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はじめてのPython3 ~はじめての変数、関数、引数、返り(戻り)値編~

Last updated at Posted at 2020-07-24

はじめに

注意点などは前回を参照してください。

変数に文字列を入れる

文字はダブルクォーテーションで囲む。

# 3つの例文

print(“勇者は、荒野を歩いていた")
print(“勇者は、モンスターと戦った")
print(“勇者は、モンスターをたおした")

↓実行結果
—--
勇者は、荒野を歩いていた
勇者は、モンスターと戦った
勇者は、モンスターをたおした
—--

もし、「勇者」を「賢者」に修正する時にprint内の「勇者」を1つ1つ変えるのは手間がかかることがある。
そこで使うのが変数
変数を使うと変更する箇所が1つに纏められるといったメリットがある。

※変数にデータを入れることを代入という。

player = “賢者” # 文字データを登録する場合はダブルクォーテーションで囲む

# 文字データが入った変数を表示、連結させるには以下のように記述する

print(player + "は、荒野を歩いていた")
print(player + "は、モンスターと戦った")
print(player + "は、モンスターをたおした")

↓実行結果
——
賢者は、荒野を歩いていた
賢者は、モンスターと戦った
賢者は、モンスターをたおした
——

変数に数値を入れる

数値はダブルクォーテーションで囲まない。

そのまま数字を入れるだけでOK

number = 10
print(number + number)
print(number * number)

↓実行結果
——---
20
100
——---

文字列と連結、数列と計算

文字列 + 文字列

文字列と文字列を + でつなぐと、連結する。

strings = "宇宙の" + "法則が" + "乱れる" + "!"
print(strings)

↓実行結果
——---
宇宙の法則が乱れる!
——---

数列 + 数列

数列と数列を + でつなぐと、計算される。

number = 20 + 900
print(number)

↓実行結果
——---
920
——---

数値?

数字をダブルクォーテーションで囲むと、文字列として処理される。

number = "20" + "900"
print(number)

↓実行結果
——---
20900
——---

数値が入った変数を文字列と組み合わせる際の注意点

player = "勇者"
number = 1000

print(player + "は" + number + "の経験値を得た。")


——
Traceback (most recent call last):
File "Main.py", line 4, in
print(player + "は" + number + "の経験値を得た。")
TypeError: must be str, not int

(Exit status: 1)
——

文字列と数列を混ぜて連結するとエラーが起こる。
数値と文字列とでは厳密に区別されているため。

このような文字列と数列の種類をデータ型という。

組み合わせる(連結する)には…

数列の部分を文字列に変換する。

  • str()関数 … 数値を文字列として変換する関数。引数内の数値を文字列に変換する。
player = "勇者"
number = 1000

print(player + "は" + str(number) + "の経験値を得た。")


——
勇者は1000の経験値を得た。
——

ランダムモジュールを使う。

random関数

→ 0から1の間で、ランダムな数値を返す。

import random
number = random.random()

print("勇者は" + str(number) + "のダメージを受けた。")

↓実行結果(例)
—---
勇者は0.905685852637863のダメージを受けた。
—---

randint関数

→ 指定した引数のはにで、ランダムの整数の値を返す。

import random
number = random.randint(10,30)

print("勇者は" + str(number) + "のダメージを受けた。")

↓実行結果(例)
—---
勇者は17のダメージを受けた。
—---

  • 数値であるため、それを使って計算することも可能。
    ダメージの触れ幅が大きくなる。
import random
number = random.randint(1,5) * random.randint(100,500)

print("勇者は" + str(number) + "のダメージを受けた。")

↓実行結果(例)
—---
勇者は2030のダメージを受けた。 # 100 から 2500のランダムダメージ
—---

補足

Pythonで変数(ローカル変数)の名前は、次のルールに従う。

・最初の1文字目:英文字または、「」(アンダーバー)
・2文字目以降 :英文字・数字「
」(アンダーバー)

変数名の例:
○ player   :1文字目が、英小文字
weapon  :1文字目が、「」(アンダーバー)
○ player01  :2文字目以降に数字
○ redDragon :2文字目以降に英大文字

× 1player :1文字目に数字は使えない
× class  :重複

なお、「print」のように、Pythonで使われる関数名などは、
あらかじめ予約されている言葉なので変数名には利用できない。

・引数 … 関数に与えるデータ。
    print(data)のdata
    str(number)のnumber
・戻り値(返り値)…関数の処理結果のデータ
    random.randint(1,200) → 1から200までのランダムな数が戻り値

参考

Paizaラーニング

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