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2026/4/12(日)に開催された技術書典20にて、Co-Engineer Clubとして出展された書籍に寄稿させていただきました。
- 電子版: https://techbookfest.org/product/r1xWcbaVHhBQPfCD5VLwBa?productVariantID=qzWVBwz28UXhKks37BiTMa
- 宣伝YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=wmI7uBOE8Sg
今回は、そのうちの数ページについてQiita媒体で発信させてください。
本投稿は所属組織とは関係なく、個人としての見解・発信です。
Oracle AI Database@Azureを「ただAzureでOracle Databaseが使えるサービス」だと思っていませんか?
Oracle AI Database@Azure と聞いて、
「AzureでOracle Databaseが使えるようになっただけ」
だと思っていませんか?
実はそれは、このサービスの本質ではありません。
Oracle AI Database@Azure は、
OCIが持つ 高性能なデータ基盤 と、
Azureが持つ 業務システム基盤としての強み を、
大がかりなデータ転送やETLに依存せずに共存 させる、
次世代の基幹システム向け データセントリック基盤 です。
Why データセントリック? Because AIネイティブ時代。
推しポイント1: Azureネイティブな運用体験と、基幹系にも耐える低遅延性能
Oracle AI Database@Azure は Azure Marketplace から直接デプロイでき、
Azure ポータル上で Exadata や Autonomous Database を作成できます。
Azure AD や Azure Monitor ともネイティブに連携し、
Azure 運用の延長線上で Oracle Database を扱える 点が大きな特徴です。
さらに Oracle Exadata は Azure データセンター内に設置 されており、
Azure VM や AKS と同一リージョン内の高性能ネットワーク経路で接続されます。
その結果、従来のクラウド間接続とは次元の異なる低遅延通信が可能 となり、
基幹系・ミッションクリティカル用途にも耐える設計が実現されています。
推しポイント2: Oracle Databaseライセンスを従量課金で利用可能
License Included(従量課金)により、
Oracle Database を初期投資なしで利用できます。
既存ライセンスがある場合は BYOL も選択可能です。
なお Oracle AI Database@Azure の料金は、
OCI 上で Oracle Database Service を利用する場合と
基本的に同一の価格体系 となっています。
「Azure 上だから割高になる」ということはありません。
最後に: OCI × Azure が実現する、システム単位での「役割分担」という考え方
ここで言う OCI × Azure の役割分担は、
データベース層・アプリ層といった レイヤーごとの分担 ではありません。
システムごとに最適なクラウドを選択する という考え方です。
-
性能要件が厳しく、コスト効率も重視したいシステム
→ OCI(高性能・低遅延、ミッションクリティカル向け) -
Microsoft 製品との高い親和性が求められる業務システム
→ Azure(Windows Server / Office 365 / Power Platform など)
フロントエンドや業務アプリケーションは、それぞれ最適なクラウドに配置 されます。
重要なのは、これら複数のシステムが抱えるバックエンドのデータベースが、高可用性・高性能な Oracle Database に統一されている という点です。
OCI 上のシステムも Azure 上のシステムも、
データは Oracle AI Database@Azure を中核として集約・共有されます。
その結果、データ転送や ETL に依存せず、
データを中心にシステム全体を設計するアーキテクチャ が実現します。
これこそが、次世代のデータセントリック思考・アーキテクチャ です。
今後の基幹システムにおいて、
Oracle AI Database@Azure や Oracle AI Database@AWS は、
データセントリックな構成を実現する
必須の選択肢の一つ と言えるでしょう。



