はじめに
「AWSってよく聞くけど、結局何ができるの?」「仕事で初めて触れる」という方向けの簡易的なまとめです。
- AWSを一言でいうと?
「必要な時に、必要な分だけ使える、巨大なレンタルサーバー屋さん」です。
一昔前はサーバーを立てるのに物理マシンを買い、データセンターに運び、配線して…と数週間かかっていました。AWSなら、ボタンをポチるだけで数分後には世界中にサーバーを公開できます。
- これだけは押さえたい!初心者がまず覚えるべきサービス
☆ EC2 (Elastic Compute Cloud)
「自由自在なレンタルPC」
役割: クラウド上の仮想サーバーです。
特徴: OS(LinuxやWindows)を自由に選べます。
CPUやメモリのスペックを後からでも変更可能です。
- 「サーバーを立てる」と言えば、まずはこれ。Webアプリを動かすための「心臓部」になります。
☆ S3 (Simple Storage Service)
「容量無限(に見える)ファイル置き場」
役割: 画像、動画、ログなどのデータを保存するストレージ。
耐久性が異常に高い: 「データが消える確率」が極めて低く設計されています(99.999999999%の耐久性)。
静的サイトホスティング: HTML/CSSを置くだけで、サーバーなしでWebサイトを公開することも可能です。
- 「単なるフォルダ」ではなく、URLを発行して世界中に公開できる、非常に多機能なドライブだと思ってください。
サーバー間のファイル移動などもS3を使用すれば簡単に可能。
☆ RDS (Relational Database Service)
「面倒な運用をお任せできるデータベース」
役割: MySQLやPostgreSQLなどのデータベース専用サーバー。
管理が楽: 本来なら面倒な「バックアップ」や「パッチ当て(更新)」をAWSが自動でやってくれます。
- EC2の中にDBを自作することもできますが、運用が大変なので、基本的にはRDSを使うのがベターです。
☆ IAM (Identity and Access Management)
「AWS世界の門番兼、権限管理システム」
役割: 「誰が」「どのサービスに」「何をしていいか」を細かく決める仕組み。
ユーザー作成等もIAMで実施し、社員ごとにアカウントを作れます。
ポリシー設定: 「この人はS3のファイルを見るだけ(読み取り専用)」「この人はEC2を操作できる(フルアクセス)」といった設定が可能です。
- 各種権限設定はIAMを使用して行います。
初めて使用した時は、権限設定で苦労しました・・・
なんでサーバーに入れない?どの権限を付ければどの機能を使用できる・・・?
- なぜAWSを使うのか(3つのメリット)
従量課金制
使った分だけ支払えばOK。実験的に作ってすぐ消せば、コーヒー1杯分くらいの料金で済みます。
スケーラビリティ(柔軟性)
「明日は負荷が高そうだから、一時的にサーバーのパワーを10倍にしよう」が即座に可能です。
世界中に展開できる
東京、ニューヨーク、ロンドンなど、数クリックで世界中の拠点にシステムを構築できます。
日本のみで収まらない展開が可能!!
- 初心者がハマる「AWSの罠」
料金の消し忘れ
軽く使用して放置したEC2が、翌月の請求で牙を剥くことがあります。
「使い終わったら消す(または止める)」は鉄則。
通知設定で該当月それくらい使用しているかの確認も可能。
IAM(権限)
誰にでも全権限(Root)を渡すのは危険です。「必要な人に、必要な分だけ」権限を渡すのがAWSの作法です。
最後に
AWSは便利で複雑そうですが、まずは EC2でサーバーを立ててみる ところからがスタートです。
無料枠を使用し、個人開発などで遊んでみるのもありではないでしょうか?