3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

NotebookLMを資格試験用の“自分専用ナレッジDB”として使う方法

3
Posted at

はじめに

資格勉強を始めようとするとき、参考書や過去問、公式シラバスなど、手元にある情報の多さに「どこから手をつければいいのか……」と迷うことはありませんか?効率よく進めたいと思っているはずなのに、情報がバラバラに散らばっているせいで、結局何から着手すべきか見えなくなってしまう。

私の日々の悩みです😂

ちゃんと整理しているつもりなのに…。

  • どこに何を書いたかわからない
  • 前に間違えた問題をもう一度探すのが面倒
  • 参考書を読んだのに、問題になると答えられない
  • 苦手分野がなんとなくしか見えていない
  • 勉強した内容を復習に活かしきれていない

等々

資格勉強でいちばん大事なのは、当たり前ですが「合格すること」です。

そのためには、参考書や過去問、シラバスなどの情報をただ集めるだけでは足りません。

必要なときにすぐ見返せて、理解を深めたり、復習したり、問題演習につなげたりできる状態にしておくことが大切だと思います。

そこで私も資格試験用に使い始めたのが、Googleの NotebookLM です。

NotebookLMは、PDF、Webページ、Googleドキュメント、スライドなどをソースとして読み込ませ、その内容をもとに質問したり、要約したり、クイズを作ったりできるAIツールです。

普通の生成AIと違うのは、自分が入れたソースを中心に回答してくれる ところです。
※ ただし、AIの回答なので、試験範囲や正誤が重要な内容は、必ず元ソースや公式情報と照らし合わせるようにしています。

つまり、資格試験のシラバス、参考書、過去問解説、自分の学習メモを入れておけば、NotebookLMを「自分専用の資格試験ナレッジDB」として使えます。

今回は、NotebookLMを単なるAIチャットとして使うのではなく、資格勉強の効率を上げるための学習基盤として使う方法をまとめます。

NotebookLMを「ナレッジDB」として考える

NotebookLMを資格勉強に使うときは、まず考え方を変えると使いやすくなります。

NotebookLMは、単に「質問したら答えてくれるAI」ではなく、自分が入れた教材を再利用しやすくする場所 として使うのがおすすめです。

たとえば、次のような情報を1つのノートブックにまとめます。

  • 公式シラバス
  • 参考書のPDF
  • 過去問と解説
  • 自分の学習ノート
  • 間違えた問題のメモ
  • 暗記したい用語集
  • 苦手分野のまとめ

これらを入れておくと、NotebookLMに対してこんな使い方ができます。

  • 試験範囲の全体像を整理してもらう
  • 苦手な分野だけを抜き出してもらう
  • 似た用語を比較してもらう
  • 過去問ベースでクイズを作ってもらう
  • 間違えた問題から復習メニューを作ってもらう
  • Mermaid形式で図解してもらう
  • 音声化して耳から復習する

つまり、参考書や過去問を「読むだけの教材」から、何度も再利用できる学習データ に変えられます。

ここが、NotebookLMを資格勉強に使う一番大きなメリットだと思います。

まずはノートブックをどう分けるか決める

最初に決めたいのが、ノートブックの分け方です。

資格ごとに1つのノートブックを作るのもありですが、試験範囲が広い場合は分野ごとに分けた方が使いやすいです。

たとえば応用情報技術者試験なら、こんな分け方ができます。

応用情報_全体整理
応用情報_午前対策
応用情報_午後対策
応用情報_セキュリティ
応用情報_データベース
応用情報_ネットワーク
応用情報_誤答メモ

AWS認定なら、こんな感じです。

AWS認定_全体整理
AWS認定_IAM
AWS認定_VPC
AWS認定_EC2
AWS認定_S3
AWS認定_Well-Architected
AWS認定_模試の誤答分析

ポイントは、NotebookLMの中を「ただの資料置き場」にしないことです。

あとから復習しやすいように、目的ごとに分けておくとかなり使いやすくなります。

ソースは「全部入れる」より「使う目的」で選ぶ

NotebookLMにはいろいろなソースを入れられますが、資格勉強では入れすぎにも注意が必要です。

大量に入れると便利そうに見えますが、目的が曖昧な資料まで入れると、回答の焦点もぼやけやすくなります。

おすすめは、まず以下の4種類に絞ることです。

ソース 役割
公式シラバス 試験範囲の基準にする
参考書・教材 知識のメインソースにする
過去問・解説 出題パターンを把握する
自分の誤答メモ 弱点分析に使う

特に大事なのは、自分の誤答メモ です。

資格勉強では、できた問題よりも、間違えた問題の方が価値があります。

なぜ間違えたのか、どの分野が弱いのか、どの用語を勘違いしていたのか。
この情報をNotebookLMに入れておくと、あとからかなり使いやすい復習データになります。

Plan:まず学習範囲を地図にする

NotebookLMを使い始めたら、いきなり細かい質問をするよりも、まずは試験範囲を整理してもらうのがおすすめです。

資格勉強は、全体像が見えないまま始めるとしんどくなりやすいです。

参考書を1ページ目から読む前に、NotebookLMに学習範囲を地図のように整理してもらいます。

プロンプト例

このノートブック内のソースをもとに、〇〇試験の学習範囲を整理してください。

条件:
- 大分類・中分類・小分類に分ける
- 各項目に重要度を「高・中・低」で付ける
- 初学者がつまずきやすいポイントを書く
- 過去問で問われやすそうな観点を書く
- まず優先して学ぶべき順番を提案する
- 根拠となるソース名や該当セクションも示す

これをやると、勉強対象が「分厚い参考書」ではなく、「攻略するマップ」になります。

最初に全体像をつかんでおくと、どこに時間をかけるべきかが見えやすくなります。

Do:参考書を読むだけで終わらせない

NotebookLMを使うと、参考書を読む時間そのものも効率化できます。

たとえば、ある章を読んだあとに、その内容をNotebookLMに整理してもらいます。

プロンプト例

この章の内容を、資格試験の対策として整理してください。

条件:
- 重要キーワードを10個抽出する
- それぞれの意味を短く説明する
- 試験で問われやすいポイントを書く
- 似た用語があれば違いを比較する
- 最後に理解確認用の問題を3問出す

これを使うと、ただ読んで終わりではなく、読んだ内容をすぐに復習用の形に変えられます。

特に、用語が多い分野ではかなり便利です。

たとえば情報処理試験なら、認証・認可・暗号化・ハッシュ化・電子署名など、似た用語がたくさん出てきます。

そういうときは、比較表にしてもらうと理解しやすくなります。

比較表を作るプロンプト

このソースに出てくる似た用語を比較表にしてください。

条件:
- 用語名
- 意味
- 違い
- 試験で問われやすいポイント
- 覚え方
を表にしてください。

自分でまとめると時間がかかる部分を、NotebookLMに下書きしてもらうイメージです。

Check:クイズで「わかったつもり」を防ぐ

資格勉強で一番よくあるのが、参考書を読んで理解したつもりになることです。

読んでいるときはわかった気がするのに、問題になると答えられない。
これはかなりよくあります。

なので、NotebookLMの機能にあるクイズを使います。

プロンプト例

このソースの内容から、重要度の高い箇所を10問、4択クイズ形式で出題してください。

条件:
- 1問ずつ出題する
- 私が回答するまで正解を表示しない
- 回答後に、正解と解説を出す
- なぜ他の選択肢が誤りなのかも説明する
- 解説には、ソース内の該当ページまたはセクションを含める
- 最後に、私の弱点を分析してください

ポイントは、1問ずつ出題してもらうこと です。

最初から答えと解説まで全部出されると、結局読むだけになりやすいです。

1問ずつ答える形にすると、自分の頭で考える時間ができます。

これだけで、インプット中心の勉強から、アウトプット中心の勉強に変わります。

誤答メモをNotebookLMに入れると強い

NotebookLMを資格試験用のナレッジDBとして使うなら、かなり重要なのが 誤答メモ です。

過去問や模試を解いたあと、間違えた問題をそのままにせず、簡単にメモしておきます。

たとえば、こんな感じです。

問題:
公開鍵暗号方式に関する問題で、電子署名の役割を間違えた。

自分の回答:
暗号化に使うものだと思って選択した。

正解:
改ざん検知と本人確認に使う。

間違えた理由:
公開鍵暗号、電子署名、ハッシュ値の関係が整理できていなかった。

こういうメモをNotebookLMに入れておくと、あとから弱点分析に使えます。

誤答分析プロンプト

以下は私が間違えた問題と解答メモです。
この内容をもとに、誤答傾向を分析してください。

条件:
- 知識不足
- 概念理解不足
- 問題文の読み間違い
- 計算ミス
- 暗記不足

上記のどれに近いか分類してください。
そのうえで、次に復習すべきソース内のセクションを教えてください。
最後に、30分でできる復習メニューを3つ提案してください。

誤答メモ:
(ここに貼り付け)

これを使うと、間違いを「失敗」で終わらせず、次の学習計画に変えられます。

資格勉強の効率化で一番大事なのは、実はここだと思います。

Mermaidで理解を図にする

技術系の資格では、文章だけだと理解しづらい概念があります。

たとえば、ネットワーク構成、認証フロー、データベースの整合性、クラウドの責任共有モデルなどは、図にした方がわかりやすいです。

NotebookLMにMermaid記法で出力してもらえば、Qiitaにも貼りやすくなります。

プロンプト例

ソース内の「〇〇」の概念について、Mermaid記法で図解してください。

条件:
- graph TD形式で出力する
- 主要な概念、関係性、注意点を含める
- ノード名は日本語で短くする
- 図の後に、それぞれのノードの意味を説明する
- 試験で問われやすいポイントも補足する

たとえば、NotebookLMを使った学習PDCAはこんな感じで整理できます。

図解にすると、頭の中でバラバラだった情報がつながりやすくなります。

特にエンジニアは、テキストより図で見た方が理解しやすい場面も多いと思います。

Audio Overviewで復習のハードルを下げる

NotebookLMには、ソースの内容を会話形式の音声にしてくれる Audio Overview という機能があります。

これを使うと、机に向かっていない時間も復習に使えます。

たとえば、こんなタイミングです。

  • 通勤中
  • 散歩中
  • 家事中
  • 寝る前
  • 画面を見るのがしんどいとき

全部の範囲を音声化する必要はありません。

むしろ、苦手な分野だけ音声化する方が使いやすいです。

音声化に向いている内容

  • 間違えた問題の解説
  • 暗記しづらい用語
  • 概念のつながりが難しい分野
  • 試験直前に聞き流したいまとめ
  • 参考書を読んでも理解しづらかった章

プロンプト例

このソースをAudio Overviewで復習する前提で、音声学習に向いた構成を作ってください。

条件:
- 重要トピックを3〜5個に絞る
- 試験で問われやすいポイントを入れる
- 初学者が誤解しやすい点を入れる
- 会話形式で説明しやすい流れにする
- 15分程度で復習できる内容にする

Audio Overviewは、がっつり新しい知識を入れるというより、復習や理解の補強に向いていると思います。

「一度読んだ内容を、別の形で聞き直す」ことで、記憶に残りやすくなります。

NotebookLMで回す学習PDCA

NotebookLMを資格試験用のナレッジDBとして使うなら、PDCAで考えるとかなり整理しやすいです。

フェーズ NotebookLMでやること
Plan 試験範囲を整理し、学習ロードマップを作る
Do 参考書・過去問を読み、わからない点を質問する
Check クイズ、図解、音声で理解度を確認する
Act 誤答を分析し、次の復習メニューを作る

このサイクルを1週間単位で回すと、勉強の進め方がかなり変わります。

ただ参考書を読むだけではなく、

読む
↓
クイズで確認する
↓
間違える
↓
原因を分析する
↓
次の復習に反映する

という流れが作れます。

資格勉強は、やみくもに時間を増やすより、間違えたところをどう扱うかが大事です。

NotebookLMを使うと、その振り返りの部分をかなり効率化できます。

そのまま使えるおすすめプロンプト集

学習範囲を整理する

このノートブック内のソースをもとに、〇〇試験の学習範囲を整理してください。

条件:
- 大分類・中分類・小分類に分ける
- 各項目に重要度を付ける
- 試験で問われやすいポイントを書く
- 初学者がつまずきやすい点を書く
- 優先して学ぶ順番を提案する

重要論点を洗い出す

このソースから、試験で問われやすい重要論点を10個抽出してください。

条件:
- 重要度
- 出題されやすい形式
- 理解のポイント
- 関連するソース箇所
を表で整理してください。

実務例に置き換える

この概念を、Webエンジニアが理解しやすいように実務上の例に置き換えて説明してください。

条件:
- API、DB、認証、ネットワーク、クラウド構成のどれかと関連付ける
- 初学者にもわかる言葉で説明する
- 試験で問われやすいポイントも補足する

似た用語を比較する

このソースに出てくる似た用語を比較表にしてください。

条件:
- 用語名
- 意味
- 違い
- 試験での問われ方
- 覚え方
を整理してください。

一問一答を作る

この章の内容から、暗記用の一問一答カードを20個作ってください。

条件:
- 表面は質問
- 裏面は回答と補足説明
- 重要度が高いものから並べる
- 似た用語がある場合は注意点も書く

4択クイズを作る

このソースの内容から、重要度の高い箇所を10問、4択クイズ形式で出題してください。

条件:
- 1問ずつ出題する
- 私が回答するまで正解を表示しない
- 回答後に解説する
- 他の選択肢が誤りである理由も説明する
- 最後に弱点を分析する

誤答を分析する

以下は私が間違えた問題と回答メモです。
この内容をもとに、誤答傾向を分析してください。

条件:
- 知識不足
- 概念理解不足
- 問題文の読み間違い
- 計算ミス
- 暗記不足

上記のどれに近いか分類してください。
次に復習すべき項目と、30分でできる復習メニューも提案してください。

誤答メモ:
(ここに貼り付け)

試験直前チェックリストを作る

試験前日に確認すべきポイントを30個リストアップしてください。

条件:
- 重要度が高い順に並べる
- 覚えるべきキーワードを書く
- よくあるひっかけを書く
- 確認すべきソース箇所を示す

おわりに

資格勉強でしんどいのは、参考書や過去問そのものだけではなく、増えていく情報をうまく扱いきれなくなることだと思います。

「どこに何を書いたっけ?」
「前に間違えた問題、どれだっけ?」
「読んだはずなのに、問題になると答えられない……」

こういう状態になると、勉強している時間のわりに、理解や復習にうまくつながらないことがあります。

NotebookLMを使うと、参考書や過去問、シラバス、自分のメモなどをまとめておきながら、学習に必要な形で再利用しやすくなります。

たとえば、

  • 試験範囲の全体像を整理する
  • 重要ポイントを抜き出す
  • 苦手分野を見つける
  • クイズで理解度を確認する
  • 間違えた内容を次の復習に活かす

といった流れを作りやすくなります。

もちろん、NotebookLMは資格勉強のすべてを代わりにやってくれるツールではありません。
最終的に覚えるのも、問題を解くのも、自分です。

ただ、散らばりがちな学習素材を整理して、勉強しやすい形に整えてくれるという意味では、かなり便利だと感じました。

参考書や過去問、シラバス、自分のメモをまとめておくだけで、重要ポイントの整理、クイズ作成、誤答分析、復習メニュー作成までつなげやすくなります。

資格勉強は、やる気だけで進めようとするとしんどくなりがちです。
でも、NotebookLMを使うと「次に何を復習すればいいか」が見えやすくなります。

私自身も使ってみて、これは資格勉強とかなり相性がいいなと思いました。

これから資格勉強を始める人や、情報整理・復習のやり方に悩んでいる人は、一度NotebookLMを「自分専用ナレッジDB」として使ってみるのがおすすめです。

採用拡大中!

アシストエンジニアリングでは一緒に働くフロントエンド、バックエンドのエンジニア仲間を大募集しています!

少しでも興味ある方は、カジュアル面談からでもぜひお気軽にお話ししましょう!

お問い合わせはこちらから↓

https://official.assisteng.co.jp/contact/


参照

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?