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2025 Microsoft Build: Code for Good

Last updated at Posted at 2025-06-05

はじめに

このたび、2025年5月19日〜22日の4日間、現地で「2025 Microsoft Build」に参加してきました。私はエンジニアではありませんが、一般の立場から見た最新技術(特にAI)やエネルギーに関する気づきを、みなさんとシェアできればと思います。よろしくお願いします。

The Hub: Code for Good

2025年のMicrosoft Buildでは、ソフトウェアエンジニア向けのセッションが多く開催されましたが、その中に環境や社会貢献について紹介するスペースも設けられていました。

IMG_1532.jpg
↑これは、「Code for Good」ブースの背面に設置されたパネルで、参加者は自由にレゴを使って作品を制作することができました。

特に印象に残ったのは、山火事の被害範囲を可視化する取り組みや、絶滅危惧種に関する研究の紹介でした。また、現地ではマイクロソフトによるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みをまとめた冊子を2冊いただきました。
Image_20250603_165411_066.jpeg

以下に、環境やエネルギーに関連する内容を抜粋してシェアします。

Become Carbon Negative

マイクロソフトは、カーボンネガティブの実現に向けて、主に3つの手段に取り組んでいます。

  1. 炭素排出の削減(reducing carbon emissions)
  2. カーボンフリー電力の利用拡大(increasing use of carbon-free eletricity)
  3. 炭素除去の実施(carbon removal)

:writing_hand:コメント:2つ目は、まさにShizen Connectおよび自然電力グループ全体の事業と直接関係しています。

マイクロソフトの影響

  • スコープ※1およびスコープ2の排出量を6%削減しましたが、2020年の基準と比べて、スコープ1、2、3を合わせた総排出量は29.1%増加しました。スコープ3の排出は依然として当社にとって最大の脱炭素化の課題であり、全社の各部門のリーダーが、スコープ3の排出を削減するために必要な追加対策を特定・策定する取り組みを進めています。
  • これまでに、世界24か国のプロジェクトを含む合計34ギガワット以上の再生可能エネルギー資産と契約済み。
  • 2023会計年度には5,015,019メートルトンの炭素除去を契約し、耐久性の低・中・高をバランスよく組み合わせたプロジェクトポートフォリオの構築を継続中。

※:経済産業省 資源エネルギー庁のウェブサイトより
知っておきたいサステナビリティの基礎用語~サプライチェーンの排出量のものさし「スコープ1・2・3」とは

Getting to Water Positive

マイクロソフトの影響

  • 150万人以上に清潔な水と衛生ソリューションへのアクセスを提供し、水アクセスに関する目標を達成しました。
  • AIワークロードをサポートし、冷却に水を一切使用しないように設計・最適化された新しいデータセンターを構築しました。

:writing_hand:コメント:2日目の基調講演(Keynote)の最後では、データセンターにおける環境への取り組みが紹介されました。ご興味のある方は、動画の1時間45分あたりをご覧ください。

Achieving Zero Waste

マイクロソフトの影響

  • 所有するデータセンターおよびキャンパスにおいて、18,537トンの固形廃棄物を埋立地および焼却施設への廃棄から回避しました。これは商業用旅客機45機以上に相当する重量です。
  • クラウドハードウェア全体で、サーバーおよび部品の再利用・リサイクル率が89.4%に達し、目標である90%に近づいています。
  • Microsoft製品のパッケージに使用される使い捨てプラスチックの割合を、目標であるゼロに向けて、2023年度には2.7%まで削減しました。

Protecting and Preserving Ecosystems

マイクロソフトの影響

  • 15,849エーカーの土地を恒久的に保護区域として指定し、目標としていた11,000エーカーを40%以上上回りました。
  • Microsoftのデータセンターが立地し、社員が生活・勤務する地域社会のニーズに応えるため、「Microsoft データセンター地域環境サステナビリティ プログラム」を通じて支援を行いました。2023年には、世界21か所で22件の新規プロジェクトに資金提供を行い、2万本以上の都市樹木の保全や、人間および生態系の利用に適した3万平方メートル以上の区域の改善を実現しました。

感想

個人的には、データセンターが今後どのようなスピードで成長していくのか、AIサービスの利用によってどれほどの電力が消費されるのか、そして他社がどのような取り組みをしているのかが気になります。

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