WordPressを静的サイトジェネレーターとして使うためのプラグインは、StaticPress、WP Static HTML Outputなど他にもあるが、オフラインでも使用できるパスで生成できるのはSimply Staticだけ。生成も速く、トップページから見てリンクが通っているページのみ生成されるので不要なファイルがなくてスッキリしていて、zipでダウンロードするか同じサーバの特定のディレクトリに出力するかを選べるなど使い勝手も良い。
生成のオプションは
- 絶対URLを使用する(指定したドメインの絶対URLに変換してくれる)
- 相対URLを使用する(任意のドメインで動作する相対URLに変換してくれる)
- オフラインで使用するために保存
の3種類。
パーマリンクの設定は、「基本」のままだとうまく動かないので他を選ぶ必要がある。すべてでは試してないけど、「投稿名」を選んだ状態ではオーケー。
基本認証のかかったWordPressの場合は、 Simply Static > 設定 > 上級者向け > Basic Auth で基本認証のアカウントを登録しておくと生成できるようになる。
生成したファイルを自動的にFTPしたり転送したりする機能はないので、そういうことが必要な場合は、StaticPressやWP Static HTML Outputの方が良い。StaticPressやWP Static HTML Outputでも、基本認証からIPアドレスを除外するやり方で生成ができる。
追記:
アクティビティログに表示される時刻がUTCのままになってたけど使用しているテーマのfunctions.phpに下記のコードを追加したら直りました。
date_default_timezone_set('Asia/Tokyo');
追記(2017/05/23):
Simply Staticを有効化した状態では、「パスワードをお忘れですか?」 → ユーザー名またはメールアドレスを入力して「新しいパスワードを取得」をクリックして届くメールに、リセット用のURLが記述されないというバグがあります。