2022.02.02にAWS Certified Solutions Architect Associate(以下SAA)を取得しました。
これから受験する方のため、かつ自分のための整理も兼ねてまとめます。
自分が実際にやった勉強方法と、今思えばこう対策すればよかったと思う勉強方法の二つの観点でまとめます。
前提
自分の属性は以下の感じです。
- AWSの実務経験はAPIGateWay,Lambdaをデプロイしたことがあった程度1
- GCPはCloudComposerを触る程度
- 社内の肩書きはデータサイエンティスト(?)でインフラ専任ではないソフトウェアエンジニア
実際にやった方法
勉強期間
- 2021.11 → 2022.02(約3ヶ月)
- 1月上旬までは平日業務後に1h/day
- 1月中旬からほぼ休日のみで2,3h/day
勉強リソース
- AWS公式デジタルトレーニング
- Udemy
- 教科書
- AWS公式練習問題
- BlackBelt
- その他ブログ記事
勉強方法
AWS公式トレーニング→Udemy→教科書→AWS公式練習問題という順番で進めて、随時ブログやBlackBeltを参照しました。
Udemyの講座には最後に模擬試験が3回分含まれているのでそれを2周ずつくらいやりました。
感想
- Udemyハンズオンについて
Udemyはハンズオンも含めて真面目にやろうと思うとかなり時間がかかります。今回自分は1h/dayペースで取り組んでいたので結構な期間をかけることになってしまいました。のんびりやれたので、SAA対策の勉強を習慣化できたのは良かったのですが、それにしても時間がかかりすぎるのでUdemyのコースは自身の理解度に応じて必要な章のみハンズオンをやるべきだと思います。 - 模擬試験について
問題形式への慣れは当然かなり重要なので、Udemyに付随している3回分と公式問題は少なくとも一通りやっておいたほうが良いです。模擬試験を通して不安に感じたところについては、随時BlackBeltやブログで知識を補填すると良いと思います。Udemyには上で紹介したもの以外にも模擬試験だけのコースが存在しますが、今回自分はやりませんでした。不安であるなら取り組むのも良いかもしれません。 - BlackBeltについて
本番では結構広めのトピックが出たので、試験範囲に入っていてかつ理解が浅いサービスについては一応目を通しておいたほうが良いと思います。自分はRoute53,CloudFront,AutoScaling,ECSあたりは読みました。 - 教科書について
全体を概観するには良いですが、これだけで合格するのは正直かなり厳しいと思います。章末問題などもありますが、本番試験の形式と結構違うので教科書の知識の確認程度だと思います。
やれば良かったと思う方法
上記の感想を踏まえて、こうすれば良かったと思う勉強方法をまとめます。
- 教科書で一通りのサービス知識を入れる(1week)
- Udemyと公式の模擬試験を一通りやって理解の浅いサービスを把握する(1week)
- 随時BlackBeltやブログで知識を補填→模擬試験のサイクルを回す(2week)
+α. イメージの湧かないサービスについては軽くハンズオンをやって見る(1week)
という感じでやれば、平日1h+休日2,3hのペースでも1ヶ月弱で必要な知識はつけられそうな気がします。
Udemyは正直本当に時間かかるので、全部やるつもりなら1h/dayと言わずもっと時間をかけて短期決戦でやったほうが良いと思います。自分は記憶力が弱いのでハンズオンやってる間に、前日にやったレクチャーの内容を普通に忘れて見直したりとかしてました。
本番試験について
- 問題形式
問題の形式はUdemyのものにかなり近いです。少し細かい内容も出たので各サービスへのきちんとした理解が要求されている感じはしました。 - 試験時間
試験時間は130分で、時間が足りないということはほぼないと思います。自分は解答50分、見直し40分くらいだったと思います。 - 合否通知
自分はテストセンターで受験しましたが、見直しが終わった後に数問のアンケートがあり、アンケートに回答し終わったらすぐに次の画面で合否が表示されます。ここが一番緊張しましたが受かって良かったです。別途後日、合格証書が届くようです。
最後に
資格試験を受けたのは自動車運転免許を除いては中学の時に受けた英検3級以来だったので、無事合格できてホッとしました。
SAA対策のために習得した知識はかなり実務に活きているという実感があるので、AWSを触る機会のある方にはかなりお勧めします。ただ、資格試験自体は合否がありますし、受験費用も安くないので多少ストレスがかかるところだけネックかなと思います。今回自分は所属してる会社の福利厚生制度である、各自の教育投資に年間10万円の会社補助が出るという仕組みを活用して受験させてもらいました。仮に落ちても会社のお金なので(?)、もう一回受ければいいかくらいの気持ちで気楽に受験できたのは良かったなと思います。弊社、ありがとうございました。
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今はかなり使ってます ↩