウトプット”を一緒にできる
この運用で地味に効いているのが、質問した新人が、回答の追記(アウトプット)まで関与できる点です。
- 新人 :疑問を言語化する(インプットの整理)
- 先輩社員:正しい判断や背景を伝える
- 新人 :ドキュメントに追記する(アウトプット)
- センパイ:次から回答できるようになる
単に「答えを教えてもらう」で終わらず、
新人が“チームの知識資産を増やす側”に回れるので、立ち上がりと自走が早くなります。
ここが好きポイントで、
新人が「質問する人」から「チームを強くする人」にスライドしていく感じが出ます。
ゴリラも隣でうなずいています。
まとめ
うちのチームの”センパイ”は、新人向けドキュメントを教材にして、不文律を“聞ける状態”にする仕組みです。
そして、センパイが答えられなかった質問は人間が答え、その回答をドキュメントに追記して、センパイを育てる。
このループを回すと、
新人の詰まりが減る
→先輩社員の同じ説明が減る
→ドキュメントが育つ
→チームの暗黙知が資産になる!!
が、まとめて起きます。
そして気づくとドキュメントは濃くなり、新人も先輩も(ついでにゴリラも)迷いにくくなります。
ぜひあなたのチームにも”センパイ”を取り入れませんか?

