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サイボウズ「連携コネクタ」使ってみました アプリ間レコードコピー(その2)

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Last updated at Posted at 2026-07-20

2026年5月20日にリリースされたサイボウズの「連携コネクタ」。
前回は、開発者ライセンスで連携コネクタの申込みからkintoneアプリ間のレコードコピーをしました。

今回は、コピー先アプリにレコードを追加するだけではなく、コピー元アプリのレコードを更新した場合には、コピー先アプリのレコードを更新するようにします。

1.大まかな流れ

まずはコピー元のレコード番号をキーとしてUPSERT(=対応するレコードが存在する場合は更新、存在しない場合は追加)します。添付ファイルはレコード情報とは別にダウンロード・アップロードする必要があるため、UPSERT後にコピー先レコードを取得し、添付ファイルフィールドを更新します。

2.kintoneアプリの準備

前回作成したゲストスペース内「コピー先アプリ」に「コピー元レコード番号」というフィールドを追加します。

フィールド名 フィールドタイプ 設定
コピー元レコード番号 文字列(1行) ✅️値の重複を禁止する

スクリーンショット 2026-07-20 15.33.58.png

3.シナリオの複製

連携コネクタの「シナリオ一覧」で、前回作成したシナリオ「アプリ間のレコードコピー」の右端の「⋮」から「複製」をクリックします。
スクリーンショット 2026-07-20 15.43.00.png

認証コネクタはすでに作成済みの「コピー元アプリ」
Webhookコネクタもすでに作成済みの「コピー元アプリ」
を選択して、シナリオ複製をクリックします。(ここではシナリオの中で一番初めに使用する認証コネクタを選択するのかな?)

4.レコードのUPSERTステップの追加

4-1.シナリオ名の変更

右上の編集ボタンをクリックして、シナリオ名を変更します。
「アプリ間のレコードコピー(更新あり)」にしました。
スクリーンショット 2026-07-20 15.48.26.png

4-2.(ステップ2)レコードの一覧取得の追加

更新したレコード番号と同じ値を持つコピー先のレコードが存在していたら追加せず更新、存在していなかったら追加する処理は、「レコードの一覧取得」でコピー元のレコードを**「表形式」で取得**、「レコードの一括更新」でコピー先のレコードを**「表形式」で更新**する必要があります。

レコードの一括更新は「表形式」で行うため、「表形式」でのデータが出力されている必要があります。

ステップ1の後の「+」をクリックして、
1.アプリ選択は「kintone」
2.アクション選択は「レコードの一覧取得」
を選択します。

対象のレコードを条件で指定する場合は「レコードの一覧取得」アクションを使用します。

3.認証コネクタは、「コピー元アプリ」のものを選択、
4.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
取得方法 クエリを入力する
クエリ レコード番号 = <1:value>※
取得するフィールド レコード番号、コピー元文字列、コピー元リッチエディター
列の順序 指定なし
取得件数 500件

※<1:value>は、右の出力データ項目の「ステップ1 レコード追加/編集の検知」の
record > レコード番号 > value
スクリーンショット 2026-07-20 16.51.30.png

4-3.(ステップ3)レコードの一括更新の追加

ステップ2の後の「+」をクリックして、
1.アプリ選択は「kintone」
2.アクション選択は「レコードの一括更新」
3.認証コネクタは、「コピー先アプリ」のものを選択、
4.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
更新タイプ 重複禁止フィールドコード
重複禁止フィールドコード コピー元レコード番号
表データ 表内容
UPSERTモードで実行する 有効
基本設定1 基本設定2
スクリーンショット 2026-07-20 17.03.15.png スクリーンショット 2026-07-20 17.03.21.png

UPSERTモードで実行するを「有効」にすることで、更新対象レコード(コピー元レコード番号が一致するレコード)が存在しない場合はレコードを追加、存在する場合はレコードを更新します。

5.更新フィールドの選択は以下のように設定します。
設定する値は、「レコードの一覧取得」で表形式で取得した値のどの値を使うかを設定します。

項目 設定する値
フィールドの指定 コピー先文字列,コピー先添付ファイル,コピー先リッチエディター
重複禁止フィールドの値 レコード番号
(更新内容)コピー先リッチエディター コピー元リッチエディター
(更新内容)コピー先文字列 コピー元文字列

スクリーンショット 2026-07-20 17.08.35.png

前回追加したステップ「4.レコード追加」以降のステップは削除してください。
スクリーンショット 2026-07-20 18.42.41.png

ここまではひとまず添付ファイルを除いたレコードの更新です。
保存して有効化したら、前回作成したシナリオが無効化されていることを確認してください。

コピー先アプリの「コピー元レコード番号」にコピー元アプリのいずれかのレコード番号を入れた上で、コピー元アプリを編集すると、コピー先アプリのレコードが更新されます。

5.添付ファイルを更新するステップの追加

添付ファイルを更新する対象のレコードは、「ステップ3 レコードの一括更新」で更新または追加をしたレコードですが、レコード番号が不明です。
そのため、表形式でコピー先アプリから該当レコードを取得して、繰り返し処理で添付ファイルをアップロードします。

5-1.(ステップ4)レコードの一覧取得の追加

ステップ3の後の「+」をクリックして、
1.アプリ選択は「kintone」
2.アクション選択は「レコードの一覧取得」
3.認証コネクタは、「コピー先アプリ」のものを選択、
4.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
取得方法 クエリを入力する
クエリ コピー元レコード番号 = <1:value>※
取得するフィールド レコード番号
列の順序 指定なし
取得件数 500件

※<1:value>は、右の出力データ項目の「ステップ1 レコード追加/編集の検知」の
record > レコード番号 > value
スクリーンショット 2026-07-20 18.45.43.png

5-2.(ステップ5)繰り返しの追加

ステップ4の後の「+」をクリックして、
1.アプリ選択は「一般」
2.アクション選択は「繰り返し」
3.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
繰り返し対象 kintoneレコードの一覧取得の表(下の方)
エラー時に繰り返しをスキップ (どちらでもよい)

スクリーンショット 2026-07-20 18.50.40.png

5-3.繰り返しブロックの設定

繰り返しブロックでは、コピー先アプリから取得した「コピーしたレコード」の表に対して、1行ずつファイルのダウンロード/アップロードを行います。
繰り返しの「ブロックを開く」をクリックします。

5-3-1.(ステップ5.1)繰り返しの開始

ステップ5.1「繰り返しの開始」で「出力確認」をすると、itemにコピー先アプリのレコード番号(コピー元アプリからコピーしたレコード番号)が入っています。
これが「繰り返しの開始」ブロックの出力です。
スクリーンショット 2026-07-20 19.28.19.png
「完了して次へ」をクリックして、ステップ5.2を追加します。

5-3-2.(ステップ5.2)添付ファイルのダウンロードの追加

1.アプリ選択は「kintone」
2.アクション選択は「レコードのダウンロード」
3.認証コネクタは、「コピー元アプリ」のものを選択、
4.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
ファイルキー <1:fileKey>※

※<1:fileKey>は、右の出力データ項目の「ステップ1 レコード追加/編集の検知」の
record > コピー元添付ファイル > value > 0 > fileKey

「テスト実行」「完了して次へ」をクリックして、ステップ5.3を追加します。

5-3-3.(ステップ5.3)添付ファイルのアップロードの追加

1.アプリ選択は「kintone」
2.アクション選択は「レコードのアップロード」
3.認証コネクタは、「コピー先アプリ」のものを選択、
4.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
ファイル 個別に指定する
ファイル名 <5.2:name>※
ファイル内容 ファイル内容

※<5.2:name>は、右の出力データ項目の「ステップ5.2 添付ファイルのダウンロード」の
file > name

「テスト実行」「完了して次へ」をクリックして、ステップ5.4を追加します。

5-3-4.(ステップ5.4)レコードの更新の追加

1.アプリ選択は「kintone」
2.アクション選択は「レコードの更新」
3.認証コネクタは、「コピー先アプリ」のものを選択、
4.基本設定は以下のように設定します。

項目 設定する値
更新タイプ レコードID
レコードID <5.1:レコード番号>※
フィールドの指定 コピー先添付ファイル
(更新内容)コピー先添付ファイル <5.3:fileKey>※

※<5.3:fileKey>は、右の出力データ項目の「ステップ5.3 添付ファイルのアップロード」のfileKey

「テスト実行」して問題がないことを確認したら完了です。
添付ファイルを除いたフィールドがコピーされた後、添付ファイルは別途コピーされます。

ステップ5.3 添付ファイルのダウンロード/5.4 添付ファイルのアップロード/5.5 レコードの更新の「テスト実行」は一連で行わないとfileKeyが毎回変わるため、「指定したファイルが見つかりません」になります。

6.まとめ

「表形式」データなどポイントを理解するのに時間がかかりましたが、触れば触るほどコツがつかめてきました。
次は複数添付ファイルのコピーに挑戦していますが、こちらは一筋縄では行かなさそうです。

つづきはこちら

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