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Proxmox学習記録(4) Proxmox VEの通知設定:4つの通知方式をざっくり理解して、SMTP でメール通知してみる

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Last updated at Posted at 2025-11-27

ProxmoxVEについて知識を深めるために、自分なりの言葉にして学習していきます。
なるべく誰でも分かりすく伝わるように・・・
以下を参考にしながら学習していきます。

今回

Proxmox VE には、障害やバックアップ失敗などを管理者に知らせるための「通知」機能があります。
通知の送り先は、主に次の 4 つの方式から選べます。

  • Sendmail
  • SMTP
  • Gotify
  • Webhook
    4つの方式をざっくり整理しつつ、今回は「SMTP」を使ったメール通知だけに絞って理解を深めます。

なぜSMTPを選んだか

  • 自分が普段から使っているメール(Gmailなど)で結果を確認できる
    ※ Gmail を通知先として利用することは、一般的な本番運用では推奨されないらしいですが、
    本記事では自宅環境での検証という前提で Gmail を使用しています。
  • Proxmox側の設定だけで完結し、Linuxのメールサーバを別途構築しなくて良い(これはじっくりやりたい)
  • イメージしやすい
  • 全ての方式を実際にやると、準備とかで話が脱線しそう

4つの通知方式

4つとも「行き先が違うだけ」です。

  • Sendmail
    Proxmox → OS のメール機能(/usr/sbin/sendmail → postfix 等)→ メール

  • SMTP
    Proxmox → Gmail や会社の SMTP サーバ → メール

  • Gotify
    Proxmox → 自分で建てた Gotify サーバ → スマホアプリ(プッシュ通知)

  • Webhook
    Proxmox → Web の URL(受信Webhook)→ Mattermost / Slack / 自作Webサービス など

どれも、Proxmox から外に通知を出すときの「出口(送り先)の種類」が違うだけです。

Sendmail

OSに「メールよろしく」と投げるだけ
Proxmox → (/usr/sbin/sendmail)→ OS のメール設定 → メール

  • Proxmox は OS の sendmail コマンドにメールを渡すだけ
  • その先(どのSMTPサーバに投げるか、認証どうするか)は Linux側のメール設定(postfix等)の仕事

SMTP

Proxmox が直接メールサーバに話しかける(今回これをやる)
Proxmox → (SMTPプロトコル)→ Gmail / 会社のSMTP → メール

  • Proxmox内の設定で
    • SMTPサーバ:smtp.gmail.com など
    • ポート:587
    • ユーザー名 / パスワード
      を入れると、Proxmoxが自分でそのサーバに接続してメールを送る

Gotify

自前LINEみたいな「自前プッシュ通知サーバ」
Proxmox → Gotifyサーバ → スマホやブラウザ(Gotifyクライアント)

  • 自宅などにGotifyサーバを立てる(Dockerでも可)
  • スマホにGotifyアプリを入れる
  • ProxmoxからGotifyに通知を送ると、スマホにプッシュ通知が飛んでくる

Webhook

チャットツールや自作Webに「HTTP」で投げる
Proxmox → (HTTP POST)→ URL(Mattermost / Slack / 自作API)

  • 任意のURLにJSONなどをPOSTする
  • 相手は
    • Mattermost / Slack / Discord の「受信Webhook」
    • Teams の Incoming Webhook
    • 自作の Web API など

SMTP方式を実際に

Gmail側でアプリパスワードを作る

  • アプリ パスワードは、最新のセキュリティ標準に対応していない
    アプリ向けの例外的なログイン手段であり、通常のログイン方法と比べて
    安全性が低いとされています
  • 今回は学習用として、Gmail アカウントに Proxmox 専用のアプリ パスワードを 1 個だけ発行し、
    Proxmox の SMTP 設定にこのパスワードを設定します(アカウント本体のパスワードは Proxmox に渡しません)。
  • 検証が終わったら、Google アカウント側で今回発行したアプリ パスワードを削除することを推奨します。
  1. ブラウザで Google アカウント : https://myaccount.google.com を開く
  2. 通知に使いたい Gmail アカウントでログインする
  3. 「2 段階認証プロセス」が有効なことを確認する
  4. https://myaccount.google.com/apppasswords からアプリパスワードを作成する(任意のアプリ名を入力し、作成をクリック)
  5. 16文字のパスワードが表示されたら、控えておく(Proxmoxに入れるときはスペースを抜く)

Proxmox側でSMTP(Gmail)ターゲットを作る

  1. root@pam などの管理者で Proxmox Web GUI にログイン
  2. データセンター→通知→通知ターゲット→追加→SMTPをクリック
    SMTP設定.png
  3. 必要項目を入力する
  • エンドポイント名:gmail-smtp(自分が分かれば何でも)
  • サーバ:smtp.gmail.com(Gmail側が決めているSMTPサーバ)
  • 暗号化:STARTTLS
    • 最初は平文でつなぎ、すぐに「TLS に切り替えよう」と交渉して暗号化する方式
    • ポート 587 とセットで使われることが多い
  • ポート:587
    • 認証付き SMTP 用(サブミッションポート)+ STARTTLS の組み合わせが主流
  • ユーザー名:自分のGmailアドレス
  • パスワード:アプリパスワード 16 文字(スペースなし)
  • Fromアドレス:自分のGmailアドレス
    • Gmail の SMTP を使う場合、認証に使っているアドレスと同じにしておくと安全
  • Recipient(s):空
    • Proxmox のユーザー(例:root@pam)にメールアドレスを設定していれば、
      ここでそのアカウントを選択することで「そのユーザーのメールアドレス宛」に送信できる
    • 今回のテストでは混乱を避けるため、一旦空のままにしておく
  • 追加のRecipient(s):自分の Gmail アドレス
    • 「実際に通知メールを受け取りたい宛先」を直接メールアドレスで指定
      SMTP設定2.png2.png
  • 作成したエンドポイント名が追加され、テスト→テストメールを送信
    SMTP設定3.png
  • 受信できれば完了

これで、Proxmox になにか起きた際に、メール通知で気付けるようになりました。

実際の本番環境では、Proxmox 自体を Zabbix などの監視ツールに監視させ、
通知は Zabbix 側からメールやチャットに送る構成が採用されることも多いと思います。

今回はあくまで学習用として、Proxmox から SMTP(Gmail)へ直接通知する例を扱いました。

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