【Power Automate】社内メッセージを個別に大量送付してみた!
本記事での紹介内容は下記となります。
このような悩みを持つ方にもおすすめです。
🧑💻 業務改善を目指すバックオフィス職の方
①自社の従業員に個別で社内の情報を共有する方
②Power AutomateでWebプラウザの操作をしてみたい方
③業務の「モヤモヤ」を仕組みで減らしたいと考えている人
やりたいこと
私の職場では、社内独自のメッセージ機能を使って各従業員に連絡しています。
これまでは手作業で社員番号などを入力しながら送信していましたが、ログインから送信までの一連の操作をPower Automateで自動化することに挑戦しました!
使用ツール
- Power Automate
- Garoon(社内グループウェア)
全体構成イメージ
プラウザ上の動きは同じフローですが・・・
長くなったので今回もSectionごとの説明をします
Section 1:システムへのログイン自動化
<フロー簡易解説>
①エクセルの起動
②エクセルでのA1からA3まで読み込みして(ExcelDate)に
変数として保持
③MicrosoftEdgeの起動
④⑤⑥⑦Webページでのマウス操作を自動化しクリックする動作
Section1のつまずきポイントはコチラ
ポイント①:遅延設定の重要性
マウス操作がページ表示に追いつかない場合があるため、意図的に待機時間を設定しました。。

ポイント②:UI要素の画像指定
クリックする要素を画像で指定する場面があります。「UI要素の追加」で対象を設定しましょう。
Section 2:情報の転記処理
<フロー簡易解説>
⑧クリックしたい要素へマウスを誘導
⑨左クリック
⑩For each 処理でend(29)までの操作をループ
⑪Webページの要素までマウスを誘導
⑫左クリック
⑬Webページの要素までマウスを誘導
⑭左クリック
⑮タイトル【報告】残業進捗報告を記入
Section2のつまずきポイントはコチラ
ポイント③:ループ範囲の見極め
for each処理のループ処理をどこまでするかが非常に悩みました。
しかしよく考えてみると自身の操作でどこの部分を複数回処理しているか?を考えてみると、アレなんか動いた。。。となりました。

※最初に作成したもの・・そもそもfor each処理が何かわかりませんでした
ポイント④:タイトル入力の自動化
タイトル欄のUI要素をうまく認識させ、テキストを入力するのが難しかったです。
Section3 プラウザへの情報転記
<フロー簡易解説>
⑯webページの要素にマウスをポイント
⑰左クリック
⑱webページの任意の場所にテキストを入れる
⑲web要素にマウスを動かす
⑳処理番号2でエクセルから変数に入れた番号の取り出し
㉑㉒指定番号を検索するため検索ボタンをクリック
㉓webページの要素にマウスを動かす
㉔左クリック
㉕<追加>をクリック
㉖<追加>ボタンをクリック
㉗送信ボタンにマウス移動
㉘左クリック
㉙ループの終わり
簡易フローは下記の画像の部分の編集と社員番号検索から内容を送付したい人の検索をしています。

Section3のつまずきポイントはコチラ
ポイント⑤:社員番号の変数の扱い
変数の設定がなかなかうまくいかず、ChatGPT先生に助けられました。
「CurrentItem の ‘社員番号’」と設定すれば、ループ内で対象社員の番号が使えます!
できたもの
実際に使ってもらった感想
職場の方2名に動いているところを見てもらいました。
私「我々の仕事では、従業員一人ひとりに連絡する必要があります。それを効率化するために、こんなツールを作ってみました!」
Aさん&Bさん「お〜!すげぇ……ちゃんと動いてるやん!」
私「そうなんです、すごいでしょ?(ドヤ)![]()
」
Aさん「これって添付ファイルとか付けられるの?」
Bさん「複数人に一括送信できる?」
私「……(うっ、その辺は見て見ぬふりしてた)
」
と即座に利用価値の判定と応用的な利用方法の提示をいただきました。
作成してみて感じたことは現実的には自部署のみでなく他部署の従業員さんも同じ悩みがありそれを解決する手段の1つになるなと感じました。
また、これらの意見を受けて、今後は自部署に留まらず、全社的に活用可能な仕組みに発展させていきたいと感じました。特に、現場のリアルな困りごを起点にした改善こそが、真の業務効率化に繋がることを強く実感しました。










