#概要
- FabModulesのインストール手順のメモ(2014/8/9時点)です。
- FabModulesとは、ファブラボのさまざまな機材で使えるCAMソフトウェアです。
- 基本的な内容は公式サイトと同じで、コマンドライン操作に慣れていない方向けにまとめます。
- 日本語版fabmodulesのインストール手順がこちらにありますが、私はインストールに失敗した(core/gif_stl.cのコンパイルエラー?)ので、ここでは英語版の手順を解説します。
#作業環境
- MacOSX Mavericks(10.9.3)
#手順
##0.下準備
###セキュリティ設定
1.「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「一般」を開く
2. 「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」で「すべてのアプリケーションを許可」を選択
次に、以下のソフトウェアをインストールします。
- Command Line Tools
- Homebrew
###Command Line Toolsのインストール方法
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XCodeをインストール(ここからダウンロードできます)
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「ターミナル.app」を起動
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以下のように入力して実行(Enterキーを押す)
xcode-select --install
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エラーが出てインストールできないかもしれません。その場合はこちらの手順を参照ください。
###Homebrewのインストール方法
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「ターミナル.app」で以下のテキストをコピペして実行(Enterキーを押す)
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/Homebrew/homebrew/go/install)"
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ターミナル画面の動きが止まるまで待って「Installation successful!」という文字が出力されていたら、OKです。以降もターミナルを使って作業するので、画面を閉じないでください。
(Homebrewについて詳しく知りたい方はこちら)
##1. 必要なパッケージをインストール
以下のパッケージをインストールしていきます。
- boost
- cmake
- libpng
- giflib
- wxPython
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Boost, cmake, libpng, giflibをインストールします。ターミナルで以下の通り入力して、実行します。
brew install boost cmake libpng giflib
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wxPythonをインストールします。ここにある「wxPython3.0-osx-cocoa-py2.7」をダウンロードします。こちらは、ターミナルを使わずにダブルクリックしてインストールします。
##2. FabModulesのインストール
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FabModuleのページからファイルをダウンロードします。ページ一番上の「All Modules」→「Download」 をクリックすると「fab_src.zip」がダウンロードされます。
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「fab_src.zip」を適当な場所に置いて解凍します。以降、ホームフォルダ(ユーザ名のついているフォルダ)に置いた場合で説明していきます。
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ターミナル上で、先ほど解凍してできた「fab_src」フォルダに移動します。移動するために、ターミナルで以下を実行します。
cd ~/fab_src
次に、以下のように入力、実行します。
make fab
ターミナル画面の動きが止まるまで待ちます(数分かかります)。エラーが出なければ、以下を実行します。
make install
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起動するかどうか確認します。以下を実行します。
fab
FabModulesのウィンドウが起動したら成功です!