はじめに
Amazon SESを利用している環境で、メールを受信できないということがあありました。
本記事ではメール受信できていない原因と解決方法を記載していきます。
原因について
結論として、受信できていないメールアドレスがサプレッションリストに登録されていたことがわかりました。
メール送信に失敗したために無効な宛先となったことで、自動的にサプレッションリストにメールアドレスが登録されメールが送信できなくなったみたいです。
Amazon SESのコンソール画面では、下記のようにサプレッションリストにメールアドレスが登録されていることが確認できます。
下記は公式ドキュメントを一部の内容を抜粋したものです。
Amazon SES では、メーリングリストや定期購読のリスト、E メール抑制といった独自のリストを管理できます。送信者の評価を維持するために、SES では、無効な受信者への送信を防止し、送信者の評価を傷つけないようにする、アカウントレベルおよび設定セットレベルの抑制を提供しています。バウンスした E メールや苦情に対するもう 1 つの手段として、SES では、サブスクリプション管理を通じて、すべての送信メールにサブスクライブ解除リンクを自動的に追加できます。
アカウントレベルのサプレッションリストに含まれているアドレスにメッセージを送信しようとすると、SES はメッセージを受け付けますが、送信はしません。
- Amazon SESでは、バウンスメールや苦情と判断されたメールは自動的にサプレッションリストに登録される
- サプレッションリストに含まれているメールアドレスにメールを送信しても、SESはメッセージを受け付けるが、送信はされない
対応について
サプレッションリストから対象のメールアドレスを削除することにより、メールを受信することができました。
さいごに
バウンスメールや苦情と判断されたメールが自動的にサプレッションリストに追加されるということを知らなかったので、今回のことで知ることができて良かったです。
メールを受信できていない時の切り分けして、サプレッションリストにメールアドレスが追加されているかを確認することも一つの手かもしれないですね。
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