Claude Code のカスタムスラッシュコマンドは ~/.claude/commands/<name>.md にプロンプトを書くだけで作れる、最もコスパの良いカスタマイズです。この記事では実際に毎日使っている20個を紹介します。
仕組みのおさらい
~/.claude/commands/commit.md を作ると /commit で呼べます。ファイルの中身はそのままプロンプトとして Claude に渡されます。$ARGUMENTS で引数を受け取れます。
# ~/.claude/commands/commit.md
ステージ済みの変更を確認し、日本語で簡潔なコミットメッセージを作成してコミットしてください。
追加メモ: $ARGUMENTS
20個の紹介
作業フロー系
- /commit — ステージ済み変更をレビューして日本語コミット
- /pr — 現在のブランチから PR を作成、差分から本文を自動生成
- /review — 未コミット差分をセルフレビュー
- /plan — Plan mode 起動 + 目的を聞く
- /undo — 直前のツール呼び出しを人間可読で説明
調査系
-
/where —
$ARGUMENTSがどこで定義・使用されているか - /explain — カレントファイルを初心者向けに解説
-
/history —
$ARGUMENTSの git blame を時系列で要約 - /deps — package.json の依存関係の健康度チェック
- /todo — TODO/FIXME コメントを全部拾って一覧
品質系
- /tc — typecheck を走らせてエラーだけ報告
-
/test-focus —
$ARGUMENTSに関係するテストだけ実行 - /flaky — 直近のCI失敗ログから flaky test を検出
- /bench — 簡易ベンチマークを作成して実行
- /a11y — 変更画面のアクセシビリティチェック
リファクタ系
-
/extract —
$ARGUMENTSを関数抽出 -
/rename —
$ARGUMENTSの旧→新を安全リネーム - /dedupe — 重複コードを検出して提案
- /shrink — 巨大関数を分割する提案
- /style — プロジェクトのコード規約に揃える
実例: /commit の中身
# ~/.claude/commands/commit.md
git status と git diff --staged を確認し、以下の条件でコミットしてください。
- 日本語でメッセージを書く
- 1行目は50文字以内、prefix として feat/fix/refactor/docs/test/chore のいずれか
- 2行目は空行
- 3行目以降に「なぜ」を1〜3行で書く
- 無関係なファイルが混ざっていたら止まって報告
- コミット前に npx tsc --noEmit を実行、エラーがあれば修正してから
追加メモ(あれば): $ARGUMENTS
実例: /where の中身
# ~/.claude/commands/where.md
$ARGUMENTS について、以下を報告してください。
1. 定義されているファイルと行番号
2. 使用箇所のすべて(ファイル:行)
3. 型や引数の要約
4. 直近3回の変更(git log)
Grep と Glob を使って効率よく調べること。Read は最小限で。
要点
- コマンドは ~/.claude/commands/ に .md を置くだけ
- $ARGUMENTS で引数を受け取れる
- 作業フロー・調査・品質・リファクタの4系統を揃えると便利
- プロンプトは「何を」「どう」「何で」を具体的に書く
まとめ
スラッシュコマンドは「Claude Code に自分専用の方言を教える」行為です。3ヶ月も運用すると、自分のコマンド集そのものが生産性の差になります。迷わず育てていきましょう。