2024.8よりMicroSoft資格の取得を始めて早4か月が経ちました。
開発できるようになる事が目的なので丸暗記ではなくMicrosoftLearnを中心に手を動かして学習をしています。会社だとDataverseが許可されておらずモデル駆動型アプリなどできないものが多いので自宅にPowerAppsの開発環境が欲しくなり、最小コストで環境を取得すべく、調べた内容、実際にやってみた事を記事にします。 結論ですが、2024.11時点では無料で取得できなくなっており、Microsoft 365 Business Basicを購入しました。
MS365 Enterpriseは現時点でTeamなしのライセンスしかないのですが、MS365 BusinessもTeamなしのライセンス販売になりそうです。そうなるとTeamを別ライセンスで購入せねばならず、実質値上げとなる可能性が高そうです。
はじめに
Power Appsのライセンス体系について整理しておきます。
Power Appsのライセンスについて現在、購入可能なプランは3種類です。
①Power Apps 開発者向けプラン 無料
②Power Apps Premium ¥2,998 ユーザー/月
③Power Apps Premium (最小で 2,000 シート) ¥1,799 ユーザー/月
公式サイト PowerAppsの価格
上記以外では、一部の Microsoft365/Office365ライセンスに含まれる使用権があります。この”一部”という公式サイトの言い回しですが、Microsoft365 E3、E5、F3とOffice365 E1、E3、E5が対象です。Power AppsがEnterprise向けのアプリケーションなので、個人プランやビジネスプランには含まれないのだと理解しています。
④Power Apps Basic 無料
公式サイト Microsoft365/Office365 EnterprisePlanの比較
公式サイト Power Platform Licensing Guide June 2024.pdf
上記の前提を踏まえ、本記事においては①Power Apps 開発者向けプランの取得についての説明になります。②③Power Apps Premiumのようにマネージド環境の作成までは必要ないかなという事と④Power Apps Basicだと、Webhooks等々が使えないのと、Dataverseの使用がDataverse for Teamsに限定されています。Teamsを購入する場合ですが、 E1 Office 365 E1 (no Teams)(¥1,161円) と Teams(¥787円)で¥1,948 ユーザー/月のコストです。
2024年4月1日、マイクロソフトより、Microsoft 365セットプランとTeamsを分離して契約することが必須となりました。
Power Apps 開発者向けプランの取得(無料)について
では本題に入ります。
①PowerApps開発者プラン申し込み用のリンクです。
【無料で試す】をクリックすると、ポップアップ画面が表示されるのですが、職場または学校のメールを入力してくださいとあります。試しに個人のメールアドレスを入力すると弾かれます。
公式サイトを確認するとMicrosoft Entra ID がサポートする 職場または学校のメール アドレス を持っている人は、Power Apps 開発者プランにサインアップできます。 だそうです。(それとVisual Studio Dev Essentialsのユーザは特典に含まているとのこと)
という事は、Microsoft 365のテナント作ってアカウントの払い出しをしないといけないって事?うーん、少しdigってみたところ、2023くらいまでは、Microsoft 365 開発者プログラムというものがあり、そこで払い出したアカウントが使えたらしいです。しかしながら現在は、そもそも登録するのに、一般の方は使えない(Microsoftのパートナーとあるので、自社のメールアドレスならワンチャンいけるかも?)、かつ 【サンドボックスサブスクリプションの対象ではありません】 ということらしいので、個人で、Microsoft 365を契約するしかなさそうですね。
はい、じゃあ一番安くてTeamsが使えるプランで、以下を購入します(1か月だけは無料w)
Microsoft 365 Business Basic ¥899 ユーザー/月
お客様のビジネスに最適な Microsoft 365 プランを見つけてください
こちらを購入し、Microsoft Entra ID のカウントが作成できましたので、先ほどのPowerApps開発者プラン申し込みに払いだされたメールアドレスを入力してみます。(手順は省略します。流れに沿って入力していくだけです)
そうすると、
無事にPowerAppsが使えるようになりました。
Dataverse テーブルも作成できます。
microsoft-365管理センターを見ると、ライセンスが追加されています。
以上です。ご精読頂きありがとうございました。
PS.無料で作成できるという情報をお持ちの方がいらっしゃったらぜひ教えてください。
こちらの記事を参考にさせていただきました。有難うございました。