IBMのData and AI製品に対する機能改善や新機能に関する要望を集めるサイトであるIBM Data and AI Ideas Portalをご紹介します。
https://ibm-data-and-ai.ideas.aha.io/
IBMのData and AI製品にはSPSS Modeler, SPSS Statistics, Watson Studio, Cloud Pak for Data, Db2などのソフトウェアやクラウド・サービスがあります。
このポータルはこれらの製品やサービスに対する機能改善や新機能に関する要望を集めるサイトです。以下のことが可能です。
- 誰かが入力した機能改善や新機能のアイディアに投票ができます
- 機能改善や新機能のアイディアを投稿することができます
この記事ではこれらのやり方を紹介します。
0. ポータルへの登録
まず、ポータルへの登録を行います。
http://ibm.biz/IBM-Data-and-AI-Portal-Register をクリックします。
注:なお、IBM社員はIBM Employeesのセクションにあるhttps://hybridcloudunit-internal.ideas.aha.io からログインします。
SignupページでEmailアドレスとローマ字で名前を登録します。
入力したメールアドレスに確認のメールが届きますので、確認をクリックしてください。
続いてパスワード登録をしてください。
なお、このIDとパスワードは、IBMのサイトやサービスを利用するためのIBM IDとは別ものになります。
これで登録完了です。
Signupが終わった時点でポータルのログインは完了しています。ポータルの最下部にいくと自分がログインできていることが確認できます。
1. アイディアの検索と投票
アイディアは製品カテゴリーごとに絞り込むことができます。例えばSPSS Modelerに関するアイディアを探したい場合には、Portal画面で下の方にスクロースしていくとSPSS Modelerが見つかるので、これをクリックします。薄い数字は該当する件数です。この時には262件のアイディアが登録されていることがわかります。
ポータル上部のSeach ideasでキーワード検索することが可能です。また、アイディアをRecent(最近順)、Trending(流行順)、Popular(投票の多い順)に並べ替えることができます。
そしていいなと思ったアイディアはタイトルをクリックすることで詳細を見ることができます。
さらに、この機能が欲しいなと思った場合には、ログインされている状態で、VOTEのボタンをクリックすると、皆さんもそのアイディアに対して1票を投じることができます(ログインされていない場合はログイン情報入力画面になります)。またご自身のコメントを入力することもできます。
投票が成功するとVOTEのアイコンが緑色になり、表示もVOTEDになり、1つカウントアップされます。
なお、投票数が多いからといって、必ず採用されるわけではないことはご了承ください。
投票したアイディアはポータルのホームページでMy Votesをクリックすると探すことができます。
2. 機能改善や新機能のアイディアを投稿
このポータルではご自身のアイディアを投稿することもできます。
投稿時の注意:
- 同様のアイデアがポータルですでに報告されている可能性があるため、アイデアを送信 する前に、まず検索を実行してください
- バグの報告にIdeasPortalを使用しないでください。IBMサポートに連絡して、製品のバグまたは問題を報告するようお願いします。
ログインしている状態で、「Add a new idea」をクリックしてください。
まず、「Choose a product for this idea」でアイディアの対象となる製品を選びます。
すると入力フォームが表示されますので、英語で入力を行います。いくつか必須入力の項目があります。
項目名英語 | 項目名日本語訳 |
---|---|
Your Idea Short Name: | アイディアのタイトル |
Please select the component of the Offering this Idea addresses (optional) | さらに詳細な製品名 |
Idea Details: Use a real-life scenario to explain the problem statement/pain points, state your current workaround(s), state any proposed solution(s), state the benefits/value this idea has, state # of users impacted and how often are they impacted) | アイデアの詳細:実際の利用シナリオを通じて、問題の説明/問題点を説明し、現在の回避策を述べ、提案したい解決策を述べ、このアイデアの利点/価値を述べ、影響を受けるユーザーの数とその影響の大きさを述べます |
How should it work? | どのように機能すべきですか |
Who would benefit from this IDEA? | このアイデアから誰が恩恵を受けるでしょうか? |
How soon will it be needed? | どれくらい早く必要ですか |
Idea Priority | アイデアの優先順位 |
Priority Justification | 優先順位の理由 |
Customer Name | お客様名 |
なお、ここに入力された項目は公開されますので、機密情報は入力しないようにお願いします。