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プロジェクト管理ができるツールは色々ありますね。
みなさんは何を使っていますか?

  • Confluence
  • Asana
  • Backlog
  • Trello
  • Notion
  • Excel (?)

自社でもいくつか試したことがあるのですが、
今回は中でも一番使い勝手のよかったZenHubを紹介します。

ZenHub

ご存知の方も少なくないと思いますが、
ZenHubはGitHubに拡張機能として統合可能なプロジェクト管理ツールです。
主にアジャイルなプロジェクトを想定した機能が盛りだくさんです。

Board

Boardは、ZenHubの主たる機能です。
アジャイルではお馴染みのカンバンボードを提供します。
issueをカードとして扱うことができ、プロジェクトごとにパイプライン(列)の設計ができます。
また、1つのボードに複数のGitHubリポジトリを紐づけて管理することができます。
リポジトリを跨いで管理する必要があるプロジェクトにもうってつけです。

検索機能も充実しており、ラベル、スプリント、担当者等での検索もできます。

image.png

Estimate

ZenHubをGitHubに統合すると、issueにしれっと追加される機能が幾つかあります。
そのうち一つはEstimate(見積もり)、これは「Issueにストーリーポイントを設定する機能」です。
この機能がシンプルながら強力です。

ストーリーポイントそのものの見積もり手法についてはここでは紹介しませんが、
日数や週数、時間数での見積もりではなく、相対値での見積もりとなります。

image.png

Issueの右下あたりにこのようなUIが現れています。
数字部分をクリックすることでももちろん設定できますが、
スクラム等でお馴染みの手法「プランニングポーカー」という機能を使うこともできます。
ZenHubでもプランニングポーカーの参加者全員がポイントを入力し、
全員の入力が出揃った時点でポイントが開示されます。
あとはポイントが合うように議論を重ねます。

Board上では、ポイントが設定されたパイプラインの上部で
現在そのパイプライン上に配置されているIssueに設定されている合計ポイントもわかります。

Sprints

ZenHubではスプリントの設定も可能です。
Boardの右上の追加ボタンからスプリントの設定や編集が可能です。

image.png

例えば、スプリントが2週間のプロジェクトの場合、
下記のように2週間ごとに月〜金という形で設定することができます。
このスプリント機能は、期間がどれくらいでいつ始まっていつ終わるかを指定すれば、
そのサイクルで、ずっと未来のぶんのスプリントも確保してくれます。

image.png

Burndown Report

先程のBoard、Estimate、Sprint等の機能を活用していると
それらを集計するReport機能が役立ちます。

例えばReportの画面ではアジャイルプロジェクトでのお馴染みの、
バーンダウンチャートが利用可能です。

先程までに紹介した機能を利用しているだけで、
このレポートは自動的に作成されている上、リアルタイムで計算されています。
チームの進捗把握に非常に役立っています。

image.png

右上に「Done」が設定してありますが、
これはそれぞれのIssueを完了済み扱いにするパイプラインを設定しています。
Close以外も完了として扱ってくれるのはありがたい。

チャートの青線部分が実際の消化ライン、点線がノルマラインです。
(ちょっと進捗が怪しいですね?)


今回は特に活用している機能をピックアップしましたが、
他にも「Epic」、「Roadmap」、「Workflows」など、便利な機能があります。

ZenHubがイチオシな理由

エンジニアは、数あるWEBサービスの中でもGitHubを見ている時間が多く、
あまり色々なツールを行き来することを好まない人も多いかと思います。

ZenHubはGitHub拡張機能を入れる形で利用できるため、
コードとプロジェクトの管理がGitHub上で完結します。
また、Board上のカードはIssueやPullRequestそのものなので、
Issueの依存を追加したり参照したりcloseしたりするにも直感的で簡単です。
アジャイルプロジェクトに着目されているためか、必要な機能が洗練されていて、使いこなすハードルも低めな印象です。

GitHubを既に活用していて、しっくりくるプロジェクト管理ツールが見つかっていない方は
ぜひZenHubも試してみてください。

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