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パッケージ管理システム Homebrew

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home-brew.png

Homebrew(ホームブルー)とは、Mac OS X オペレーティングシステム上でソフトウェアの導入を単純化するパッケージ管理システムのひとつです。yumapt-get の類の一つです。

MacPorts との違い

Mac OS X には Homebrew と双璧をなすパッケージ管理システムがあります。
MacPorts です。以下に簡単な比較を載せておきます。

Homebrew MacPorts
既存のソフトウェアへの影響 なるべく既存を利用 新しくインストールする
インストール可能なユーザ 一般ユーザ スーパーユーザ(管理者権限 sudo が必要)
パッケージのインストール先 /usr/local /opt/usr
扱えるパッケージ数 少ない 多い
インストールにかかる時間 少ない 多い
システムへの依存度 大きい 小さい

MacPorts と比べて Homebrew は依存関係でインストールされるソフトが少ないためか、パッケージ管理システムとしての人気が高まってきています。
MacPorts は、Mac に最初から入っているソフトウェアを無視してパッケージが依存するソフトを新規でインストールするという性質を持っていますが、Homebrew は極力 Mac に入っているものを使うように作られています。ゆえに、パッケージ導入時のシステムへの負担や、インストールにかかる時間が比較的少なくて済むようです。
また、Homebrew はスーパーユーザでコマンドを実行する必要が無く、一般ユーザー権限で使うことが出来ます。

※【2015/07/07 追記】最近では Homebrew が大きく台頭してきて、MacPorts の名前を見ることは減ってきました

Homebrew について

Homebrew は「ユーザが自らパッケージをビルドして使用する」ことのメタファーで「ビールを自家醸造して保存する・飲む」ことを意味しています。そのため、独特なキーワードを用いるので下記で表にしておきます。

キーワード 本来の意味 たとえ
Brew ビールを醸造する make する
Homebrew 自家醸造 ユーザ自らがビルドする
Cellar セラー(ワインセラーのなどのセラー。ビール貯蔵庫) インストール(保存)先
Keg 樽、醸成用 make 材料
Formula 調理法、手順 ビルド方法・手順が書かれたスクリプト

Homebrew 用のサブコマンドを叩いたり、エラー処理しているときなど、様々な局面で上記のようなキーワードを目にすることになると思うので覚えておくといいかもしれません。

Homebrew をインストールする

何個かステップを経るため、先に手順だけ書いておきます。

  1. Java をインストールする
  2. Command Line Tools のインストール
  3. Homebrew 本体のインストール

1. Java をインストールする

OSX は Java を必要とするような動作をした時、OS 側から 「Java の未インストールの情報」と「インストールするかどうかの選択肢」を与えてくれます。
下記のコマンドを ターミナル(Terminal.app) から実行することで、Java がインストールされていればバージョンを表示、されていなければインストールするか聞いてきてくれます。

インストール済み

$ java -version
java version "1.6.0_51"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_51-b11-457-11M4509)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.51-b01-457, mixed mode)

未インストール

$ java -version
No Java runtime present, requesting install.

java.jpg

2. Command Line Tools のインストール

このインストール方法は2通りあります。
ちなみに、Command Line Tools をインストールすることで、gcc といったコマンドも使用することができるようになります。

  • 2.1. Xcode を利用する

App Store にて Xcodeをダウンロードすることが出来ます。インストールが完了したら、ターミナルから

$ xcode-select --install
  • 2.2. Developer を利用する

Xcode をインストールしたくない人、出来ない人などはこの方法がおすすめです。しかし、Apple ID などが必要になるので準備しておいてください。無料です。

https://developer.apple.com/downloads/index.action

Sign_in_with_your_Apple_ID_-_Apple_Developer.png

3. Homebrew 本体をインストールする

Homebrew 公式サイトに書かれている方法を用いてインストールします。
下記のコマンドを ターミナル(Terminal.app) から実行するだけです。
※この下記コマンドは公式サイト上でまれに変更される場合があるので、公式サイトへ飛んでコピペしたほうが最新です。

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

インストールが完了すると、その旨と簡単なセットアップを促すメッセージが出力されます。

==> Installation successful!
You should run `brew doctor' *before* you install anything.

Homebrew を使用する

インストールが完了したら、まず下記コマンドを実行します。

$ brew doctor

問題がないかチェックし、あった場合はその解決策を示してくれます。
いざ、打ってみるとさっそく。。

Warning: You have MacPorts or Fink installed:
  /opt/local/bin/port

This can cause trouble. You don't have to uninstall them, but you may want to
temporarily move them out of the way, e.g.

  sudo mv /opt/local ~/macports

Warning: You have a non-Homebrew 'pkg-config' in your PATH:
  /opt/local/bin/pkg-config

`./configure` may have problems finding brew-installed packages using
this other pkg-config.

今回は、MacPorts の存在がエラーの原因でした。解決策が示されているので、乗っかってみましよう。

$ sudo mv /opt/local ~/macports

mv の第二引数は何でもよくて、とりあえず除けたかったみたいです。もう一度 brew doctor してみて、

Your system is ready to brew.

と表示されれば、インストールの完了です。

===========

余談として、お決まりの本体アップデートをしておきます。
最新版にするには、

$ brew update

バージョンチェックは、

$ brew -v

です。

Homebrew の基本操作をする

wget コマンドをパッケージの例に説明していきます。
以下に示すコマンド郡を使用できたら、実使用では無問題でしょう。

パッケージを探す

$ brew search wget

パッケージをインストール

$ brew install wget

パッケージの有効化と無効化

$ brew unlink wget   # 一時的に無効化
$ brew link wget     # 有効化

パッケージ一覧の更新

$ brew update     # formula を更新
$ brew upgrade    # 更新があるパッケージを再ビルドする

インストールされたリストを表示する

$ brew list

パッケージをアンインストール

$ brew remove wget

Homebrew の設定一覧

$ brew --config
HOMEBREW_VERSION: 0.9.5
ORIGIN: https://github.com/mxcl/homebrew
HEAD: 57272977eaa0ec0509a29be6c8e90b5f4b338f65
HOMEBREW_PREFIX: /usr/local
HOMEBREW_CELLAR: /usr/local/Cellar
CPU: quad-core 64-bit ivybridge
OS X: 10.8.5-x86_64
Xcode: 4.6.3
CLT: 4.6.0.0.1.1365549073
LLVM-GCC: build 2336
Clang: 4.2 build 425
X11: N/A
System Ruby: 1.8.7-358
Perl: /usr/bin/perl
Python: /usr/bin/python
Ruby: /usr/bin/ruby => /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/1.8/usr/bin/ruby

Homebrew をアンインストール

世の中には気に食わないソフトウェアてのもあるものです。
そんな時は以下をあせらずに実行し、一掃しましょう。

$ cd `brew --prefix`
$ rm -rf Cellar
$ brew prune
$ rm `git ls-files`
$ rmdir Library/Homebrew Library/Aliases Library/Formula Library/Contributions
$ rm -rf .git
$ rm -rf ~/Library/Caches/Homebrew
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29 contribution

Java がなくても Homebrew は使えるはずですよ。

ちなみに Mac OS X 10.9 では gcc とか xcode-select --install などのコマンドを打ち込むと Apple ID 不要で Command Line Tools のインストールに入れます。

654 contribution

Homebrewで管理するパッケージにはjavaが必要なものもあるようですよ。
Subversion,Berkeley-DB,CMakeなど
http://www.karakaram.com/install-homebrew-mac

Command Line Toolsが記載の方法でインストールできなくなったようです。
Domonさんが紹介されているコマンドでインストールできるようです。
http://hiroki.jp/mavericks-command-line-developer-tools

0 contribution

MacPortsのパッケージインストール先、/opt/usrとなっていますが、/opt/localでは無いですか?

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